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Blog ☆ Kevin's Garden

ケビンの徒然草です。家族と友と音楽と。備忘録的な…モノです。

勘三郎さんの思い出

2012年12月05日 | ブログ
中村勘三郎さんが亡くなった。
大切な「日本人」をまた一人失ってしまった。

ご冥福をお祈りします。

日記のタイトルだけ見ると、何かすごい人脈・交流があるみたいに
思われますな。

そんな大げさなもんじゃなくって、単に1度だけ同じエレベーターに
2人だけで乗り合わせたというだけなのですわ。

10年程前、私はかつて勤務していた証券会社の法人部で松竹の担当
だった。
その日もいつもどおり東銀座の松竹本社の秘書室に向かっていた。
エレベーターが閉まる直前、
「あ~っ、すいませ~ん!」と飛び込んできた小柄な男性。
キョロキョロとエレベーター内の案内表示を見ながら汗を拭く。
「ほんと、すみませんでしたね、ほんと…」
やたら腰が低いし。汗ダクだし。

あれ…なんか見たことあるオッサンだな…
あっ、カンクローだ!
そう、当時の勘九郎さんでした。

なんか、いい感じの人だね。

TVで見たとおりの印象でしたな。

で、エレベーターが止まり、同じフロアーで降りた。
カンクローさんはアタフタと私と反対方向に行っちゃった。
忙しい人だな。

「こんにちわ~」と秘書室に入ると
何故か皆さん直立不動で私を出迎えてくれる。
いつもはツンツンして鼻も引っ掛けない美人秘書さんまで
満面の笑みで私を出迎える???

次の瞬間、私の顔を見るなり
「なんだ、スズキさんか…」とヘナヘナになる。
美人秘書さんも損したような顔つきに。

あ、そういう事ねと気付いたら

「すみませ~ん、部屋間違えちゃった!」
と言いながらカンクローさんが入って来た訳だ。ね。

口開けて立ってる私にまたニコニコ会釈しながら、社長室に
案内されて行ったわ。

いい奴じゃん!

本当、この程度のたわいのない「思い出」話ですけど、
これだけでも勘三郎さんの人柄が偲ばれるでしょ。

合掌

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