ノグチサトキ

アマチュア・ミュージシャン    

人を避ける理由

2024-08-06 | 自分史

過日(入院前)、数ヶ月ぶり、

母と弟とようやく再会できた

 

妻子共、短い時間ではあったが

ほんとの家族と過ごせたことは

他に得難き感はあった

 

今年1月末退院して以降、

再発、転移、余命宣告

日増し悪くなる体調の上

情緒も著しく不安定な時期が続く

 

今思えば、意識混濁、ほとんど錯乱状態

 

『甘えの構造』にて土居健朗氏の言う

典型的な日本人気質な私

 

自分の中の収まり切らない気持ちを

身近な妻子、母、弟にぶつけては

自己嫌悪、その繰り返しだったように思う

 

肉親のみならず

知人、友人、懇意な関係にも

あったかとも思う

 

それだけに、人との関わり

これ以上、悪くさせたくなく

出来うる限り避けるよう心掛けた

 

それは、今も続く

 

今回、麻薬系の痛み止め

精神面への効果もあるらしい

 

そもそもが

不安定を通り越し、感覚自体

麻痺してるのかも知れないが

 

いずれにしても

唯一、客観視出来うる手立てとして

ここに記す

これを機に改悛したく思いつつ

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「私」とは何か

2024-08-06 | 自分史

何も食べられず

飲むこともままならず

連日続く痛み耐え切れず、入院

一夜明け

 

点滴、薬効にて、痛み治まり・・・

 

病患い、肉体的な衰えに対し、

常に眠けに誘われはするものの

意識は、保てている

精神世界は、むしろ拡がった

 

死に向き合うことで

自己嫌悪を繰り返しながらも

今となっては、少なからず

成長出来たように感じる

 

「意識」に対する「無意識」

 

それら留意するようになったのは

先にも記した、

河合隼雄氏著『無意識の構造』〜

その後に続く『ユング心理学入門』

 

それまで、自我(意識)のみが

自身の世界であったのが一変

三十半ば、精神面にて転機が

訪れた

 

とは言え、現実に追われる日々

いつの間にか、それら支えも

遠のきがちとなり

あらためて気付くきっかけとなるのは

いつも体調不良であったように思う

 

ここ数年を振り返るならば

この現状

田坂氏の著書にも記されている

いわゆる「自己組織化」の結果として

納得せざるを得ない

 

私とは何か

それをどう捉えることで

答えは変わる

 

意識が肉体に宿るなら

死が無となり全ては終わる

 

その先にあるもの、つながるもの

 

端から見たら

取るに足りない出来ではあるが

曲作り、ギターのフレーズにて

感じることも多かった

 

真実を知る時は、遠くない

 

野口哲生

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