ネコのノンちゃんがお散歩から戻りました。
プシュ・プシュ・クシュン
先ほどからず~とこんな感じで
くしゃみが止まりません
もしや、ノンちゃん 花粉症ですか?
ペットにも今
アレルギー症が増えていると聞きますが。
クシュン・・・クシュン、クシュン・・・・。
ノンちゃん、お大事に
ネコ達のおもちゃを
小布や糸でよく作ってくれました。
お針箱を出して
「虫?」と言うと
娘の周りを六匹のネコ達が囲み
出来上がるのを今か今かと
目を輝かせて待っています。
泣き方まで何時もと違うのです。
長い紐の先に出来上がった虫を付け、
揺らし始めると、ネコ達は興奮して次々に
飛び掛って行きます。
ヘエ~こんなに飛べちゃうの?
と驚くほど高くジャンプして獲物を狙い、
ハアーハアーと息を切らし、
大暴れした後の肉球は
きれいなピンク色に変わっています。
私が繕い物をしようと思い針箱を取り出すと、
一匹、また一匹と集まってきます。
そして、しばらく糸を見ては、「ニャー」(作って) と
注文をしますが。
私は作りません。
だって、作っても遊ばないんです私のでは。
娘へ。
忙しいだろうけど、
たまにはネコ達と遊んであげてね。
サスケ。
君が我が家に来てくれてからもう何年になるのだろう。
今日の様な寒い日、山下さんちの玄関先に置き去りにされたあなたは、まだ片手に乗る位の小さな体で、箱の中でブルブル震えていたのです。
山下さんの家ではあなたを飼うことが出来ず、猫ボラさんの木村さんが我が家を推薦してくれたのです。ちょうどその頃チンチラのピンキーと迷子ネコのマオ(中国語でネコの意味)が相次いで天国に行ってしまい、家中みんなで落ち込んでいたところでしたから。
あの子達との別れがあった直後で、もう辛い思いをしたくないと、一度は断りました。
で、山下さん、「これ、見て。可愛いでしょ!」 と言って君の写真を見せたのです。
そう、山下さんの作戦勝ちでした。
それから一週間後、子ども達と共にサスケ、あなたを迎えに行きました。
捨てられていたあなたは、人間不信の表情で、私たちとは絶対に目を合わせてくれず、「この子は私たちになついてくれるだろうか?」とそれは心配でした。
家族の心配を他所に、我が家にやって来たあなたは、すぐにヤンチャぶりを発揮しました。興奮した時の顔が可愛らしくて、わざと刺激しては、皆で大笑いしました。
マオに続いて二代目キジトラの美しい毛並みの体にピカチュウのようなカクカクっと曲がったチャーミングなしっぽ。
ハスキー犬のロボには、何度もガブリとされていましたが、懲りずに近寄っていました。そして、またガブリ。
家族の居ない昼間寂しくないようにと、半年後ヒナコがやってきました。
まる二日間、君は、ヒナコを警戒して押入れから出てきませんでした。ワン子は平気なのに仲間のニャン子が怖いなんて!・・・。三日目、小さなヒナコを甲斐甲斐しく面倒をみるサスケがそこにいました。君の姿に、家族みんなが感動しました。甘えん坊のヒナコは、まだママのおっぱいが恋しいようで、サスケ兄ちゃんの肉球をいつもチュウチュウと吸っていました。困った顔をしながらサスケはされるに任せていました。
それから何年かして、ヒナコが四匹の赤ちゃんを産み、あなたは、赤の他人のヒナコの子を育て、育児のストレスから体調を崩したこともありました。
優しいあなたは、母のヒナコより子猫たちに慕われ、立派な父さんでした。
早いもので、あれから7年の月日が経ちました。
もう片手では持てない位に成長し、最近では、お腹廻りがチョイと気になります。(サスケ=お母さんには敵いませんヨ)
子猫達の前では甘えないサスケだけれど、夜になると「母さん時間だよ」と催促して来ます。
こんな寒い日は、湯たんぽになってくれるサスケです。
今夜、帰ると
み~んな家出中。
「ただいま」の声に
揃って出迎えるネコ達が
一匹もいない。
「ご飯なんだけど?」
と言いながら、
玄関を入ろうとすると
ヒナコが飛び込んできた。
「ご飯でしょ、早く早く~ってばー!」
脱出口となった出窓から、
ノンノ、アリー、ユキが次々入ってきて、
先刻からいるようなとぼけた表情で
同じくご飯の催促。
みんながご飯を食べ始まると
ヒナコの長男、ハンゾーが
申し訳なさそうな顔をして
にゃーとも言わず伏目がちに
窓の外で待っている。
こう言うときは、目を合わせない。
窓を開けられても、
もじもじしながら遠慮がちに
そ~っと入ってくる。
みんながご飯を食べ終わり、
寝息を立て始める頃
ようやくサスケがご帰還。
窓カラスをガリガリ音をさせ
「今夜もパトロールして来たヨ、
もうクタクタ!」
カーテンの間に、何か気配が。
ムムッ・ ・ ・ ・、怪しい光!
闇の中にキラリと光るその正体は?
「母さん、僕ですよ。」
「 怖がらないで、 ヒナコの息子ハンゾーですヨ。」
「 僕には、母さんの顔の方が、怖いッス!!」
猫達のオモチャです。
一番のお気に入りはレイザーポインター
赤い電気が点灯するとみんな大興奮
次は、猫じゃらし。
家族の足下に運んできては、「遊ぼう」と催促。
そして、一番新しいのがこれ。
先日、夫がクレーンゲームで取ってきたもの。
でも、猫うけは今一。
これが動くとみんな渋い顔をする。
好奇心の強いこの子たち、そっと近づいてきては
交互に ねこパンチをして行くが、遊ぼうとはしない。
いつも遠巻きにしながら 渋い顔をして睨み付けている。