祖母山

2011-11-01 | 宮崎県の山
2011-10-29~30 
年に一度、佐世保山の会が行う一泊二日の山旅を日本百名山の【祖母山】に
出かけて来ました。

一日目は移動日とし参加者27名を各地でピックアップ、08:00西九州自動車道三川内ICに入り、
九州自動車道御船ICを目指して我々を乗せたバスは高速道路を南下します。
天気予報は雨、鳥栖のジャンクションを過ぎ久留米市辺りで、フロントガラスが雨に濡れ始めた。
バスの大きなワイパーが右に左と動き出す。小雨ながら雨は止む事もなく降り続く中、
バスは御船インターのランプを静に降りて、国道445号線を東に進路を変えて走り出す。
車窓の外に目をやれば御船の町は流れる家並の間から、稲刈りが済んだ田んぼに稲株が取り残され、
それを私は眺めながら深まり行く秋と四季の移ろいの速さを一人感じていた。
バスは御船町を通りすぎ、甲佐町に入り本日最初の寄り道【簗場】に着いた。

幸いにも雨は止みました
やな場 肥後藩主細川の殿様が落ち鮎を楽しまれた所です

営業前の準備時間帯に伺い、見学させて頂きました
茅葺の屋根の建物に囲まれ、情緒豊かな好い所です

国指定重要文化財 日本一の石橋【霊台橋】を見学


昼食は道の駅【清和文楽邑】

山都町にはコロッケ街道があり、此処の『コロッケ定食』を食す

県指定文化財【唐傘松】天然記念物


樹齢300年以上 傘状東西30m・南北20m以上と記載されている 

【円形分水嶺】

此処で分けられて7割の水が右側の用水路から通潤橋に流れていきます
バスツワー等で立ち寄らない所を選定したので、時折小雨混じりの観光ではあったが、
皆さん大喜び
雨も少し強く成り出したので、「早めに宿に入りましょうか?」と言ったら
「雨はカンマンせんけんが、とこか行ーう」と促がされ、予備に用意していた
緑川渓谷上部にかかる構造が珍しい【鮎の瀬大橋】に足を運んだ。
此処も渓谷の紅葉を楽しめるところです

本日の宿 浜の湯温泉【通潤山荘】到着

ゆっくりした時の流れの中で温泉を十分に楽しみ、夕食は肥後牛やヤマメ等の料理を頂いた。
明日は祖母山登山で~す・・・おやすみなさい
(写真は山荘写真転写)


二日目です。
宿のカーテンを少し捲り、まだ夜が明けない薄暗い外の街頭に照らされた水溜りを見る。
水溜が弾けている様子で、強くはないがやはり雨が降っている事をうかがい知り少し残念な気がした
山荘の計らいで早めの朝食を済ませ07:00宿を出発
祖母山北谷登山口に09:11到着
時を同じくして、ジャンボタクシー等で12~3名が到着 尋ねたら「東京からです」と返事
国観峠コースの方に我々より早く登って行った。
「オ~イ余所のパーティーに付いて行ったら駄目だよー」
準備を済ませ我々は『風穴コース』へ 09:32出発



しとしとと雨が降り、頭上の紅葉に時折眼を移し雨に濡れた岩場やロープにハシゴを注意して

風穴にたどり着く

この後もクマササに被われた急登を分け進み、尚も続く岩場等をロープやハシゴを両手両足で
確りとつかみ山頂に立つ 12:39

雨も上がり山頂はガスに包まれ眺望はないが、日本百名山の一つで険しい『祖母山』の頂きに立ち
どの顔も皆さん満足顔


昼食を済ませ 12:55下山開始


国観峠 14:11


頭上の紅葉を愛でつつ、足元は雨でぬかるむ登山道に注意を払い


北谷登山口に16:13無事下山

中さん「貴方は何時もにこやかな顔で、カメラ目線 いいね~

皆さん祖母山例会お疲れ様でした。事故もなく無事に終え皆様のご協力に感謝します。

 “祖母山に 雨ふりつつも 登りいく
      ぬれし紅葉 鮮やかなりき”

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