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40年以上も前に製造された乗用車が、長井市の長井工業高の生徒らの手で再生された。21日に高畠町で開かれる「クラシックカーレビューIN高畠2012」で「公道再デビュー」を果たす。
「往年の名車『ダイハツ コンパーノ スパイダー』をみんなで甦(よみがえ)らせよう」と銘打った事業。同市高野町2丁目ですし店を経営する飯沢徹さん(61)が企画。事業費の一部は、長井まちづくり基金から助成を受けた。
飯沢さんは1968(昭和43)年型の同車を70万円で購入。その希少性から流通パーツが少なく、修復が困難とされているが、産業界との連携作業は地元高校生の技術力向上につながるだけでなく、よみがえったクラシックカーは長井の観光資源にもなるはず、と長井工高に参加を打診。同高機械システム科3年の「自動車研究班」の8人が、自動車鈑金塗装業・ボディセンターの佐藤重美社長(67)らの指導を受けながら6月から取り組んできた。
生徒はライトやミラー、内張り、シートといった外装、内装を外したり、全塗装の前の作業などを担当。トランクを開けた際に落ちないよう支えるステと呼ばれる部分や、欠けていたフロント部分のモールも作製した。
赤いボディー、4人乗りの1000ccでエンジン音はトラクターのよう。11日までにナンバープレートも取得。28日には、ながい産業フェアでも展示し、ブースを設け作業の様子なども広く市民に紹介する。
「興味を持って取り組んでもらえた」と佐藤社長。飯沢さんは「想像以上の出来。高校生をはじめ、みんなの力が結集し、100%再現することができた」と笑顔をのぞかせる。来年7月の長井おどり大パレードでは先導車として使ってもらったり、市内外のイベントなどへの展示貸し出しも行う計画だ。
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