
切り株に
これほどまでに
苔むすは
幾多の季節
移ろいせしか
前略
ご無沙汰しております。残暑厳しきおりなれど,いかがお過ごしでしょうか。あなたに逢えなくなって,幾星霜。折に触れて思い出しています。
いつも思い出すのは,
大学2年の時,同じクラスから同じ大学に入学してた友達が
「えっちゃん,あんたのこと好きだったんよ。でも,手ぇ出さないから。他の男と付き合っちゃたのよ」
と教えてもらいました。
でも,
「そんなこと,知らんでぇ。ちゃんと言って欲しかったのに」
としか言えませんでした。
高校の時は,あなたは,私にとって憧れだったんですが。なんせ成績は,私より上位。授業でも,いろいろ助けてもらいましたね。別に私が,助けを求めたのではなく,あなたからの自主的な助けでしたが。
ところが,私は,部活に一生懸命。日曜日は試合が。放課後は,ひたすら練習に明け暮れてました。クラスが同じだったので,遠くからなたの事を見ているだけで幸せでした。
大学も,インターカレッジとか,大学駅伝と,練習が終わってからデートなんて,考えられなかった。
なんせ,入部したてで,
「4年神様,3年人,2年奴隷で,1年虫ケラ」
って、教えられてるから。
とてもじゃぁないけど,デートなんて考えられなかった。
そんな事を思い出しています。今,あなたが幸せである事を思いつつ筆を置きます。
草々
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