気ままに ヨリミチ しましょ♪

ファインダーの代わりに 深呼吸をしたら
小さな感動に出逢うかも・・・・

まわる

2017-11-22 | 音の詩

カラカラカラ
水に押されて 水車がまわる

カサカサカサ
風につつかれ 風車がまわる

クルクルクル
上機嫌な音楽に 木馬がまわる

コチコチコチ
規律正しく 時計がまわる

ゴトゴトゴト
外に内に 電車がまわる

おはよう
おやすみ
朝と夜と 地球もまわる

あれこれ考えてると
目がまわる

まわるためには
中心が必要なんだなぁ~
 


雨おと

2017-10-02 | 音の詩

雨が降ってる
ずっと

時折
止んだかのような気配に
外を覗いてみる

平面な薄ねずみ色の空は
ただぼんやりとして
雨つぶまでも見えなくしてる

こんな日は
どこにも出掛けたくないものよね

雨音に負けないくらい
少しボリューム上げて
ボサノバなんか聴いてみたりする

雨音に負けないくらい
心拍数をあげて
恋しい人を想ってもいいよね

雨音に負けないくらい
途切れず 
一途に

平面な薄ねずみ色が
いろんな隔たりを
なくしてくれるから


 


乾いた「さよなら」

2016-06-11 | 音の詩

さよなら
乾いた声でそう言った
君の目からは
涙はなかった

ただ その瞳には
海の青さや
空の高さや
風のそよぎが映っていた

その奥にしまい込んだ
君の
一人ぼっちの孤独感は
僕にはわからなかった

 

さよなら
僕も言った
僕は君ほど強くないから
乾いた声ではなかったけど
それでも
君の瞳からは 逃げなかったよ

 

人は
時に
素直だけでは進んでいけないこともあって
人は
時に
ウソツキを美しいとさえ勘違いする

 

乾いたさよならが
二人の心の代わりに
パラパラと 
砕け散っていった



 


あのね 人魚がね

2016-05-25 | 音の詩

波か?

いや
聞こえるはずないよな 
海なんて どこにも見えないし

でも
遠くかすかに聞こえたような気もする

あり得ない
海なんて どこにもないんだから

そう思いながら
そっと窓を開けてみた

辺りは
5月の新緑の葉が揺れている
どこにも波の音なんて しやしないのさ

ふっと苦笑い

なのに
幾たびも消してきた
君の言葉が
また よぎる

「海にはね 人魚が居るんだよ
 恋しい人に逢いたくて
 言葉を失くしても
 どうしても 伝えたいって・・・」

「作り話だろ?」

そう言って 言葉を遮ったのは
君の一途さに
照れたからかも知れない

ちゃんと
君には 人魚の声が聞こえてたんだね
今になって そう思うよ

確かに 海はここには無い
でも
もしかしたら・・・
なんて思うのは
君に感化されたのかも知れないな

それとも
風に乗って
ほんとうに聞こえたのかな

 


 


Silvery Waves

2016-03-22 | 音の詩

 

銀の波
ゆら ゆら ゆらっと

白でもなく
黒でもなく

光を捉えたら
銀の花びらとなり
波間にゆれる
ゆら ゆら ゆらっと

時に白く
時に黒く

光と踊り
波と踊り
ゆら ゆら ゆらっと

汐風も舞い
鳥も歌う
ゆら ゆら ゆらっと

銀の花びら
波間に漂い
胸にあなたを
描きながら