花粉症、去年はデビューで大変だった。
今から怖い。
でも、対策ってどこから始めればいいの?
注射はもう遅いらしいし。
耳鼻科、内科、眼科、去年は全部行って、それでも、風邪まで巻き込んで、いつも顔はもうマスクが内蔵されているような状態になってた。
5月の中頃まで続いた。
今年は軽いと噂だけれど、でも、まず、どこへ行けばいいの?
中島みゆき「夜会」を見た。
シアターコクーンでなく、青山劇場。
始まったのは20時、終わったのは22時半。
2万円のチケットは、どこにもなくて、ネットじゃどのくらいになってるんだろう。
オカルトチケットだからなあ。
物語?
贅沢でゴージャスな中島ワールド全開。
彼女はもともとシンガー&ソングライターとしか表現できない存在感の姫の一人。
衣装は鈴木紀男、これってすごくない?
皇室か、水商売かっていう高級ブランドでしょう。
中島みゆきのすごさは基本的に自分より年下というのは彼女の回りには存在しないというスタイルだってことも、その一つ。
中島が一番若い。
デビューのころは誰もがそういうスタイルだが、年を取って行くとそこをどうするかは重要な問題になる。
大人の男は若い女性にすぐに取り替える。
しかし、若くなくなった女は、若いままでいるためには若者たちを遠ざけるのが一番かも。
すでに14回というから14年間は「夜会」をやっている。
ここまで自分の世界を、それはまるで歌を作るように、制作していくのは凄まじい制作への情熱がいる。
たった一人で中島は中島みゆきと戦い、抱きしめ、表現へと昇っていく。
その最高の結果が「夜会」である。
面白いなどと言う、そういうものじゃないんだ。
中島みゆきを飲む、そういう気分になる。
ユーミンはある時期プラチナチケットだった。
それで、私はオカルトチケットと呼ぶ事にしたんだ。
どこから見ても彼女は怖く、恐いし、怖がらせてくれる。
この緊張感はどこにもない。
日本的で時代劇でさえある。
誰だって一度目の成功を手にしたあと、成功を重ねてずっと歩き続けたいと思うだろう。
しかし、ここには最初に成功するよりもっとナビがない。
進入禁止だらけの上に、追いかけてきた人生が突然追いかけられるはめになる。
ここが落とし穴である。
追うのは辛い、しかし、追われるほど苦しいレースもない。
売れても売れなくても必ず時間は残酷に追われるレースへと案内してはくれるわけだが、逃げ切る事が出来ず力尽きる。
中島は逃げもせず、尽きることなく、「私の声が聞こえますか」と76年の春に誰かに聞かずにはいられなかった文学少女は、このデビューアルバムからずっと普遍のテーマの中で息をしている。
ステージで、あの今でも可愛い顔で、瞳をくるっと左側に寄せ、キッとにらむように微笑む、いつ見てもあの瞬間はゾッとする、そして忘れられなくなる。
彼女の命を見学している。
命を見ている。
「夜会」はそういうものである。
あ、あの出会ったバンドのお話は、少しずつ、少しずつ。
成功への地図を探し始めてるつもりなんだけれど、彼らは私をまだ知らないしここであんなふうに私が思い始めている事も知らない。
彼らの人生が動き始める、私の窓の向こうで。
今から怖い。
でも、対策ってどこから始めればいいの?
注射はもう遅いらしいし。
耳鼻科、内科、眼科、去年は全部行って、それでも、風邪まで巻き込んで、いつも顔はもうマスクが内蔵されているような状態になってた。
5月の中頃まで続いた。
今年は軽いと噂だけれど、でも、まず、どこへ行けばいいの?
中島みゆき「夜会」を見た。
シアターコクーンでなく、青山劇場。
始まったのは20時、終わったのは22時半。
2万円のチケットは、どこにもなくて、ネットじゃどのくらいになってるんだろう。
オカルトチケットだからなあ。
物語?
贅沢でゴージャスな中島ワールド全開。
彼女はもともとシンガー&ソングライターとしか表現できない存在感の姫の一人。
衣装は鈴木紀男、これってすごくない?
皇室か、水商売かっていう高級ブランドでしょう。
中島みゆきのすごさは基本的に自分より年下というのは彼女の回りには存在しないというスタイルだってことも、その一つ。
中島が一番若い。
デビューのころは誰もがそういうスタイルだが、年を取って行くとそこをどうするかは重要な問題になる。
大人の男は若い女性にすぐに取り替える。
しかし、若くなくなった女は、若いままでいるためには若者たちを遠ざけるのが一番かも。
すでに14回というから14年間は「夜会」をやっている。
ここまで自分の世界を、それはまるで歌を作るように、制作していくのは凄まじい制作への情熱がいる。
たった一人で中島は中島みゆきと戦い、抱きしめ、表現へと昇っていく。
その最高の結果が「夜会」である。
面白いなどと言う、そういうものじゃないんだ。
中島みゆきを飲む、そういう気分になる。
ユーミンはある時期プラチナチケットだった。
それで、私はオカルトチケットと呼ぶ事にしたんだ。
どこから見ても彼女は怖く、恐いし、怖がらせてくれる。
この緊張感はどこにもない。
日本的で時代劇でさえある。
誰だって一度目の成功を手にしたあと、成功を重ねてずっと歩き続けたいと思うだろう。
しかし、ここには最初に成功するよりもっとナビがない。
進入禁止だらけの上に、追いかけてきた人生が突然追いかけられるはめになる。
ここが落とし穴である。
追うのは辛い、しかし、追われるほど苦しいレースもない。
売れても売れなくても必ず時間は残酷に追われるレースへと案内してはくれるわけだが、逃げ切る事が出来ず力尽きる。
中島は逃げもせず、尽きることなく、「私の声が聞こえますか」と76年の春に誰かに聞かずにはいられなかった文学少女は、このデビューアルバムからずっと普遍のテーマの中で息をしている。
ステージで、あの今でも可愛い顔で、瞳をくるっと左側に寄せ、キッとにらむように微笑む、いつ見てもあの瞬間はゾッとする、そして忘れられなくなる。
彼女の命を見学している。
命を見ている。
「夜会」はそういうものである。
あ、あの出会ったバンドのお話は、少しずつ、少しずつ。
成功への地図を探し始めてるつもりなんだけれど、彼らは私をまだ知らないしここであんなふうに私が思い始めている事も知らない。
彼らの人生が動き始める、私の窓の向こうで。