7 チェンマイは,ランナータイの中心都市。バンコク王朝との戦いに敗れて,其の支配に屈しました。其のため,焼けて,土台だけになったwattsが,多く見られます。日本語では,廃寺と呼ぶのでしょうが。
赤いハイビスカスの向こうに,壁だけ残された,多分伽藍だと思いますが,見えます。
少し,歩くと,違うWattsの跡が。
ここには,仏塔の跡が,其の姿を見せてくれます。壁は剥がれ,煉瓦だけが残っています。敬虔な仏教国であるが故に,取り壊されることなく,其の姿を今に残しています。
かっては,この伽藍で,絢爛豪華に装飾を施された仏塔を見ながら,幾多の出家者が,修行に,励み,読経する声が響わったったことでしょう。「祇園精舎の鐘の音,諸行無常の響きあり」とか。かっての栄華も,戦火の下で耐え,今に「戦いの無慈悲」を伝えるのでしょうか。
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