『ぽけっとに ビー玉』

「なんちゃって観劇メモ」☆ From茶花

花粉症に耐えながら(笑)

2013-03-14 | 観劇雑記2013-2015
White dayのおこぼれ(多分、買いにいったついでのお裾分け)?か、なんだか今日はいっぱいお菓子をもらってしまいました(笑)。先週はチョコレートをいっぱいもらい、最近はお菓子三昧です・・ありがたいけど、全部食べたら・・・・・・考えたくない^^;。気をつけよう、甘い言葉と甘い菓子(笑)。

今月唯一の観劇・・と言いつつ、ホロヴィッツとキャラメル ハーフタイムシアター×2本を立て続けに行ってきました。3本も観てれば唯一じゃないだろう、というお約束のツッコミは、これまたお約束のスルーでお願いします(笑)。

ホロヴィッツは、三谷作品得意の”居間で繰り広げられる人間模様”を映した舞台で、4人の芸達者にBGMはピアノの生演奏という贅沢な時間を過ごしてきました。天才特有の拘りを持つホロヴィッツの気難しさとユーモアを段田さんが絶妙の間で演じ、その連れ合いとしての夫人の個性を高泉さんが時としてホロヴィッツより面倒な人として面白く見せていました^^。一方の職人(調律師)一家の渡辺謙・和久井夫婦は、普通の一般家庭・・でもおかしいくらいうまく対応されていて、そこは見所でした。一番は和久井@エリザベスに共感(笑)。和久井さん、以前に別の舞台で観たときも思ったんですが、かわいいけどかわいすぎない。なんとなく共感しやすい・・というところで、かなり私には好感度の高い女優さんです。結構好き。渡辺謙は、相変わらずカッコ良かったな(笑)、と思いますが、力量が張った舞台の中だったので、特出した感じもなく・・というか、誰も特出してないのにそれぞれが面白いということで、舞台レベルの高さを感じました。
実は、ピアノ演奏はあまり聴かないので、噂ばかりでホロヴィッツの演奏(CD)を聴いたことがないんですよね。気難しく面白く迷惑な(あくまでも風評による私の捉え方の問題です)、それでも愛すべきじいさん(←こらっ)だったっぽいので、CDを借りるなりして一度聴いてみようかな^^。
あぁ、そうそう。この日は、何人か役者の方々が来てたようです。一番後ろの席だったんで、誰が来ているという確認はしなかったんですが、多分八嶋さんとかそこらへんかと思います。あとは、遠目でも目立つ小澤征爾さんが来ていたのだけは気づきました。一瞬なんで?と思いましたがベルリンフィル繋がりですよね。お元気になられたようで、良かったです^^♪

キャラメル ハーフタイムシアターは、藤沢周平原作の時代劇2本。海坂藩(だよね?)の短編シリーズは好きだったので、かなり楽しみにしていきました^^♪砑返しは、映画の「武士の一分」です(私は見てないんですが^^;)。あとは隠し剣鬼の爪。どちらも藤沢周平の世界が濃い話なので、さてどんなになるかなぁ?と思っていましたが、いい意味でハーフタイムだからこそのシンプルな創りと緊張感で楽しめました。
しかし、気がつけば菅野さんの沖田総司を観てから、10数年来この劇団を観続けてるのね・・と、妙に感慨に浸ってしまった舞台でもありました。新人の頃、ぴよぴよくんと呼んでいた(別に揶揄の意味ではなく、単純に初々しいの意味で)、畑中くんの成長っぷりの著しいこと。既に劇団の主役を張ってる中堅だから、当たり前っちゃ当たり前なんですが(笑)。小多田くんも初舞台のときは表情がガチガチで・・なのが、老け役までできる役者さんになっちゃって・・とか(笑)。なんだか思い出がいっぱい。
でも坂口さんの安定感は変わんないな。岡達さんは、若者からクセモノ・・違う、老け役まで本当に中心にいる役者さんなんだなぁ・・と思ったし。
そして菅野さん・・あははははっ(笑)・・って、うっかり大笑いしましたが、おじいちゃーん♪でした(笑)。いいなぁ、執事とか、小者とか合いますね。この辺りの役のときは、本当にゼンマイ仕掛けに見えるのが嬉しい(ぇ?)。いやいや。もう、徳平じっちゃん大好きです(笑)。なんか笑えるのに泣けるんだよな、この方。殺陣がなかったのは残念だったけどね。砑返しのラスト場面は本当に小説の清々しさと劇団のほのぼのさがいい具合に混ざっていて、いい幕引きになっていました。やっぱり好きなんだなぁ^^。
ちなみに殺陣の見応えは、「鬼の爪」でした。っつか、左東くんの狭間は良かった!対する畑中くんもね、いつもより低めのトーンが時代劇でした。これは全体的に時代劇の発声にしているな、と思ったんですが、特に畑中くんの発声がいつもの優しい感じじゃなかったので余計に「おぉ!」と思えたので。
細かくここがこう、という感想より、ざっくり雰囲気で楽しめる作品でした(もちろん、細かく創られてるからこそ、俯瞰してざっくり観られるんです)。
さて、今年はあと何回キャラメル舞台を観るのかな?次回作は日程的にかなり厳しいんだけど、観られたら行きたいとは思ってます。

今月は、あとは言魂だけだったかな?
そして、来月は、いよいよ歌舞伎座の杮落とし!いろんなことがありましたが、素敵な幕明けになることを期待しています。

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〔砑返し:CAST〕
片桐宗蔵:畑中智行
きえ:実川貴美子
狭間弥市郎:左東広之
狭間結女:岡内美喜子
堀直弥:安部丈二
首藤才助:多田直人
尾方久万喜:小多田直樹
小野治兵衛:岡田達也
大蔵:菅野良一
高畠:筒井俊作
戸沢:鍛冶本大樹


〔鬼の爪:CAST〕
三村新之丞:大内厚雄
三村加世:温井摩耶
島村藤弥:三浦剛
山崎以寧:坂口理恵
山崎兵太:筒井俊作
徳平:菅野良一
草薙崗助:鍛冶本大樹
小野治兵衛:岡田達也
大江:阿部丈二
遊佐:多田直人
鮭川:小多田直樹

ロックM

2013-03-14 | 観劇雑記2013-2015
だいぶ前に書いて、書きかけでもあるんですが・・とりあえず区切りもいいし(?)、これ以上書くには記憶が・・ということで、こそっとUPします(笑)。

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スマホで文章を打つのがこんなに大変だったとは・・ということで、ちまちま数日かけて書いていたらいつの話か分からなくなりました^^;。書き始めは、雪が降った日の帰りの電車の中だったみたいです(笑)。
あの日は残業をしている最中に、隣席の課長から「あれ?16時に帰るんじゃなかったの?」と言われて(もちろん冗談って分かってましたが)、無言でジーっと顔を見たら、ソッコウで謝られました(笑)。こっちも半分冗談だったんですが、翌日まで「怖かった・・・」と散々言われたので、もう一回何かのタイミングで睨んでやらんとダメだなぁ・・と思ってるんですが(なぜ?)。笑。


昼間、寒いなぁ・・と思って外を見たら雪が降っていたので、16時までに止まなかったら(積もったら)、今日は早めに帰っていいですかー?と言ってみたところ、隣席に集っていた上司たちが、「電車が止まりそうなら、様子見て適当に帰っていいよ」と口々に言ってくれたので、帰るタイミングを計ってたんですが・・・・・世の中って甘くない。15時過ぎには雨に変わっていました。なんだろう、この残念な感じ(笑)。そんなわけで、結局今日も残業でした・・まぁ、いつもよりは早く会社を出ましたが・・・。

週末は、ロックオペラ「モーツァルト」に行って来ました。あっきー@ヴォルフに山本@サリエリの回です。1回しか観ないなら、こっちでしょう・・と思って取りましたが、ビンゴだったんだろうな、これは(笑)。
感想は・・・うーん・・難しいですね。とりあえず、観ながら思ったことは、「ミュージカルと思って観ちゃダメなんだな」という当たり前のことでした。”オペラ”とある以上、形式はロックでもオペラなんですよねぇ・・・(そりゃそうだろう(笑))。ミュージカルの役者が揃っているので、うっかりそのつもりで観ちゃうんですが・・・とはいえ、というか、だからという部分でなのか、違和感があるのも否めなかったです。
作品としてどうか、というなら、多分仏版のロミジュリのように、徹底的にかっこよさとエンターティメント性だけを追求している舞台であれば、そういう舞台として楽しめたんだろうなぁ・・といったところでしょうか。散りばめられた日本的な「情」と“演劇的”な「動」の部分が、ある意味で邪魔に感じました。
個々を観ている分には、そこそこ面白いだろうし、特定の人だけを中心に観ていれば別の面白さもあるだろうな、と思いながら、個性があるだけに感じるバランスの悪さもあり、なんとも気持ちのすわりが悪かったです。多分作品が求めている世界観と、演出が求めている方向性と文化性、役者の追及している舞台観が微妙なところで、すれ違っているんじゃないかなぁ・・と思いながら観ていました。どこか一方の視点から観ると多分面白い舞台なのかもしれないです。逆に全部の視点がなんとなくでも理解できたら、おぉ!と思えたのかもしれないです。
が。そんなに多面的に観るには一回じゃ無理だと思ってしまったので、そういう意味でも感想はどうしても微妙というか辛口気味になってしまうかな(あくまで私個人の感想ですが)。
楽曲は、モーツァルト以外の曲が残りました。それってどうなんだ(笑)?サリエリは結構好きな曲があったんですが・・1回聴いただけじゃ覚えられない(苦笑)。もう一回聴きたかったです。あと、女性陣の曲が残りました。


あっきーのモーツァルトは久々で、やっぱりかわいいというか、あっきーいいですね^^。この舞台(形式)じゃなければ、もっといいなぁって思えたんでしょうが、型破りというよりも破天荒側に寄っていたので、そこがちょっと浮いて見えたのが残念。こういうのを観ると改めて形式のある舞台と形式のない舞台の違いを感じられて面白いですね。ロックでもオペラはやっぱり形式があるんだな、と感じたのも面白かったです・・まぁ、裏を返すとだからこその違和感なんだろうというのもあったんですが(苦笑)。あっきーのサリエリはどうだったんだろうなぁ・・・いつもの熱さを持ったままのサリエリだと、ちょっと私には舞台バランスとしてきついかな・・と思ってしまったんですが。でも想像でダメ出しはいかんですね。冷静なあっきーが観られるなら、きっと面白いだろうしな。
形式の立ち位置にぶれがなく違和感も感じなかったのが、山本くんのサリエリ、湯澤@ローゼンベルク伯爵、北原@歌姫でした。歌姫は、オペラの方ですよね。いろんな意味で安心して聴いていられました。
山本くんのサリエリは、予想通りの冷静さにストーリーテラーとしての位置取りも見事で久しぶりに拍手(笑)。モーツァルトでも観たかったな・・ちょっと暗そうだけど(笑)。こっちはうっかりモーツァルトでもストーリーテラーになってそうで、そうなってないといいなぁ・・と思ってしまったんですが(だから、想像で物を言っちゃいけないって・・反省)。




【観劇キャスト(ルージュver)】
モーツァルト:中川晃教
サリエリ: 山本耕史
コンスタンツェ: 秋元才加
酒場の主人/運命:鶴見辰吾
セシリア・ウェーバー: キムラ緑子
レオポルト・モーツァルト: 高橋ジョージ
ナンネール・モーツァルト: 菊地美香
アロイジア・ウェーバー: AKANE LIV
フリードン・ウェーバー/ヨゼーフ2世: 酒井敏也
コロレド大司教/後見人: コング桑田
ローゼンベルク伯爵: 湯澤幸一郎
アンナ・マリア・モーツァルト: 北村岳子
歌姫: 北原瑠美
ダ・ポンテ: 上山竜司
ヨゼーファ・ヴェーバー: 栗山絵美
ゾフィー・ヴェーバー: 平田小百合

啓蟄

2013-03-05 | 徒然雑記
ありゃ・・・この間、節分が終わったと思ったら、もう啓蟄なんですね^^;。そろそろ私も冬眠から覚めないと・・と思いつつ、春が来たら来たで春眠に入るんだから、そのまま寝ててもいいんじゃないかとも思ってしまうところで、相変わらずのダメ状態(笑)。しかし・・本当にここ最近は全く何もやる気にならず、好きな観劇すら面倒になってしまっているダメ度Maxの重症ぶりです^^;。暖かくなってきたら、治るかなぁ。。。やらなきゃいけないことは多いんだけど、なかなか面倒で進まない。
結局、行きたいなぁ・・と思っていた「ノートルダム」もチケットを取っていません。来日公演なので、得チケが出ないかと密かに思っていたんですが、出る気配なし(気づかなかっただけかな?)。よく考えたら、この演目ってディズニーアニメでもやってるうえに、いま旬のレミ作者、ユゴーの作品だったんですよね^^;。んーー・・曲は好きだし、演出に興味もあるので、お財布と相談かな(こんなことを言ってるうちに、終わる公算大だけど)。いまナマケモノ度Maxなだけに、なんともかんとも。そういえば、結局「I LOVE MUSICAL」のチケットも取り忘れたし(ちょっと行きたかったんだけど)。

今月の予定は、とりあえず「キャラメル」と「音魂」だけだったかな。「屋根~」も行きたかったんですが、こちらも得チケが出ないと行けない(苦笑)。キャラメルは久々の時代劇です・・しかも藤沢周平原作で、海坂藩。隠し剣シリーズ、好きだったんですよね(読んだのが昔過ぎて内容は覚えてないけど^^;)。そのうえ菅野さんが出るというので、殺陣も楽しみ^^。