27日 日曜日 朝、仙台市内のホテルを出発。
市内のホテルは暖房なし、お湯も出ない。
しかし、泊まれるだけまし。
(寝袋も用意していたけど、なんとか)
26日ガソリンが高速道路の給油所で入れられたので満タンで出発
まずは昨日、暗くて行けなかった七ヶ浜町へ
途中の仙台市内のガソリンスタンドは、200台以上並んでいて、携行缶を持っている人も50人くらい並んでいる・・・
普通に並んでたら何時間かかるのか!!
その前に在庫がなくなるような・・・
でも営業しているだけマシかも
営業してないスタンドがほとんどだから
多賀城市に入ると、幹線道路の脇に流された車が何百台も!
スーパー、電気店、ディーラーなどお店がみんな津波で。
途中、信号が付いていないところもあり、昼間見ると昨日とは違った印象です。
七ヶ浜町へ入る。
海の方は全滅との話で、海沿い道は壊滅。
内陸の方は、津波は着てないけど、まだ水道が復活してないとのこと。
お客さんの無事も確認。
津波に流されたけど助かったと!
海岸線にいるお客様も無事との情報があり、一安心。
次に、テレビでも流れていた、東松島市へ
塩釜を通ると、道に船が何隻も上がっている。
テレビで見るより衝撃的!

海沿いを走り、松島へ。
松島はテレビで行っていた通り、そんなに被害はないように見える。
しかし、地震の揺れ、ライフラインの壊滅はあると思うけど。
東松島市へ入り海岸線に近づいていくと、流れた木材の山
野蒜駅のあたりは家はない、信じられない光景。
多賀城は建物が残っていたから、マシのように思えてくるというか、なんというか!
鳴瀬川を超え街の方へ
航空自衛隊の松島基地(F2戦闘機が冠水した)の内陸側
お客様の自宅は平屋で、屋根まで冠水しているようだ、人の気配はなかったが、近所の人が「横浜に避難していると情報が有り、一安心」
この地区のほかのお客様は自宅やお店が浸かっていたが、無事で、お話しすることも出来た。
被災者の方も、苦しいと思うが、がんばっていただきたい。


石巻市街へ移動。
街中には自衛隊の方々も復旧作業をがんばっている。
道の両脇に水に浸かった家財やゴミの山が。
三条の水害の時のようだけど、泥の量や流れ着いてきた量が違うような。
何軒かまわらしてもらいましたが、海に近い地域はひどい。
電話はつながらないが、直接お伺いして、お客様の無事が確認とれて、ひと安心。
郊外の野球場のある公園では新潟の消防がベース基地を張っていて応援に入っている。
三条、燕、見附、長岡等各地区の消防車が来ている。
ちょっと新潟からも応援イきてると思うと、感心してしまう。
最後に女川町へ
先週はまだ行けなかった、この町に向かってみた。
時間は6時頃で暗くなってきていた、途中までは電気も有り、道も問題はない。
しかし峠を越えて見えてきた景色は、言葉が出ない。
ある程度海抜が高い地域のはずなのに、この流木の山は・・・
言葉では表せない様子。
お客様の所は高台にあったのだがそこまで水が着ている。
海抜20mはあるのに・・・
自宅は残っているが、人の気配はない。
近所の方がいたので聞いて見たが、家族の方が亡くなったみたいだが、あまりわからないみたいだ。
暗くなってきて、どうしようもないので戻ることに。
しかし、この景色は忘れない。
色々な被災地を見てきたけど、これほどの所は初めてだ。
しかしこれより北の、リアス式海岸エリアはずっとこんななのだろう!
新潟も災害が多く、その度に復興してきた。
東北の方達もがんばていただきたい。
この後に、仙台市内に移動。
節電のせいか、街は暗いけど今まで見てきたところに比べれば・・・
夜9時には仙台出発。
途中ガソリンを入れたかったのですが、東北道は全部、給油できない
磐越道でなんとか、ハイオクと軽油が売っていたので、少しだけいれて無事新潟へ。
報道されている部分は、ほんの一部分に過ぎず。
同じ街でも、ライフラインの復旧がぜんぜん違うし。
道はあるのに物資がないところもあり、優先順位とかもつけられないだろうけど、行政にもしっかりと対応してほしいと思った。