日銀は18日、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁の声明を受け、協調行動の一環として、為替市場でドル買い/円売り介入を実施した。介入はドル/円相場を3円以上押し上げると同時に、最近の円高の主因である海外勢の「円資金調達難(円クランチ)」を解消する効果をあげた。
介入規模は現時点では正確に把握できないが、一部では2兆円規模になったとの見方もある。市場筋によると、81円半ばから下ではまとまった規模での円売り介入が実施され、「円クランチ」に苦しむ海外勢にとっては十分な円の流動性が供給された。日銀の介入を受け、ドルは朝方の安値78.83円から81.90円と3円以上急伸した