あたりまえ
あたりまえ
こんなにすばらしいことを
みんなは、なぜ、よろこばないのでしょう
お父さんがいて お母さんがいる
手が二本あって、足が二本ある
行きたいところへ、自分で歩いていける
手をのばせば、なんでもとれる
音が聞こえて、声が出る
こんなしあわせは あるのでしょうか
しかし、だれもそれをよろこばない
あたりまえだと笑ってすます
食事が食べられる
夜になるとちゃんと眠れ
そしてまた朝がくる
空気を胸いっぱいすえる
笑える、泣ける、叫ぶことができる
走りまわれる みんなあたりまえのこと
こんなすばらしいことを
みんなは、決してよろこばない
そのありがたさを知っているのは
それを失った人たちだけ
なぜでしょう
あたりまえ
<これは、悪性腫瘍で亡くなられたある医師の詩です>
気の癒し 整体&リフレ いなよし