社会面(29面)に横浜市にある総持寺で私立T女子中・高校の生徒約1,000人が「耐寒座禅会」をした記事と写真が掲載されています。座禅といっても足を組む本式の座禅ではなく正座です。したがって、掲載の写真は制服を着た女子中・高生がずらっと正座をしている壮観な構図です。この日の横浜市の最低気温は5.3℃で、その中約30分間にわたって現代っ子たちが正座させられたわけですが、さぞかしきつかったと思いきや、インタビューに答えた高校3年生は「生きる喜びを感じた」とのこと。お仕置き正座にも幾分宗教的色彩が込められていると思いますが、さすが100%の宗教正座は訳が違います。こちらもすがすがしい気持ちになりました。
高等学校の教諭である著者が、学校で行われている正座や作業罰(罰掃除等)について、なぜこれらの罰が多用されるのか、その問題性について考察を行っています。正座罰の羞恥性について取り上げているのでも興味深いです。
この論文は、大阪高等学校教育法研究会の以下のURLで参照できます。
http://osaka.cool.ne.jp/kohoken/lib/khk066a2.htm
この論文は、大阪高等学校教育法研究会の以下のURLで参照できます。
http://osaka.cool.ne.jp/kohoken/lib/khk066a2.htm
社会面(22面)の「不惑の肖像」というコーナーに長崎市の会社員男性(47歳)の家庭での正座罰の思い出が掲載されています。
以下に正座体罰の記述があります。
<11頁(息子の床正座事件というタイトル)>
体罰の話題がでていたとき、親が、息子のクラスではどうかと聞いたときの話です。
「・・・ボク・・・いま机なしだよ・・・」
久しぶりに、家族全員の顔がそろった夕食の席でのことだった。小学三年の息子は、私に促されポツリポツリと話しはじめた。
「授業中におしゃべりしちゃったんだ。だから罰で、床に座るんだ。ボクだけじゃないよ。ほかの子も座らされているよ」
<96頁(校則が原因で学校に行かなくなったという少女のこと)>
ある朝、髪の毛を結んでいた黒いゴムが見当たらないので、小学校のときに使っていた青いゴムで止めていった。正門のところで制服チェックにつかまる。みんなの前で怒られ、正座させられた。
<114頁(16才の少年が過去に受けた体罰のこと)>
小学校4年まで埼玉県の公立の学校にいた。運動会の行進の練習のとき、足のあげ方、腕の角度がほかの生徒と違うと言われ、罰として二百人ぐらいが見ている前で、彼一人、二時間も校庭をぐるぐる行進させられた。それから1時間、冷たい体育館の床に正座。
<165頁(一冊の報告書のなかの実例)>
校則違反に対し、学年集会で訓話のあと、職員室で正座させて殴打し、さらに登下校時に校門で正座させる。
<11頁(息子の床正座事件というタイトル)>
体罰の話題がでていたとき、親が、息子のクラスではどうかと聞いたときの話です。
「・・・ボク・・・いま机なしだよ・・・」
久しぶりに、家族全員の顔がそろった夕食の席でのことだった。小学三年の息子は、私に促されポツリポツリと話しはじめた。
「授業中におしゃべりしちゃったんだ。だから罰で、床に座るんだ。ボクだけじゃないよ。ほかの子も座らされているよ」
<96頁(校則が原因で学校に行かなくなったという少女のこと)>
ある朝、髪の毛を結んでいた黒いゴムが見当たらないので、小学校のときに使っていた青いゴムで止めていった。正門のところで制服チェックにつかまる。みんなの前で怒られ、正座させられた。
<114頁(16才の少年が過去に受けた体罰のこと)>
小学校4年まで埼玉県の公立の学校にいた。運動会の行進の練習のとき、足のあげ方、腕の角度がほかの生徒と違うと言われ、罰として二百人ぐらいが見ている前で、彼一人、二時間も校庭をぐるぐる行進させられた。それから1時間、冷たい体育館の床に正座。
<165頁(一冊の報告書のなかの実例)>
校則違反に対し、学年集会で訓話のあと、職員室で正座させて殴打し、さらに登下校時に校門で正座させる。
TBS系で放送されている夕方のニュース番組「ニュースの森」の特集で、某家電量販店の新入社員研修への密着リポートがあり、夜更かしした女性新入社員が罰として宿舎の廊下に正座させられているシーンが放送されました。しかも、夜更かしなどの規則違反者は翌朝マラソンもさせられ、いままでの学校での甘やかされた生活が吹っ飛ぶかのような内容です。正座に限らず、企業内でのお仕置きはファンタジーの世界と考えていましたので、すごく貴重な映像です。