「南極大陸」第五話 ＊追記しました。

昭和３２年８月、第二次南極観測隊が結成される。
倉持さん達は、もう南極で半年の時間を過ごしているのですね。

倉持さんを、すっごい心配してる氷室さんですが、
いつの間に？
カエル島の探検から、一日遅れて帰ってくる犬ぞり隊。
体調の悪いシロ子を心配してる倉持さんの横に
ピッタリいるクマが、可愛い～

半年いる間に、もう皆さんが
越冬生活に慣れていますね。
倉持さんも、雪焼けして逞しい感じです。

シロ子が、お目出た。
この子は、南極で何匹も子犬を産むんですよね。

雪上車が故障し、犬ぞりだけでボツンヌーテンを目指したいと。
気象に詳しい氷室さんに、一緒に行ってほしいと頼んでいます。
氷室さんだけ、ずっと外に出ていないような色の白さですね。

氷室さんに断られ、苦渋の表情の横顔が綺麗！

タロ・ジロと向かい合ってる氷室さん。
何かを喋っているかのようなタロ・ジロが、また可愛いです。
「行こうよ」と言ってるの？

氷室さんに必死に訴える倉持さんの瞳が、キラキラしてるね。
「あの山の向こうに、日本の未来がある。」
ついに同行する事にした氷室さんとのシーンが、いいですね。

何かと反発しあいながらの２人。
あのブリザードの中でも、ワンちゃん達は、平気なのかなぁ。

吹雪の中進む犬ぞり隊。
ほんと大変！
テツは、どこへ？

＊＊＊

凍傷になったり、位置が分からなくなったり・・
あのブリザードの中、小さなテントで・・私だったら耐えられません。

朝、ワンちゃん達の鳴き声で、外に出ると
そびえ立つ山。
倉持さんの情熱が勝って、やっとボツンヌーテンに辿りつきました。

お父さんの写真に、ボツンヌーテンを見せてあげるシーンが
ジーンとしました。
父子２代の夢でしたものね。

「来たんだぞ、ほんとに。タロジロ」
囁くように語りかける、この声が良いなぁ。

天候の良いうちに登り始め、
氷室さんと２人で、登頂成功！
凄い壮大な景色ですね！

氷室さんを抱きよせて、喜びを分かち合い
２人で、肩を組んでます。
色んな蟠りが、氷室さんの表情を無くしていたんですね。
山頂で涙を流し、少しは、心が軽くなったのでしょうか。

記念のプレートを打ちこんで、手を合わせて。

ボツンヌーテン初登頂は、偉大な出来事だったんですね。
湧きたつ人々。
こういう事が、日本に元気を与えてきたんだ。

吹雪の中、帰途の途中の倉持さんたち。
地面が割れ、犬ぞり隊は下に滑り落ち・・
氷室さんは、足を骨折。

食料も底を付き、動けない３人。

諦めかける氷室さんに
「必ず助かる方法は、絶対にある！！」
迫真のシーンでした。

そこに帰ってきたテツ。
どこに行っていたんでしょう。
「何だよお前、どこへ行っていた・・」という声が
優しいですね。

犬の帰巣本能を信じ、リキ・タロ・ジロを放ちます。
吹雪の中、力強く走る子達。
ワンちゃん達、本当に頑張ってくれてる。

ほんの少しの食事。
切ないね・・・

遭難事故のトラウマ、
氷室さんも傷付いていたんですね。
死に場所を探していたなんて、悲し過ぎます。
あの後、初めて、ちゃんと向かい合って話せたのかなぁ。

倉持さんと氷室さんの、静かな語らいのシーンが良かったです。
役者さんの力を感じました。
「頂上のさあ南極の景色、凄かったな。」
あんな表情の氷室さんを、初めて見ました。

「絶対に戻ってくる」
ワンちゃん達を信じてる倉持さんの強い目。
瞳が、キラキラしています。

「強くなんかない・・」
でも、何が倉持さんを強くさせているのでしょう。
ここは、一瞬木村さんと被りました。

倉持さんの手紙。
語りかける倉持さんの声が、優しくて哀しくて。
「必ず帰るって約束したよね。
　でも、もし・・・
　もし、どうにもならない事が起こった時・・
　その時は、早めに良い人を見つけて、幸せになるんだぞ。」
この声に、遭難のシーンが被るから、もう切なくて胸が痛くなりました。

「その時は早めに良い人を見つけて」
これは、裏を返せば、無事に帰ったら一緒になろうと
言ってるようなものですよね。
死をも覚悟しての、南極への旅立ち。
残されて待っている人は、辛いです。

この手紙を読む倉持さんの声が、胸に沁み入りました。
このシーン、一番好きかもしれない。
涙が溢れてきたけれど。

どうか無事に帰り、２人が幸せになってほしいと
心から願いました。

出動する雪上車。
走る、リキ・タロ・ジロ！

早く早く見つけて！と。

予告の最後の写真が、良かったですね。
早く来週が観たいです。