ルブテック佐藤の徒然紀行

人生一期一会を感じるこの頃…沢山の人に支えられて
ここまできたと感謝でいっぱいです…正直に心のままに

私のヨーロッパウィーン紀行・・・Ⅳ

2007-04-29 15:45:10 | 海外紀行

                私のウィーンの森紀行・・・Ⅳ

        

                ベートーベンのデスマスク

仕方ないので、次回いつかはこの馬車にのる事にして、今回は引き返した・・・その途中に今度は、本物のベートーヴェンの住んでいた家があって、確かここは、ベートーヴェンの名曲“月光”が作曲された場所、そんなあやふやに知識だけはあったので絶対に見学はしたかった。なんと早い閉館で4時までだという・・・時間ぎりぎりで入場したが、ここは日本と違うところで、入ったらあとはゆっくりできるというものではない、入館したのが、3時50分頃、10分すぎて4時になると、係りで受付をした男性が来て、早くしろ、といわんばかりの態度をする。ここは4時までなんだ・・・と。自分達はもう帰るから早くしてほしいと・・・本当に何度もかなりせかされた、せめてベートーヴェンハウスの外観写真くらい撮りたかったのだが、急がされたのであまりいい写真はとれなかった(内部は絶対写真禁止)
全くこの辺のこだわりが日本とはちがう、日本ならば、少しでもお客さんをいれようとするが、こちらは、まず自分達の生活をかえるなって感じで、自分の予定を大切にする。だから、お客のために4時ぎりぎりに入場させるのは、それだけでもいやだったわけだ。閉店の時間は絶対かえない。
仕方がない、もうちょっと見学したかったが、今度はもう少し早く来るしかない。国がそういう姿勢だから本当にこの辺は逆らえない。

      

       ベートーベンハウスの前で・・・後の人が管理人・・・

それから、歩いていると、何軒か、オーストリアに来たらぜひ行こうと決めていた、ホイリゲ(日本でいう居酒屋みたいなお店で、軒先に杉の玉のかたまりをぶら下げていたのですぐわかった)がでてきた。思い切ってはいって見る事に・・・ホイリゲって確か、ウィーンの森のワイン農家と直結していて、できたてのワインを飲ませてくれるところ・・・という知識はあった。

                

                         ホイリゲの入り口で・・・
                  
なんかよそ者がきたって感じで、皆の視線を浴びたが、すぐ勝手にどうぞ・・・って感じで無視された。セルフで適当におつまみを買い、適当に美味しいワインを頼む。一つはソーダ割りにしてみた。できたてとれたてのワインかどうかはわからないが(まだ春先だったので)かなり美味しく感じた・・・ここでもまだ私は緊張していたので、この時のワインの味はじっくりと味わえる余裕はなかった・・・
でも多分雰囲気のせいかもしれないが、夏はお庭の葡萄の木の下に、沢山の観光客が集まって、ワイワイガヤガヤ皆でワインを楽しむのだろう・・・そんなイメージがわいてくるいい感じのお店であった。

           

               季節物の赤ワイン・・・                        

何組かの、地元の人間らしき人達がいたが、結構皆、この時期だからか騒ぐこともなくトランプをしたりして、ゆっくり時を楽しんでいた。大の大人が居酒屋でトランプをしながらずっといる・・・そんなことも日本では考えられないが、こちらでは当たり前のように皆が時をゆっくり楽しんでいる感じがした。
今は春だからか、本当に静かなホイリゲであったが、夏の夜などは、ヴィイオリンなどの生演奏を楽しませてくれるホイリゲもあるという。その雰囲気も一度味わいたいが、この春のほんのりした季節でゆっくり静かな雰囲気を味わうのもなかなかいいものだと思った。

     

          あれこれ注文している私・・・         

とにかく、何もかも初めてで頼るのは地図だけ・・・ガイドもいないし、ガイドブックを買ってオーストリアのことを研究したわけでもない。
どうにかなるなんていつも思っていたが、この時は本当に自分がしっかりしていなくてはだめだと感じた。しかし、人間切羽詰まるとどうにかクリアできるものだ。ナビがいて、頼れる人間がそばにいると、世界的なサンレモラリーにも大きな顔して出場出来るもののだが、誰も頼るものもなくなると、海外でのたかが市内の運転でさえも、冷や汗タラタラだ。強いものについていると、自分も強い気になるが、いざ一人になると人間は弱い。これではいけないと本当に反省した。自分が強くなっていかないとだめなのだ。自分で道を切り開いて行かないと・・・強いものについているから自分も強いと錯覚するならば、それは完全な間違いだ。自分だけでできた時にはじめて強いと言えるのだ。今回のことは大した例ではないがいい教訓になった。フランスもイタリアも海外のラリーでさえも頼れる人間がいれば、自分もその気になり強い気がしてしまう。しかし、何も知らない娘とか妻との間では、自分がやらなければならない。本当に自分がやらなければいけないのだ。

             

                      ホイリゲの中庭で・・・

人生も同じだ。強いものにくっついて自分が強いと錯覚するようではまだまだ自分は偽者である。その強いものがいなくなったらもう自分もガタガタと崩れるのみである。 私はこれから残された人生においても、もっと本当に自分がしっかりしなくてはいけないと実感し、自分の足で地を踏んで一歩一歩歩いて人生かみしめて歩いていこうと本当に実感した。
帰りはこの町の景色にもやっと慣れ、昨日とはうってかわって迷うことなく、どうにか無事帰路についた。なにもかも知らないことばかりだったが、それでも今、思い出すと楽しいものだ。旅の恥は掻き捨てなんていうが、本当にそれはいい諺である。まさにその通りだから・・・
私の中で、この歳だが、経験値が少し上がった初のウィーン紀行であった気がする。これもきっと天から与えられたいい経験かな・・・全く感謝のみである。

     

             エロイカ通り 

この後、OMV社と取引をもってウィーン市に私は何度も車で来る事になるが、その時こそ、慣れている風を少しは味わえた。でも本当に慣れてしまうと、ふりなどはできず、ありのままに言ったり語ったりするものだ。できもしないくせに見栄ばかりはっていた自分がばからしくなる。
本当にこの時のウィーンの森紀行の経験が私にとって、どんなにプラスになったか・・・改めて感謝いたします・・・

              

                     あの”田園”に通じる入り口・・・ 


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私のヨーロッパウィーン紀行・・・Ⅲ

2007-04-28 00:05:11 | 海外紀行

私のウィーンの森紀行・・・Ⅲ



ウィーンで初めてレンタカーを借り、いきなりウィーン市内中心地を車で走行した話は前に書いたが、その次の日も、ウィーン市の周りを妻と一緒に車で珍道中した覚えがある。最初にウィーンを訪れた理由は、娘出演のピアノコンサートを見るということもあったのだが、コンサート前の娘はやけに忙しく、ゲネプロ(リハーサルのようなもの)とか打ち合わせとかで大変忙しそうである。また精神的にも多分テンションが高くなっていると思うので、そんな娘の邪魔は出来ない・・・まだまだ学生だが、一応娘は自称音楽家なので、特にコンサート前の精神的に落ち着かねばならない時に、あまり私がいることでの気も使わせたくない



そんな訳で、ウィーンについた次の日、私達はまるきりほったらかしにされ、
「どこか二人で車で行ってきたら・・・?? あまり私のそばばかりいて邪魔しないでね」
なんてはっきりと私が思っていた通り、娘にいとも簡単に言われてしまったので、私達二人いったいどうやって過ごせばいいのだろうか・・・まる一日時間もある・・・・・・じっとしていてもこの時がもっといないし・・・・・・そうだ、やっとウィーン市内の車での走行に慣れたのだから、今度は目的を持ってどこかへ行ってみよう・・・!?! と心に決めてみた・・・妻に言うと、「そうだ私、ウィーンの森とかいうところに行ってみたいのよ~~! 行こう行こう! 車でならかなり近いらしいよ・・・」
と妻は軽く言う、それというのも私がどこでもいけると思っているらしい・・・ 
”のはずないじゃない・・・じゃあ君が運転して見ろよ・・・!”という考えがふっと脳裏をかすめたが、そんなこと男の私が言える訳がない・・・妻は、当然のようにヨーロッパでの運転は私に頼りきっているのである・・・それは私もいけないのであるが、私は、前に妻に、サンレモラリーにも出ていい成績をあげて(本当は73組中約半分の成績・・・それでも大満足だったからそのように言ってしまった・・)ジェノバ、ニースずっと運転したよ・・・などと見栄をはって言ってしまった覚えがあるのだ・・・でもそれは、詳しい友人が一緒だったから私もできたことで、私一人では何もできないのだ、そこのところは妻には言っていない・・・結構いつも強気で、どこでも私は運転できるんだよ。なじむとずっとそこに住んでいる人間よりも語れるのだ(実際そんな訳あるはずないのに)・・・なんて見栄ばっかりはっていた・・・反省だ・・・私は特に女性にはすぐいいかっこする癖がある・・・本当に反省・・・



とにかくせっかくきたのだから、黙っていても損、行きたいところに自分の力で行ってみよう・・・まずは地図がなければ・・・そのウイーンの森に行く道を調べなくては・・・
・・・私は、地図をみるのは昔、子供の頃、ボーイスカウトに入っていたので、無理やりやらされた覚えがあるので、そのきねずかからか、結構得意分野である・・・一応、泊まっている宿のそばに本屋があったので、とりあえずウィーンとウィーンの森が載っている地図を買ってみた・・・



ウィーンの森?・・・って何?って聞くと、昔ベートーヴェンがよく散歩し、交響曲「田園」や沢山の名曲をベートーヴェンはこのウィーンの森を散歩しながら作曲したらしい。その話自体は大変興味が持てるものだが、果たしてたいして知らない土地でナビもなし、地図だけを頼りにつくことさえ出来るのであろうか・・・?
しかし、実際切羽詰まった状況になると、実に緊張するものだがどうにかなるであろう! と開き直った気持ちもでてくるものである・・・

まあ考えていてもしょうがない、挑戦あるのみだ! 今、宿泊しているのは、ウィーン市から約1時間ほど離れたオーヴァーシェッツェンという地名にあるペンションであった(娘がそこでアパートを借りていたので)・・・でもそこから、またウィーンにいき、ドナウのほとりを通ってそのベートーヴヴェンがよく散歩をしたという、ウィーンの森に行くなんて実際かなりの不安がつのった・・
頼るのは地図だけ・・・私は、ひたすら地図とにらめっこをし、なるべく中心の大きな道路を通るようにし、目的地に着くまでに何度も車を止めて地図を確認しながらそちらの方向へ向かった・・・



とりあえず方向的には絶対合っていることを確認し、思えば、初心者でもどうにかいけるものである。地図というものの必要性を大きく感じ、地図の見方は世界共通(当たり前だが)そういうことにも感謝してしまった.
今、自分はウィーンのほとりを妻と一緒に車で走っている・・・そして、少し自信を持ち始め、自分がここまできたというその現実に暫く酔ってしまっていた。
(単純な私である)



ドナウ川のある橋を渡ると、いきなり住宅街がでてきて、もうこの辺からウィーンの森にはいって入るらしい・・・この辺のかなりの金持ち一族が住んでいるのではないか・・・と思わせるほどの立派に家の前を通り、適当な場所に車をおき(ここならば駐禁などないというところ)まあ、この辺を歩いてみようということになった。住宅街を抜けると、ウィーンの森とこの辺から呼ばれると思うなだらかな丘陵があり、広大なブドウ畑が拡がっている。
ほんとに大自然のブドウ畑がずっと続く・・・ブドウの季節ではなかったが、なぜかブドウの匂いがたちこめる気がした・・・そんな気になってしまうほどのブドウ畑が続いている・・・その横をただ歩いているだけでもいい雰囲気である・・・自然の風と広大なブドウ畑・・・なるほどこんなところを歩いていれば、音楽家達は才能さえあれば、いい音楽がどんどんできる・・・そんな気がした・・すばらしい光景だ・・・
私も音楽的な才能があったならば・・・音楽を聴く才能はあるつもりだが、でもそんな人は沢山いるか・・・



ベートーヴェンがこの道を歩いていて、交響曲“田園”ができたのも納得だ・・・本当に自然が多く、なだらかな道が続くウィーンの森の中であった。
途中、急にベートーヴェンの像があったのは結構驚いてしまった・・・(後でガイドブックをみるとそのベートーヴェンの像はここに位置してあることで有名であったが)
田園が続く道を二人で通っていると、何度か観光客を乗せた馬車と遭遇した・・・なんとはるか向こうのウィーン森の奥深くある教会や修道院までいくらしい・・・その教会はずっと先のはるか向こうにそびえたっていたが、馬車ならともかく、徒歩ではとてもいけるとは思えず・・・・・・(続)




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私のヨーロッパウィーン紀行・・・Ⅱ

2007-04-16 17:52:29 | 海外紀行

                 私のウィーン紀行・・・Ⅱ

         

       ウイーン市内に向かう・・・この辺は首都高速のような感じです 

まずウィーンのレンタカー屋さん、日本と違い当然のようなオートマチックの車はない、でもマニアル車大好きの私はこれはよかったのですが、今、日本ではレンタカーにも当たり前のようについているナビゲーションもあるはずもなく(一般車だってあまりついていない)・・・この時の私、結構冷や汗たらたらです・・・
いきなりウィーンのビジネス街の運転・・・日本の景色にいつも慣れていたのに、突然、絵の中にいるような素敵な景色・・・しかし車は私のことなど優遇などしてもくれず・・・それにそれに・・・!!
道が違うのですよ・・・日本の反対で車は右側走行・・・これは頭でわかっていてもなかなか体が慣れず・・・運転免許のない娘などにこの気持ちわかりはしないだろう・・・
何も考えず、「お腹すいたなー、どこかレストランにいこうよ。でもその前にデーメルでさあ、チョコケーキ食べようよ、生クリームが横にあって美味しいよん」・・・なんて言われたが、冗談じゃない、それになんだそのデーメルって・・・?(後で聞いたが、世界的に知れていてバレンタインデーの時には、日本でも行列ができるチョコレートの老舗だそう・・・それがウィーンに本店があって、そこにいこう!なんて平気でいう娘・・・男の私にはその心理わからないが・・・)
とにかくそれどころではない、日本と右、左、逆の走行に慣れなくては・・・!!
私の頭はそれだけでいっぱいだった気がする・・・

         

         バニラジェラードを頼んだらこんなのが来て一同びっくり

         

景色自体が全然日本と雰囲気が違う上に、皆結構車は飛ばしている。なぜかスピードが遅い車というのはあまりなくて、ほとんど飛ばしている。トロい運転をする奴というのがほんとに少ない。そして、車と一緒に電車も自動車道路と同じところに線路があってかなりの数通っている。電車は真ん中の一定の場所というのではなくていろいろいき先があるらしく突然曲がってくるからほんとに要注意であった。
その上!である。なんとウィーン市は馬車が普通に自動車通りを走っている。もちろん観光客を乗せているのだが・・・これまた極端におそいし注意しなくてはならなかった・・・



石畳の上を寺院の神父さんが闊歩する・・・
 
    

観光コースなので馬車が突然現れる・・・・・・ 

         

とにかく景色と雰囲気に目と感覚が早く慣れなければ・・・私が世界中どこでも運転できると思っている妻(そんな訳あるはずないのに・・・)と、外国の場合、初めての所の運転は慣れがどれだけ大事かをわかってない娘・・・
あまり説明してもしょうがないのでいちいち運転の大変さは言わなかったが、私はこの時はかなり家族の中で孤独だったのである・・・
考えてみればアウトバーン走行の方が全然楽である。皆がスピードだして一定方向をレースのように走るだけなのだから・・・全く、いきなりのウィーン市内レンタカー走行は結構私はドギマギしてしまったのであった。

     

      ヨーロッパの自動車文化の違いは日本と比べかなり大きな差が有る・・・ 

         

まあ、とにかく車を何処かにとめて・・・徒歩でレストランを探そうということになり・・・
ウィーンであっても、自動車の駐車違反の取締りは厳しく、何処でも車を止めていいという訳には行かないらしい・・・ところが、夜7時過ぎには、取締りも急に甘くなるようで殆ど大丈夫らしい(この辺は日本と違う)・・・そんなことを聞いたので、7時過ぎまで少しウィーン市内を走り回り・・・実際この時の時間待ちの走行があったから、私はだいぶ目と感覚がウィーンの光景に慣れてきた・・・(本当によかった・・・この時間が持てて・・・7時過ぎに止めようと言ってくれた娘と妻に感謝だ・・・)



しかし人間の目というのは、慣れるものだ、一時間も立っただろうか・・・右走行には私も慣れることもでき、町中でも結構飛ばしている連中の多い、この都市の走行、視線、道幅、駐車のやり方等等・・・まるでウィーンにすでに3~4日はいたくらい慣れた自信がでてきた・・・その辺は車の仕事やラリーに携わる人間は誰でも走行が右左逆だろうが慣れるのは早いと思うが・・・しかし、もっと私にはその他の理由があった、それは、きっと私が、音楽や歴史ある建物を見ることが好きで走っている時に、ここがオペラ座、ここがシェテファン教会、ここが、ニューイアーコンサートが行われる楽友教会・・・等等・・・沢山素晴しい建築物を拝見できたからであろう・・・とても楽しい気分になり、そしてこの時から非常にウィーンに興味を持ち、ここに住んで見たい・・・と思ったくらいであった・・・

私が海外で初めて、レンタカーを借りて走行した時は、私もこのようにドキドキハラハラの連続であった・・・慣れている人間にしてみれば、笑うしかないとんでもない(知らないとは言え)ことを私も相当しでかしている。にもかかわらず「ど根性」でヨーロッパに何度も訪れ、失敗を繰り返しながらでも訪れ続けたのは、やはり、ヨーロッパに私の探している、FINAオイル以上のオイルを求めたからだ・・ただそれだけの気持ちであろう・・・それほど、オイルへのこだわりと思い私にはあった気がする



           市内電車もとてもデザインが素敵だ  

OMVオイルに出会うことができ、今は本当によかったと思っているが、必死であったその時の私のことは、現在のように明るくは語れない・・・探しているオイルといつ出会うことができるか・・・生きている間に出会うことが出来るのか・・・ただただ思いと、必ずある!という賭け?のようなもの・・・信じる気持ち・・・それだけであったのであろう・・・・・・
語り始めると長くなるが、この私の紀行ブログでは、私の珍道中も載せてしまうつもりであるが、どうか皆様その思いを暖かい目で見ていただけると大変嬉しく思います・・・・・・。

         

         アウトバーンのサービスエリアに有るOMVスタンド  


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私のヨーロッパウィーン紀行・・・Ⅰ

2007-04-15 17:23:40 | 海外紀行

           私のウィーン紀行・・・Ⅰ

ウィーン市はオーストリアの首都、日本でもウィーン少年合唱団でもこのウィーンという都市の名は有名であり、またモーツアルトの生誕した国として、そしてあの「運命」で有名なべートーヴェンの滞在した場所としてもウィーンは名が知れている・・・有名な音楽家達のお墓が沢山あり、ウィーンの人々は音楽・・・やっぱりクラシックが大好き・・・そしてお正月明け元旦の名物ともなってしまっている・・・正月はテレビにかじりついてその雰囲気を味わっている私だが・・・世界50カ国で中継放送されているというニューイアーコンサート・・・この有名なニューイアーコンサート、2年前など、日本が誇る世界の指揮者 小澤征爾 も代表としてこのコンサートで指揮をした・・彼は、今ではウィーンオペラ座の総支配人・・・彼も私の尊敬する人物の一人である。



このウィーン楽友協会で行われる伝統と格式のニューイアーコンサート、生きている間に一度は訪れて見たいなあ・・・しかしどうやってチケットを申し込めば良いのか・・・今では旅行会社が企画しているというが、その年のニューイアーコンサートが終ったらすぐに来年の申し込みが殺到するという・・・まあ、チケットの入手の仕方は今度調べて見るとして・・・



オーストリア首都ウィーンについて・・・音楽関連であまりにも有名な都市なので、そのことばかりが日本では多分クローズアップされているのであろう・・・
しかし、実はこの首都ウィーンは、ヨーロッパでな名高い商業都市なのであります・・・海外からの流通が大変多くビジネス都市としてもかなりのものであります。
そんな躍動都市ウィーンに本社を置くのも、弊社がオイルを輸入しているオーストリア最大の企業OMV社の工場もこの都市に流れる美しいドナウ川のほとりに位置しております。





OMV社のことは、OMV社ブログを立ち上げましたので、そちらの方もゆっくりご覧下されば大変嬉しく思います。



私がウィーン市内を始めて訪れたのは約4年前・・・その時はそれこそ、右も左もわからず、お登りさん状態でありました・・・ヨーロッパのオイルを捜し求めていた時期でもあった訳で・・・まさかその時はウィーンに本社を構えるOMV社と今後深くかかわるようになるなんて思いもしなかったですが・・・



ウィーンの空港を降り・・・娘に迎えにきてもらい(娘はオーストリアグラーツ市の当時音楽留学中でした)妻と一緒でしたが、電車の乗り方なんてわかるはずもなく・・・そのまま娘が申し込んでおいてくれたレンタカー屋さんにすぐに直行・・・



いきなり海外で初めてのレンタカー・・・もちろん、その昔、FINA時代、WRCのサンレモラリーでフランスのニースからモナコ、イタリアジェノバあたりをレンタカーでうろうろ動き回った時もありますが、それは、一緒に行ったイタリア、フランスの道に詳しく慣れている友人達と一緒で、私が運転するにしても友人達とは常に一緒、その時は何の不安もなく言われたところを運転するのみで、責任も怖さもまるきりありませんでした・・・当時サンレモラリーにも私は実際に参加したわけですが、それは本当に大会で道も決まっており、私が運転しても、ラリーの道に実に詳しい仲間が隣でナビをしてくれている訳です。
それならば、言われた通り運転するだけで、いくら私でも運転技術があればできる訳ですよね・・・
しかしこの時は、はじめてのウィーン到着で空港についた後、そのままレンタカー屋さんに行き、確かGOLFを借りた覚えがあります・・・娘に、早く行こう! なんて言われ、どうしようどうしよう・・・なんてただただ思っておりました・・・
しかし私は男だ・・・ここで、“うぇーんどうしよう”・・・なんてまちがっても言える訳がない・・・妻にもいいとこ見せたいし・・・はじめて来ても、いかにも慣れている風を装い、じゃあナビをたのむよ・・・なんて娘に言い、全然知らないウィーンをいきなりレンタカーで走りだしたのでした・・・車に付属ではいっていたウィーン市内の地図を頼りに・・・(続)




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歴史が語る信頼、安心・・・愛され続けて半世紀・・・名古屋市のナガセ自動車

2007-04-14 13:26:45 | Shop情報

             歴史が語る信頼、安心・・・愛され続けて半世紀・・・
      今では超ハイクォリティーなディーラー・・・名古屋市中川区のナガセ自動車

           

名古屋中川区のナガセ自動車をご紹介していただき、初めて訪れた時は結構びっくりしました。あまりに大きくて活気が満ちているディーラーであることがすぐに私にも理解したからです。活気が感じるディーラーを訪れた時は、一瞬ですが私もためらってしまいます。 
私等・・・相手にしてもらえるか・・・外見からは誰も感じられないと思いますが、実は私はノミの心臓で・・・・・・

まあ、そんなこと言っている場合ではないですね。とにかくナガセ自動車の服部部長の所へ・・・

           

ドキドキドキドキ・・・しましたが、ナガセ自動車の服部部長、まるで私を昔からの友達のように実に気さくに迎えて下さいました・・・
はじめてお会いするのに、本当に昔からの親友のように・・・ああ、この名古屋市中川のナガセ自動車の人気の秘密はここにあるのかも・・・多分、ナガセ自動車の服部部長様はお客様にもこんな風に気さくに話したり挨拶したりするのだろうなあ・・・営業顔ではない・・・心からの気さくな笑顔を服部部長に感じ、私も初対面でありながら、結構浮かれてしゃべりまくってしまいました・・・
本当に一生懸命、車のことOMVオイルのことを真剣に聞いて下さって・・・あの時はありがとうございました・・・感謝しております・・・

そして、服部部長・・・とても素直に私の、OMVオイルの性能、効果等の説明・・・信じて熱心に聞いて下さり、すぐOMVオイルを自分のところで販売しよう・・・と決めてくださいました・・・
ありがとうございます・・・本当に・・・
あれから結構連絡下さり、OMVオイルの性能、お客様が喜ぶ顔、その理由等、まめに連絡を取り合って下さってありがとうございます。それからどんなに忙しくても突然私が訪れても変わらない態度で会って下さりいつも頭が下がります・・・・・・・・・私も服部部長のような人間になるようにこれから少し見習って努力しなくては・・・・・・と思ってしまうのです・・・

           

名古屋市中川区の一号線沿いにかなり目立つナガセ自動車の建物・・・
ナガセ自動車は半世紀の歴史があると言うことで・・・昔からのお客様の数も多く大変信頼されているディーラーだということが一目でわかる・・・敷地が広く、その敷地には、預かっている車の数がとてつもなく多い・・・聞いた話だが、一ヶ月の車検の数は約200台、その他車のリフレッシュ、チューニング、オーバーホール等等等・・・簡単なメンテナンスも時間のかかる車の復活もいろいろなことを含めると・・・相当な台数を取り扱っているのではないか・・・・・・
と思ってしまうのであります。

ナガセ自動車は、センスある若いやり手のスタッフが多く、対応の早さと車の出来上がりの信頼度は抜群ということである。責任あるスタッフが一台につき一人が必ず付き、そのスタッフが責任持ってその車のメンテナンスの記録をちゃんととっている・・・あまりにメンテナンスの多い工場、ディーラー等は結構流れ作業で車検や、車の管理などをしてしまうところが最近は多いが、ナガセ自動車は、スタッフの車に対する思いいれが違う・・・信頼度抜群であるという理由はこのことからからも来るのだなあ・・・と思う私であります・・・・・・

           

ナガセ自動車の服部部長、my BLOG があってそれを覗くと彼の気さくさがわかる大変興味が持てるかなりおもしろい BLOG である。服部部長と話していても、ウィットが飛んでいて思わず引きこまれてしまう・・・そして、こちらの気持ちとかもすぐに察して下さり大変頭のよさを感じてしまう・・・常に先を見て行動し、しかもちょっとした言葉にも思いやりと優しさが感じられる服部部長・・・多分、部下からの信頼度はすごいだろうな・・・と思ってしまいました・・・
彼は(私も実はそうなのですが)、メルセデスベンツの大ファン・・・彼のベンツのお客様に、OMVオイルを薦めて下さったということで゛・・・その効果は本当に抜群であったということをすぐに報告して下さってありがとうございました・・・

           

このナガセ自動車、昨年から本格的に、韓国ヒュンダイの車の正規日本代理店としても活躍し、また同時進行でドイツボッシュ製品の取扱店としても名をあげている・・・ますます活躍し拡大していくナガセ自動車だが、その秘密は・・・設備のよさ、店内の充実さ、メンテナンスのスピード、信頼度、出来上がりの満足感・・・たくさん思い当たるが・・・私は、その秘密は・・・・・・
ナガセ自動車の服部部長の気さくで謙虚で、そしてどんな相手にも丁寧に対応して下さる思いやりある態度・・・この辺がこの会社がどんどん伸びていく秘密が隠されているような気がするのである・・・・・・
進歩的で新しいものを取り入れ、スタッフの態度も車に対する考えも整備思考のセンスのよさも高いナガセ自動車、名古屋地区の皆様、ぜひ一度訪れて車のことを相談なさることをお奨めします。そしてその時は服部部長ともお話すること・・・これ絶対お奨めです・・・こちらも気持ちよく明るい気持ちになってしまいますよ・・・
ここで謝ります・・・服部部長・・・こんなところで服部部長を紹介したおかげで、沢山のお客様が殺到してますますお忙しくなってしまったら本当にごめんなさい・・・でも服部部長なら許してくださいますよね!!
また忙しい合間で5分間でもかまいませんので、また私ともお話してくださいね。そして、OMVオイルの性能いつも認めてくださってありがとうございます。これからもどうかよろしくお願いします。

           

日本の軽自動車からヨーロッパ・ポルシェ、ベンツまでこなす、
多くの顧客が安心し信頼している本物志向のナガセ自動車株式会社
気になる所在地は・・・名古畳市中川区昭和橋通6丁目32
TEL 052-361-6270

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桜舞う道の駅の温泉・・・「かじかの湯」

2007-04-13 22:33:13 | 日帰り温泉


美しい伊豆松崎町那賀川沿いの桜並木を味わうだけ味わい、かなり桜気分の気持ちに酔いながら・・・

その後、通り道で見つけた道の駅「花の三聖宛」・・・
そこでも、ひっそりとわからない場所・・・この道の駅の裏側にまわると、小さな川が流れていて、そこの川沿いにも意外と美しい桜並木を発見した。そして、その川に鮮やかに輝く真っ赤な橋がかかっていて・・・まるでその場所は平安時代の様で・・・これまたいい光景でございました。

          

          

この道の駅、花見の客が酔い心地で寄ってしまうのであろう・・・
「かじかの湯」という温泉があって、花見の後・・・よさそうな感じだし・・・ついでに温泉にも入ってしまおうと気持ちになってしまう・・・そんな温泉・・・

寄ってみたところ、案外いい湯で・・・露天には、時々、どこからか桜の花びらが舞ってきて・・・温泉につかりながらも花見の続きができる温泉・・・・結構いい気分に浸ってしまいました。

          

          

この道の駅「花の三聖宛」の中にある温泉・・・「かじかの湯」
清潔な内湯・・・そして、そこから階段を上がっていく・・・
とそこには、桜舞う風情ある露天登場・・・
本当に雰囲気抜群・・・

お花見帰りには絶対お奨め・・・
とてもいい気分になれる温泉・・・

今年の私の桜酔い・・・充分満足・・・
また来年もこの桜名所と温泉
必ず来ようと思って帰路についたのでした。


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ピンク!ピンク!感動の桜前線!!美しい伊豆松崎町那賀川沿いの桜並木

2007-04-12 00:14:40 | ドライブ


             ピンク!ピンク!感動の桜前線!!
            美しい伊豆松崎町那賀川沿いの桜並木

          

日本の花というとやっぱり桜! 美しいピンク色の桜は日本を誇る花の木である。
私はこの季節は相当にこだわっており・・・そして桜の季節は私は一年の中で一番好きな季節である・・・花より団子というが、私の中ではそんな言葉はとんでもない意味で、純粋に桜の木の美しさを味わう最高の時節なのです。

          

          

出張で西日本方面に今はだいたい一週間のうち3日ほど過ごす関係で、東名高速をかなりの回数使う訳であるが、東名を走行中、至るところに桜木のピンク色が見えて、毎回同じ景色の東名高速だと思っていてもこの季節だけは、実に風情が漂う高速道路に一気に変身・・・
結構単純な走行も楽しくなるのである。

毎年、この季節は、桜の季節はお客様のところを回っている間にお花見を楽しもうと近くの桜名所を探すのであるが、今年は何故かちゃんと探して、わざわざ有名な桜名所にいきたくなってしまった・・・
早速本屋へ・・・この季節全国桜名所の紹介の本は店頭にいけばどの本屋にも並んでいるものだ・・・立ち読みしながら悩む・・・悩む・・・

日本というのは、本当に桜名所が多くて美しい国なんだなあ・・・と感激しながら・・・すると・・・ある川沿いに土手があって、その上両岸に桜が咲き乱れ、その桜が川にくっきりと写っている写真を見つけた!! 川や湖に景色が写る雰囲気というのは、実に美しいものだ。 前に訪れたことがある、私の中のランキング一位のオーストリアハルシュタット(世界遺産)のあのイメージは生涯忘れることは出来ない・・・なんとそのイメージとまるきり同じという訳ではないが、水に写る光景が同じイメージの写真を見つけた・・・

そこは、伊豆松崎町那賀川沿いの桜並木である。もう直感でここがいいと決めたら私の心中は・・・
「よし! 行ってみよう!!」 

すぐ決定する早さはいつもまわりの人間に驚かれるがこの時は、自分でもその早さに驚いてしまった・・・
たまたま今は静岡県焼津にいる、伊豆は通り道ではないが近い・・・途中、いくつかの温泉地区(修善寺温泉、韮山温泉等)を通過し、期待に期待をして目的の桜並木を想像しながら車を進める・・・
ちっとも出てこない・・・どこにあるんだろう・・・
とその時・・・大きな曲がり角を曲がると、突然、本当に突然・・・・・・

大きな川が現れ、その両沿いにピンクの桜並木が実に美しく続いている光景に出会ってしまった・・・!!

          

          

          

          

          

もうかなりびっくり!! 一瞬ここは天国か・・・? と思ったくらい・・・
こんな美しい桜並木、私は、生まれてからこのかた見た事がないとも思う。もちろん、沢山の桜の名所はあるが、川の光る水沿いに内側に倒れこむように咲いている・・・水と桜・・・そんな光景・・・とにかく美しい・・・
夜には、ライトも輝き、その桜並木はさらに美しくライトアップされるという・・・

          

何でもこの松崎の町は、花というものにすごく重点をおき、桜以外にも沢山の花の栽培に力をいれているということで、桜の木の下には、この時期、パンジーや菜の花が鮮やかに咲いていた・・・しかもゴミひとつない・・・これは町全体がこの光景や、お花の栽培、お花畑作りというものに特に力をいれているようで本当に気持ちがよかった。

          

この桜並木、実に6キロも続くということで、全国から、この並木道を人目みようとこの時期、土日は結構混みあうということである。

とにかく時がとまるくらいの美しさである・・・
夕方になると、桜の木がピンクだけではなく、少し謎めいて、妖麗な感じ?・・・で、何かを訴えているようにも感じてしまった・・・
「この町の人々に感謝します。これからも私達桜の命を守って下さい・・・私達はこの町の皆様のためにずっと咲き続けますから・・・」と・・・
それじゃ、鶴の恩返し(桜の恩返し?)か・・・なんて思ったけど、もし大切にしなかったら、きっとこの桜は美しくは咲いてくれなくなるのかな・・・なんて思いながら、鶴の恩返しと同じものを感じた私でした。

本当に素晴しく美しい光景をありがとう。 そして、また来年来ますので、必ずその時もよろしくお願いします・・・なんて、何をよろしくかわからないが、そう思ってしまったのでした。


伊豆松崎町那賀川沿いの桜並木・・・

         「この美しさ絶景かな・・・!!」

ぜひ皆様も訪れて下さいね。


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番外編②・・・俺の動体写真自慢 and 人生の貴重な瞬間

2007-04-04 23:53:28 | 映画

             元気に走り回るリム嬢 

最近はペットのパピヨン犬を撮るためもあるが私はより、動体写真撮影に夢中である。

          

動体写真は、時代にのって私もデジカメで撮っているのだが、本来は、一眼レフで撮りたいところである・・・が最近はデジカメも進化しかなりのものである。デジカメの技術は本当に進化したのでデジカメ撮影で充分であると最近は思っている。

          

私が写真が趣味だというのは、やはり亡き父の影響が大きいのであろう。はっきりと覚えているのは、私が小学生の頃、父のカメラは、今では相当古いカメラになってしまうだ、当事としては憧れのライカのカメラを使っていた。父のカメラ技術もかなり凝っていて、父は写真家が夢であったらしい。写真を撮る時の父の真剣な眼差しは今でも私の脳裏に焼きついている。あの父の表情は幼い私でさえも感じるくらい威厳のあるものであった気がする。
写真のおもしろさを父は小学生であった私にも真剣に教えてくれたことに今ではとても感謝をしているのだ。

          

父は、「写真は人生の記録だ」と言っていた。
今になってその意味がよくわかる年代に私もなった。
父は、私の記録を自分が亡くなるまで撮ってくれた。だから写真による私の記録は、父が亡くなった時の私の年齢11歳までしかない。 私を撮ってくれる人など父くらいしかいなかったので、私の記録は小学校5年で終ってしまった。後はありきたりの写真で学校で皆で撮った、運動会、修学旅行の写真くらいで、私の写真は大人になるまでない。 
思えば、それは悲しいことである。だから、私は、今皆が喜ぶように、私のように悲しい思いをしないように、回りの人間、景色、ペットも旅行も撮れるだけ撮っているのである。 それが私の記録になり、回りの者達の記録にもなると思っているからだ。

子供の写真も無理やりとるので、最近はいやがられることも多いのだが、きっと後日、子供は喜んでくれて、私の思いも伝わっていくと思っている。
(喜べ!子供達よ!)

          

いろいろ素人なりに説明してしまったが、本当に写真というものはおもしろい。
人間の目は動画を見るために機能的にできているものだ。 しかし、写真は一瞬一瞬の静止画の美しさ、神秘さを秘めて写し出すことができる。 人間の目だけでは捉えることのできない、その時その時の美しい記録を写真は見事に捉えてくれるのである。
動体写真の美しさの表現力は人それぞれであるが、写真の中では短いドラマがある。人間の目では捉えられない発見が動体写真で捉えられる。
人間の目は、以外に目となる機能は低いわけで、人間の記憶の時間は短く、人間の目から脳の記憶回路の中ではイメージを長時間維持できない。
人間の目より、カメラの目の方が比較にならないほどいい。人間というのは、一時間前のことの記憶にしても案外あやふやで、大まかなイメージで捉えるぐらいがせいぜいである。 しかしカメラの目はちがう。 イメージではない、あくまでも事実をそのまま捉えてくれる。
子供の小さい時の写真を見て、はじめて、あの頃こんなにかわいかったのだなあ・・・なんて懐かしめるのも写真のおかげなのである。

          

私の友人の話ではあるが、彼は、なぜ、私が写真にこんなに凝るか不思議がっていた。 だって、写真で記憶するよりも、自分の肉眼でものを捉えてあげるほうが、ずっと大切な気がすると言って、大事な場面は写真よりもやはり肉眼で見るべきだ・・・そんなことを真顔で私に語ってきたのである。
彼の気持ちはよく伝わってきた。 しかし、そうではないのだ! 写真は、肉眼でとらえる以上にもっと一瞬の表情を静止画でも動体写真でも正確に写してくれるのだ。写真は自分のおおざっぱなイメージで捉えた表情を、それ以上にもっと正確に表現してくれるのである!
人間の記憶というものは忘れていく・・・それは、人間の脳の作りで当たり前の機能である・・しかし写真に時間はない、記憶が薄れていくことはない、その時のその瞬間の感動をそのまま残してくれるのだ・・・それを彼に説明すると、さらに彼はつっこんできた、自分の肉眼でみた記憶もかなり正確であり、その時のその瞬間を思い出すことが出来ると・・・しかし、時間はたつ・・・肉眼では時間は止めることが出来ない・・・時間を止めることができ、一瞬の感動を残せるのが写真なのだ・・・
時間を写真は残せるのである!
時間を残せる・・・その言葉で彼はやっと納得したようであった・・・
まさにそれだ!
その時撮った一枚の写真は、時間そのものをとめた
「人生の貴重な瞬間」なのである。

 

娘の成人式の撮影・・・隣で隠れて撮影・・・照明焚けない為少し暗い 

  


このブログを少なからず読んでくれた皆様、ぜひ写真を沢山撮ること・・・をお奨めしたい。写真は記録である。これからも私ももっともっと写真を撮って、皆を喜ばせていきたいと改めて思うのである。


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番外編①・・・俺の動体写真自慢and研究

2007-04-03 23:51:56 | 映画

         ペットの活発な動き・・・上手に撮る事は以外に難しい

私の趣味の代表的なものに写真がある。 静の写真、つまり人物、景色等はもちろんだが、最近は動体写真を撮ることに燃えており、その研究に結構時間を使っている・・・というのも、職業柄、走行中の車の写真を撮ることが多いからであるが・・・
しかし、沖縄に行った時には、空港がすぐ近くということで、ラッキーなことに動体写真を撮るための大変いい練習ができた。何せ飛び立ったばかりの飛行機がすぐ目上に何機も続けて遭遇できるのだ。 私は我を忘れて、カメラをかまえ、沢山の飛行機を撮ることで、動体写真をより上手く撮る練習をしたものである。

          

             真正面に走ってこられると以外にピンが難しい

これで、ますます最近私は写真の腕が上がったと少し自己満してしまうのであるが自分の出来もまあまあ見られるのではないか・・・

私の経験から語る、写真を撮る時の注意する点等をぜひ聞いてほしい。
当然だが、飛行機等を撮る場合、上に向けてカメラをかまえる。
その時に注意しなければならないのは、足場の確保である。足場がふらつくとこれまた写真も安定しない。この足場の確保というのはどんな時にもいえる。どうでもいいことのように思われるが、動体写真を撮る場合には非常に大切なことである。



私もいろいろ試みて研究したが、動体写真の撮り方で一番簡単で確実に上達が早くなるのは、動きのある写真を撮れる、流し撮りのテクニックを使うといい・・・と最近は思っている。
(飛行機を撮る時は、景色が空ブルー一色なので目標物の回りの動きは必要ないのでこの流し撮りの方法は本来は使わないのだが)

          

もちろん専門家ではなく素人知識での判断であるが・・・この流し撮りというテクニック、最近は以外に流行っているらしい。 
流し撮りとは、動いているものをカメラで捕らえ続けることである。まず、ファインダーを覗き込み、目標のものに焦点を合わす。そして、目標物を追うようにカメラも一緒に動かすのである。その時に足場を安定させていることが大事なのである。
足まで一緒に動いたら何があるかわからない、転んでしまったり、人にぶつかったり、初心者って思われる失敗をやってしまったりするのだ。安全性のためにも、足場は動かず安定することは基本中の基本である。

                    

シャッタースピードは、始めのうちは500分の1とか1000分の1くらいでいいと思う。割と早いスピードでシャッターを切ってみる。 ファインダー内で目標を捕らえ続けることができていれば、このくらい速いスピードで撮った場合、目標の写真の撮影はほぼ成功する。タイミングが大切な訳だが、ファインダー内で目標を捕えたら、一緒にカメラを動かす癖をつけ、それを現場で何度かやると、すぐ目が慣れて、結構動体撮影でいい写真が撮れるものである。

    

      スイス・ボーデン湖上のヨット(望遠300mm)で静止画・・・  

その時の注意が足場の他にもう一つある。流し撮りとは、シャッターを切る時にもカメラは動かし続けるということがとっても大切なポイントなのだ。
昔、私は流し撮りの技術を取得する前には、目標物の移動の先を予想して、あらかじめ先の地点にファインダーも持ってきて、結構速いスピードでシャッターを切って写真を撮っていた時代がある。これもいい方法だが、目標物が移動している0.1秒くらい先を見てシャッターを切るわけだが、成功率は50パーセントであった。そのものがどのくらいの速さで動いているかはだいたい捉えられるのだが、微妙にファインダー内の位置がずれてしまうのだ。気に入った位置に目標物がくるのは、なかなかないことであった。位置的にもいい写真が撮れる確立が約半分であったのだ。

しかし、現在は流し撮りというちょっと違った撮り方を覚えたことにより、速いシャッター切りだけでなく、スローシャッターもでき、よりいい写真ができるし、慣れると失敗の確立はかなり少ない。
一瞬のすきもなく、目標物を捉えているので、ファインダー内で目標物の位置も安定させることができる。

              

                  アウトバーンで150km走行時、車内から撮る

流し撮りは集中力とタイミングが大切だ。目標物がきたら(車等でも)ファインダー内を見ながらカメラも動かし、目標物と一緒に動かす。そして、動かしながら、シャッターを切る。絶対カメラは止めてはだめだ。切った後も自然とカメラは動く感覚が大切だ。テニスの素振りでもボールがあたった後のスイングが大切なように、カメラもシャッターを切った後のフォロースイングが大切である。

とにかく目標を捉えカメラも一緒に動かす。最初は、目標が速すぎてあせってしまったりして失敗作も多くあったが、この方法絶対私はお奨めの方法である。

500分の一、1000分の一のシャッタースピードがだいたい確立されたと思ってきたら、もっとスローシャッターに挑戦してみる。
誰でもそうだと思うが、静止写真でだいたい250分の一だとすると、さらにおそく、125分の一、60分の一、それこそ、いい作品を撮ろうと思えば、15分の一、さらに8分の一ぐらいまでスローシャッタースピードにしたりする。もちろんスローになればなるほど、緊張するし、スムーズな動きとタイミングが大切だが、速いシャッター切りに比べ、スローシャッターの方が何せ出来がちがう。背景も目標物も流れてより動きのある写真になるのである。

          

              オーストリア・トラウン湖でのゆっくり動体写真 

これができるようになると本当に写真は楽しい。自分の中で満足度が上がり、皆に褒められたい一心で、家に飾りたい多くの動体写真が生まれてしまうのである。昨年は、私の写真集(特に自慢の動体写真)で会社のカレンダーを作ろうと作成にかかったのだが、なぜか皆の反対を受け、その計画も実行されなかった。皆、私の写真技術を知らないな・・・と一人で心の中で怒っていたが、いつか私の実力を誰もが認め、会社のカレンダー等を作ってみたいと考えている私である。
  

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