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猫と暮らす日々の覚え書き。気まぐれ更新&気まぐれ返信。無断転載・使用はご遠慮ください。

去年の3/21

2018-03-21 22:36:48 | カナ
救急病院に向かうタクシー、猫好きな運転手さんのマシンガントークを上の空で聞きながら、
キャリーに入れたワタシの手のひらにそっと顎を載せていたカナくん。
あのかすかな重みをまだ憶えている。

病院で残された時間が1〜2日であることを告げられた後、
ガラス張りの酸素室の中でこちらに訴えかけるように鳴いて動いていたカナくん。
先生はもう意識は薄れているようなことをおっしゃっていたけれど、
身体が動いていたのも痙攣だったのかもしれないけれど、
ワタシには「お家に帰りたい」って言ってるように見えた。

とにかく、意識があるうちに連れて帰りたい。
チャロさんが待っている家に、短い期間だったけれど一緒に暮らした家に連れて帰りたい。
多分、あの時が一番取り乱していた気がする。

帰りのタクシーは静かで、とにかく一刻も早く家に着くことだけを願っていた。
そして、無事にたどり着けることができた。

あの夜のこと、忘れることはないだろうな。





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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Parama000)
2018-03-22 07:16:53
カナくんの魂に平安あれ幸あれ。
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Unknown (Unknown)
2018-03-22 08:15:44
この日から25日までよく頑張ったね。
カナくん、58さんのそばから猫神様の所へ旅立てて、本当に良かったね。
カナくんの目、ガラス玉みたいにくりっとしていて、澄んでいて綺麗。
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Unknown (ノア)
2018-03-22 19:13:20
58さんの辛さや葛藤が伝わってくるようなお話でした。 そしてかな君の写真の素敵な事!!赤ちゃんみたいに屈託のない瞳に58さんへ信頼が想像できます。
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Unknown (ちづまる)
2018-03-23 18:43:07
あら、かわいいうさぎ耳ねこ(*´ω`*)
本当に惹き付けられる眼だなぁ。
一年前、カナくんも58さんもすごくがんばったの、よく覚えています。
私もいつか一人できちんと見送れるかなぁ。
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Unknown (Unknown)
2018-03-23 22:58:51
カナ君と58さん、ふたりの絆が感じられるとってもステキなお写真だと思いました。

カナ君の瞳がキレイ過ぎて。。
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Unknown (ごんべい)
2018-03-24 01:40:37
あぁ、一年が経つのが早すぎて…

58さんとカナくんへの優しい思いに泣いてしまいます。
このカナくんの表情見てたら、もう言葉はいらないですね。
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Unknown (Unknown)
2018-03-24 07:41:22
ちょうどカナ君に合わせたようにあちらこちらで桜が見頃を迎えていますね。
明日満開のところが多そうです。
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もう一年ですか… (ひとんこ)
2018-03-24 21:38:28
早いですね。
カナくんは色々ツラかっただろうけど、
58さんとチャロくんがいるいつもの空間に戻って来たかったんだね。

我が長老ちゃろくんが亡き後の長老として任命(?)した
めろたんも亡くなる時、帰宅が遅かった私を待っててくれました。
モミモミしながら胸の中で逝きましたよ。
ちなみに長老ちゃろくんも、めろの兄弟らむもアンコいけます。

58さんとカナくんが気持ち安らかにお花見できますように
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Re:2018-03-22 08:15:44 (58)
2018-03-28 12:09:25
もういつ旅立ってもおかしくない状況だったので、本当によく頑張ってくれたと思います。
看取りたかったけれど、お家で一緒にいる時で(ワタシ寝てたけど!)、
よかったなと思います。
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ちづまるさま (58)
2018-03-28 12:09:38
えへ、ご自慢のうさぎ耳ですよ。
カナくんの頑張りを覚えていてくださって、ありがとうです。
一人だと全ての決断を自分が決めなくてはいけないのが、ちょっとしんどかったです。
あと、一緒に暮らす人がいれば、最後の時が近づいても交代制で見てられるから、
看取ってあげられたんじゃないかなあとか思ってしまったりもします。
でも、周囲の人たちにたくさん支えてもらえて、ネットを通してもたくさんの方が見守ってくれて、
今もこうやって覚えていてもらえていることを思うと、お別れは辛かったけど幸せだったなと思います。
ちづまるのことも応援しますね!。って、まだまだ先のことだとは思いますが。
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