最近は男女関係も多様化が進んでいるのか、『カモフレ』なんて言葉まで作られています。これは『カモフラージュフレンド』の略称らしく、『恋人っぽく振る舞うけど実際はただの友人』というもので、一見すると意味が分かりません。
ただ、私もカモフレに誘われてしまい、それに合わせていたのですが…『恋人気分を味わえるものの、面倒はない』という関係は、悪くありません。セックスどころかキスしないことも普通ですが、やってみる価値はありますよ。
私の場合、元クラスメイトに誘われたのがきっかけでした。その子とは中学からの付き合いで、社会人になってもやり取りはしており、お互いに恋人がいませんでした。ただ、この子と付き合うとかは考えられず、普通に告られたら断っていたかもしれません。
しかし、クリスマスを目前にして「クリスマスなのにお互い一人って寂しくない?だから、カモフレとかしてみない?」と誘われたとき、「まあそれなら…」と受け入れたのです。
クリスマスに手をつないでイルミネーションの中を歩いたのですが、周囲にはカップルだらけで、本来なら独り身ではつらいですよね?けれどカモフレとはいえ女性と歩けたのは、ちょっとした充実感がありましたよ。
こうして、『恋人が欲しい期間』だけはカモフレとして会い、この摩訶不思議な関係を楽しんでいます。