この風景をキャッチしたのは私の旧き良き友達。「旧き」なんていうのは少し間違っている。「古くからの…」と言うべき友達である。
その友達の写真を、こうしてブログアップすることもご承知してくださっている。そのことは私に信頼の心を示してくださっていると解釈して喜んでいる。送られたその一部を載せさせて頂く。
これはモスクワとサンクトペテルブルグの風景、すなわちロシア西部を旅して来たと言う。「これを見て気分を替えてみてください…」と、流石私の友達。そして、ちょっとだけお姉様です! 私が今よどんでいることを察してくださっている。「お見通し~!」なんですね。
日本には無い風景だ。全く空気が違う。噴水がこの画面をさらに盛り立てている。
Akikoさんに「旅の説明してくださらないかしら?」とお願いした。以下は彼女の投稿です。
ロシア西部の旅 A.Shibata
セントレア(中部国際空港)→インチョン(韓国)→サンクトペテルブルグ→寝台車でモスクワへ→インチョン→セントレア
この経路での旅でしたが、ロシアは東西9000kmの大国、
そのほんの一部を見たことになります。
サンクトペテルブルグといえば真っ先に、エカテリーナ二世の名前が浮かんできます。主人を失脚させて女帝の座に収まった人ですが、美術にかけての貢献はすごいものがあったようです。十人を超える愛人がいたことも有名ですね。67歳のときに18歳のボーイフレンドがいたとか。ちなみに67歳で亡くなっています。
エカテリーナ宮殿の金色の大広間、盛大な舞踏会が行われたのでしょう。外壁のブルーと白のあでやかな様にも圧倒されます。ピョートル大帝の夏の離宮庭園では、多くの噴水と滝が織り成すアンサンブルに目を奪われます。
エルミタージュ美術館は、ロマノフ王朝時代の宮殿が美術館になっていて、個人的にはちょっと落着かない美術館だと思いました。絵画そのものより、室内装飾に目を奪われるからです。本来はエカテリーナ二世専用の美術館だったそうです。
どこの国でも権力者の行き着くところは「絢爛豪華」の一言に尽きるようです。大国であればますますその意向は強いものになっています。武器庫にあった装飾品に散りばめた宝石類の大きさにびっくり!でした。
ロシアはいま百夜。午後11時ころにやっと夜のとばりが下ります。逆に冬は午後4時くらいから暗くなるんだとか。長い暗い冬、日本人には想像し難い陰鬱さでしょう。
サンクトペテルブルグからモスクワへは寝台車による650kmの移動です。コンパートメントの二段ベッド、友人は落っこちるのが怖いと下段にしましたが、わたしは後学?のため上段で眠りました。大丈夫、落っこちはしませんでした。とっても狭い幅ではありましたが。
モスクワ市内をはじめ、スズダリなど教会の多い所を訪ねました。「アカの広場」とは、美しい広場のこと、「クレムリン」は、城砦のこと…はじめて知りました。
ボリショイサーカスでは、ライオンが5頭も出てきて“わぁ!すごい!”と見ていましたが、2頭は素知らぬ顔、きっと老獣?だったのではないかしら。
ロシア正教のお坊さんは黒い衣にお髭そして黒い帽子。教会の天辺には玉ねぎ様のたおやかな輝き、この丸みに親しみを感じたほどでした。
現地案内人のアレックスさんはとても親切で、日本語も素晴らしく上手。
“3年位前からロシア出身のソプラノ歌手、アンナ・ネトレプコが大好きでよく聞きます”と言うと、バスの中で“これは、あなたの為にね!”と、彼女のCDを聞かせてくれました。
ロシア語で“ありがとう”は、なんて言いますか?の問いに、“スパスィーバ”と。アレックスは“これ魔法の言葉ね”と、言いました。
(五行歌) “ありがとう”
は
世界中で
通用する
魔法の言葉 Akiko