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saUtoiR[ソトワール]での新作情報をお届けします。

伊勢神宮・紀伊一ノ宮と古事記

2013年06月06日 | 日記
よく周りから言われることを総合すると、
さぞかしsaUtoiRはがんばって製作活動しているのだ
と、思われているらしい、ということがぼんやり分かりました。

わたしとしては、がんばった気持ちはそこそこで、楽しい方が勝っているので
案外、鼻歌まじりにフンフーンとやっているのです。

なんでかなーと考えたのですが、
旅行でスッキリして来るからじゃないかしらと
ふと思いましたので、

今回は再び旅と古事記などについてです。
新作情報は最後にちらりとしかありません。





この度は伊勢と、和歌山県の紀伊一ノ宮3社巡りをしました。


内宮さま宇治橋前
やっぱりすてきで、嬉しくてゆっくりしてしまう。

4年前に初めて行ったときより、ご遷宮ブームで人が増えてるのはもちろんなのですが、
そのとき、やっぱり古い観光地?なのかなぁという印象に思っていましたが、
今まったくそんなことはなく、

新しいお店がたくさんできていたり
なんだかおしゃれなカフェと雑貨屋さんが増えていたり
神さまのお社だけが新しくなるのではなく、
街並みごと、古きすてきなものを残しながらいいかんじにリニューアルして行っている。
だからいつ行っても楽しいし、薫りもいいし、美味しい(笑)。
伊勢に行くとほぼ五感で楽しめて、なんだか細胞から喜んでるかんじがします。
伊勢のおかげさまマインドは、隅々まで行き渡っているかんじで
何度行っても飽きませんし、新たな発見があります。

ちょうど神宮会館のバラ園が満開で、すてきな雰囲気でした!

路線旅もしてみる。

無人駅&ワンマン車両ものんびりできて好きです。

初の摂社参拝もできました。
棒原(すずはら)神社。

ここでは星の神様をおまつりされている。なんだかきゅんとする。
小さいお社でしたが、とても居心地が良く、時間を忘れそうでした。



それから高野山の近くまで移動しまして、なんだか良さげな湯に浸かりまくり、
いよいよ初の紀伊一ノ宮、丹生都比売神社。世界遺産だそうです。(すごい。)


天照さまの妹の神さまとも言われ(諸説あり、天照さまと同一とも。)、織物の神様、水銀(朱の鉱石)の神様、椎日女尊をお祀りされている。

これは神様がお渡りになる橋だということで、人が通れる造りにはなっていましたが、
なんとなく側の参拝道を進みました。
橋の手前は鏡池と言って、
比久尼が、年をとってもいつまでも若々しい自分のことを嘆いて
鏡を捨てた池だということです。
何百年も生きたら、そうなるのかしら…。
むしろ若々しくいられますようにーなんて、俗っぽいかんじで参拝(笑)。


じつは、公共交通機関で行くとけっこうアクセスし辛い山奥にあるのですが、
(アクセスできないことはない。バスの運転手さんも茶目っ気ある気のいいおいちゃんというかんじ♪)

行ってみるとこんなところに、世界遺産の建物が、しかもこんなに立派?!と
目を白黒させてしまいます。
しかも、ずっとのんびりしたくなるような、居心地の良い空気です。
現在建物をご造営中なので、平成26年に新しくなるとのこと。
こちらも新しく変わってゆくのだなぁと感慨深く思いました。

ここではご神職の方にも大変お世話になり、色々お話聞かせていただきました。
ありがとうございました!



次は紀伊一ノ宮ふたつめ、伊太祁曽神社。

日本に木を植えられた、木の神様五十猛命さまにして、
大国主命さま(出雲大社の神さまですね)をピンチのときにお逃がしになった、
災難厄除の神さま、おおやびこさま。

木の洞穴より大国主命さまを逃がしたと古事記に伝えられているように
この穴をくぐると災難厄除のお験があるとのこと。

さっそくありがたくくぐってみる(笑)なんだか楽しい。

また丹生の神さまともちがった雰囲気の、大変すっきりとした空気で、
木の薫りがあちこちからするのです。
航海の安全のお守りである梛の木などもあり、
なんだか元気が沸いてきます。


ちなみに、知らないで行ったのですが、最寄りの伊太祁曽駅は
猫のタマ駅長で有名なところだったんですねー?
グッズがいっぱい売ってあってびっくり(笑)

寝顔をぱちり。
行くときこのことじいぃーっと目があってどきどきしました。


紀伊一ノ宮、3つ目にまわったのは通称日前宮。
ここには、なんの予備知識もなく参拝。


正式には
日前(ひのくま)国懸(くにかかす)神宮と読むらしい。む、難しい(笑)。

神宮の参道から境内の木々にはいると、とても涼しかったのです。

左側、日前神宮
なんだかとっても存在の大きいかんじ。

古事記でも数々活躍の思金命さま(知恵の神さま)もお祀りされている。



右側、国懸神宮

こちらも、古事記で勾玉をお造りになった玉祖命さまも。

とっても厳かです。

いただいた神宮のご由緒も、岩波文庫の古い版の古文を読んでいるようで
とても格式あり、厳かで、シンプルかつどっしりなかんじ。でもちょっと難解な文(笑)。
どうやら、ご祭神は天照さまと同じと書いてある。
両方とも、ご神体は鏡で、伊勢の神器の鏡と同じ銅から創られたみたいな。
えっ、それってすごすぎる…。

おつとめされている皆さんも、(たまたま?)巫女さんはいらっしゃらなくて
男子たちがこまごまはたらいてらっしゃる。め、めずらしぃ~。
今まで行ったどこの一ノ宮もキュートでやわらかな巫女さんがいらっしゃったので
ここではご朱印をお願いするときも、た、たのもう~くらいの構えた気持ち(笑)になりました。

そんな構えた気持ちでいたら、そこに「なかよしお守り」とゆう
蝶々形(リボンタイプ)した、なんともキュートなお守りがあるではないか。
今までの男子みっちりな雰囲気とのギャップにきゅんとして、思わずいただいて帰りました(笑)。

今回の旅は、なんだか天照さまラインだったのね~と納得。
ありがとうございます。



さて、今回は伊勢行きを決めた後に、前々から気になっていた
丹生都比売神社に行きたいぞー
と思っていたのでそこまでは決めていたのですが、
そのときになって、古事記の本を手にすることになりました。
普段インターネットサーフィンなど全くしないのですが、
これはびっくりなかんじでお友だちからのファインアシストが来ました。(その節はありがとう♪)

今の旅の前に、今までパーツパーツで自然とあつまっていた
日本の神話の情報が、この本でぱーっと一直線につながれて、
どこに行ってもこれを読んでいたから、分かりやすかったのです。
(桃太郎も、浦島太郎も、乙姫さまも、因幡の白兎も、三枚のお札も、たくさんの童話は古事記が元になっている♪予測込みだけど)


その著者の宮崎みどりさんという方が、
古事記の本を出版されるにあたり、
伊太祁曽神社とご縁があったそうなのです。

その『古事記のものがたり』を読んで、せっかくだから行ってみようと、紀伊一ノ宮巡りに足を伸ばしました。


この『古事記のものがたり』は、書店では売っていません。
すべて、インターネットからご自分たちで売られているそうです。
ですが、今まで「分かりやすい古事記の本」みたいなのでは掴めなかった流れが
ストーリーとして理解でき、ほるほど~と何度も納得できます。
神社参拝にあたり、その神さまを知っていると、なんだか少し親近感わきますね。

ですので、初めての古事記の方にも、ある程度知っているけれどの方にも
とてもお薦めできる内容です。

こちらのHPから、どうぞご覧になってみてください。
一部、無料で読むこともできます。
できれば紙媒体としてお側において、じっくり味わってみて欲しいです。

『古事記のものがたり』

ぜひ一度ごらんください(^-^)!

なお、こちらのブログに紹介文など掲載させていただくこと、
快くお許し下さった、著者の宮崎みどりさんに感謝致します。
ありがとうございます。





ご一読くださったみなさまありがとうございます。

Creemaにネックブレスレットなど新作を出品いたしました。
また新しく製作に入っていますので、次回はまた新作情報など。
いつもありがとうございます!

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