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春風駘蕩

いつの時代でもこうありたい

ボジョレー・ヌーヴォー

2010年11月18日 | 日記
大手旅行会社の友人から今年もボジョレー・ヌーヴォーが届いた。
11月18日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁の日。この日の朝に届くよう配慮した贈り物だった。

言うまでもなく、ボジョレーとは、フランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地区のこと、ヌーヴォーとは、
この地区で作られたワインの新酒のこと。この新酒の販売や飲用が解禁されるのが毎年11月の第3木曜日と
決まっている。この日、フランスはもとより、各国のワイン好きがボジョレー・ヌーヴォーを味わうのだ。

いただいたワインのラベルには、太陽と月、ブドウやワイングラスを手に躍動する3人の姿、それとフランス語
に混じって小さく「天・地・人」の漢字が描かれている。

最初にいただいたときは何もわからず、さっぱりとしたおいしいワインだと思った。ところがある日、作家の
村上龍さんのメルマガ「JMM」を読んでいると、このワインが単なるフランスワインではなく、日本人男性の
仲田晃司さんという方が現地フランスで造り上げた立派なワインであることがわかった。

仲田さんは岡山県高梁市の出身。24歳でフランスに渡り、28歳でメゾン・ルー・デュモンというワイン醸造所
を立ち上げたワイナリー・オーナーなのだ。そのことを知ってからは、このワインを丁寧に味わうようになった。

フランスでワイン造りに励んでいる日本の若者は他にも数名いるらしいが、「現地にしっかりと根付いて、創造・
発信することができる彼らの姿が、とてもまぶしい」と、村上さんは自身のメルマガで絶賛している。

仲田さんが丹精込めて造ったボジョレー・ヌーヴォーを贈ってくれた友人の心遣い、ポリシーに敬意と感謝を込めて、
新酒を味わった。


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