日々是興味深々

日々の生活の中で興味を持った光景を画像に切り出した日記帳

縄張り

2011年05月31日 | Weblog


あんだ?お前!
雨宿りさせろって?
三匹でもういっぱいさ。
ここは、俺達のシマなんだ、よそ者は消えな!
他を当たりなって!


何?他は遠いだと?
そんなこと俺達猫の知ったことかい!
さっさと失せな!


お前もしつこい人間だね。
人間、あきらめが肝心っていうじゃねぇか。
あきらめて他を探しな。



まだ居るのか?
それになにやらカチャカチャ・・・なんだよ、それ。
まさか、やろうってんじゃねぇだろうな。
上等じゃねぇか、かかってきな!


やばい!本当に向かって来きやがった!
逃げろー!!!


       

              by 猫









■Camera  :Canon EOS 7D






お気に入りの一輪を探す

2011年05月30日 | Weblog

雨の中、まだ誰も居ない庭園で一輪の彼女を探す。
姿、形それに色合いで申し分ない彼女は何処にいるのか。
薔薇は、紅に限るの信条どおり、真っ先に紅い薔薇のもとに行き、探すもお気に入りは居なかった。

凛々しく、媚びずに毅然とした彼女を長い時間をかけてやっと見つけた。
気高く、美しい彼女の姿を、息を殺し全神経を集中させて画像に収める。
たった一度の告白の証をこの胸に刻むように・・・。






■Place :東京都新宿区「新宿御苑」
■URL: http://www.fng.or.jp/shinjuku/shinjuku-index.html
■ROSE:Queen Margarethe(クイーン・マルガレーテ)
■Camera  :Canon EOS 7D




誰も居ない

2011年05月29日 | Weblog

雨の日の庭園は、誰も居ない。
いつもなら、どこかのベンチには誰かが座っているものだが、流石に雨降りでしかも台風まで接近しているという週末にここを訪ねるのは、御苑マニアの私くらいだろうか。
人気の無い園内は、ものすごく静か。
雨降りのせいか、カラスさえ鳴かない。
広大な敷地を独り占めしているようでなかなか良い気分だった。





■Place :東京都新宿区「新宿御苑」
■URL: http://www.fng.or.jp/shinjuku/shinjuku-index.html
■Camera  :Canon EOS 7D

何を奏でようか

2011年05月28日 | Weblog

誰も居ないホールのステージに一人上がり、譜面の置かれていない譜面台の前に立つ。
フォークソングからロックンロールへと短い思春期に音楽の嗜好の変遷を重ねながら、誰でもそうであったようにギターを手にし、譜面が読めない中で脳裏に焼きついたメロディーを頼りに弦を爪弾き音を拾う。

指先の神経がなくなるほど、毎日暇さえあればギターを弾き鳴らし、やがて自分の中に奏でられるレパートリーができると仲間を募ってバンドもどきを結成して、いっぱしのミュージシャンを気取った時代。

人前で演奏するのは、せいぜい学園祭くらいなもので、まともなホールなどでは到底演奏など叶わなかった。
このくらいのホールで一度でよいから演奏してみたかったという想いが蘇る。
ギターを手に無くなって既に数十年、一小節すら弾けない現在なれど、ギラギラしていたあの時代の熱き心は、微かに深い海の底でくすぶっている。

さて、今日は何を奏でようか。
ビートルズ?それともキャロル?果ては、ローリングストーンズにでもしようか。
その前にあの時代の仲間をここへ呼ばなくては・・・。









■Place :神奈川県横浜市「横浜市開港記念会館」
■URL: http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kaikou/jack.html
■Camera  :Canon EOS 7D



新旧の対比

2011年05月27日 | Weblog

ライト兄弟のフライヤー号よろしくはるか昔の飛行機の向こう側にプロペラ機。
新旧の対比なれど、プロペラ機は、既に旧の範疇。
人類は、現代にあって本当に空を手中に収めたのか?

空気を切り裂くようにあっという間に駆け抜けるジェット機は、かつで人類が夢に見た「鳥のように空を飛びたい!」とは程遠い気がする。
むしろ手前のオブジェのような飛行機で優雅に地上を眺めながら飛ぶほうが、夢に見たイメージに近いのではないかと考えてしまう。








■Place :埼玉県所沢市 航空記念公園
■URL: http://www.parks.or.jp/koen_main/tokorozawa-kokuu2.html
■Camera  :Canon EOS 7D

憧れの薔薇

2011年05月26日 | Weblog

皇太子ご夫妻のお子様、愛子様の名前を冠した薔薇があるというのは、以前から知ってはいたが、どんな薔薇なのか実物を見たことは無かった。
薔薇の季節になり、そのことを思い出し、何処に行けば見られるのか調べると新宿御苑のバラ園にあることがわかり、休日に一目散に出かける。
開園と同時に入園し、一目散にバラ園に向かった。


目にしたプリンセス・アイコという薔薇は、全体が薄いピンク色で所どころグラデーションを纏ったすばらしい薔薇だった。
良くお笑いになられていた愛子様にふさわしく、可憐で美しい薔薇で見ているだけで微笑ましい気分になってくるようだった。
まだ実物をご覧になったことの無い方には、是非一度見学されることをお勧めしたい。









■Place :東京都新宿区「新宿御苑」
■URL: http://www.fng.or.jp/shinjuku/shinjuku-index.html
■Rose : プリンセス・アイコ
■Camera  :Canon EOS 7D






構いたい

2011年05月25日 | Weblog

子どもの頃から猫を見ると構いたくなる。
大人になってだいぶ落ち着いたが、一時期は猫を見るたびに追い回していた時代があった。
かといって家で猫を飼っていたわけではない。
母親が猫が大変苦手だったからだ。

で、私はといえば、犬が大の苦手。
もちろん飼う訳も無い。
結局、動物や生き物を飼う土壌がなかったので、あまりご縁がなかったのだ。


なんで猫を構いたくなるかといえば、毛がふさふさして気持ちよさそうだから。
つい弄り回したい衝動に駆られる。
この日も二匹の猫が気持ちよさそうに寝ている。
弄りたい衝動に駆られるも、いきなり触りにいっては駄目。
少し離れた場所から眺めると猫が頭を少し上げ、こっちをチラ見する。
それで体を起こさなければ、警戒していない証拠。


少し距離を詰めると、またチラ見。
まだ警戒してない。
で・・・すぐ脇に詰め寄りじっと眺めても体制がそのままであれば、お触りオーケー。
最初に頭を撫で撫でして、喉をグルグル鳴らし始めたので、散々弄り倒して大満足でその場を離れた。
久しぶりの充実感だった。







■Camera  :Canon EOS 7D

日本画をイメージしてみる

2011年05月24日 | Weblog


見慣れた蓮池の蓮の花は、去年も撮影し、このブログに掲載した。
今年も同じ場所で、同じ花の様子を撮影してみる。
ただし、撮影前に頭の中で下書きをしてイメージを膨らませてから・・・。

モチーフが蓮の花なので、日本画のイメージで撮影してみた。
掛け軸を思い描き、シーンを切り取る。

なんとなくそうであるような、ないような・・・。
見れば見るほど、分からなくなってしまった。









■Place :東京都江戸川区「行船公園」
■URL: http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shisetsuguide/bunya/koendobutsuen/gyosen/index.html
■Camera  :Canon EOS 7D





白鷺の鏡像

2011年05月23日 | Weblog

森の中にひっそりと水を湛える沼に一羽の白鷺が飛来して、なにやら忍び足で移動する。
さては、餌を取りにきたのだなとすぐにわかった。
時折首を長く伸ばしては、周囲の様子を伺う。
木々に囲まれているせいで、この沼は全く風の影響を受けない。
水面は、波立たず常に鏡のように滑らかだ。
水面に白鷺の白い体が写り込んで鏡像となっている。
何だか { の記号のようで面白い風景となっていた。








■Place :東京都新宿区「新宿御苑」
■URL: http://www.fng.or.jp/shinjuku/shinjuku-index.html
■Camera  :Canon EOS 7D







花の憂鬱

2011年05月22日 | Weblog


かつて、花の撮影が得意な知人がいた。
撮影技術が抜きん出ているわけでもなく、カメラに詳しいわけでもない。
撮影に使うカメラは、普通のコンパクトデジカメなのだが、時折ハッとするような花の画像を撮影していた。

どこが違うのだろうかと散々考えて、近頃あることに気づいた。
私は、花は花として捉えているだけだが、その知人は花を景色として捉えているのかも知れない。


「花を景色として切り出してみよう」


そう決めて近頃花の撮影に勤しんで来たのだが、なかなか旨い画像が撮影できない。
ある知人にその話をすると「花を花として撮影して何が悪いの?」と問われてしまった。


自宅近くに綺麗なバラ園があって、今薔薇の開花の真っ盛り。
いそいそとバラ園に赴き数々の満開の薔薇の中に身を投じ、早速撮影に興じる。
「花を風景として・・・」
そう念じてファインダーを覗き込むと「花をはなとして・・・」という別の想いが脳裏を過る。
どっちつかずに混沌の中で只管シャッターを切り続け、気がつけばもう6時間もバラ園に居た。
結局、花を風景としては切り出せず、花は花としての撮影と相成った。







■Place :東京都江戸川区「総合リクリエーション公園」
■URL:http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shisetsuguide/bunya/koendobutsuen/c_recreation/index.html
■Rose : 銀嶺
■Camera  :Canon EOS 7D