狭山遊糸会

埼玉県狭山市で広瀬斜子織の再現に取り組んでいます。

埼玉県立 川越総合高等学校 養蚕資料室の見学

2021-08-11 14:03:26 | 活動日
今月初頭、関係者様のご厚意により、埼玉県立川越総合高等学校の開校100周年を記念して設立された
「養蚕資料室」を、狭山遊糸会会員が見学させていただきました。

大正9年(1920年)に「埼玉県立蚕業学校」として開校された川越総合高校は、
地域の養蚕業の担い手育成の場として、大きな役割を担いました。
「川越農業高等学校」と名称変更されたのちの1987年の養蚕実習を最後に
養蚕の授業はなくなったそうですが、平成29年(2017年)より生徒有志による
養蚕が再開されました。
そして本年4月15日、「養蚕資料室」が開設し、記念式が行われました。

見学当日は、資料室開設にも尽力された、当高校の同窓会長であり 狭山市長でも
あらせられました 大野松茂様に案内をしていただきました。



この室内にある蚕具の一部を、現在NHKで放送中の大河ドラマ「青天を衝け」のセットで使用するため
貸し出したそうです。





養蚕に使用した道具はもとより、養蚕のための教育機関として独自に積み重ね 残された資料は、
近隣の博物館や郷土資料館に匹敵するほどの充実した内容だと思います。
現在、新型コロナ感染拡大の影響で一般公開はまだされていないのですが、感染が終息した後には ぜひとも
多くの方に見ていただきたいと思います。

本稿末筆ではありますが、お忙しい中 大変貴重な機会を頂戴しまして、
県立川越総合高等学校様 大野松茂様 他関係各位に 改めて御礼を
申し上げます。誠にありがとうございました。

記事担当:ナイトウ

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