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さらたび。~お皿の中の小さな旅

東山温泉「ゆっくらイン/瀧の湯」の温泉と朝食

会津若松2日目の滞在は東山温泉の「ゆっくらイン」というホテルでした。ここは高級旅館「庄助の宿 瀧の湯」のアネックスで、ビジネスホテルと同じ金額で高級旅館のお風呂とパブリックスペース+朝食ビュッフェ付きというありがたいシステムなのです。
チェックインは本館、チェックアウトはゆっくらインでボックスに鍵を入れるだけ。
難点は本館まで5分ほど歩くこと。遅い時間や雨や雪の日などはちょっと不便ですが、私は気にならないので全然OK あと、エレベーターがなぜか中二階にあるので結局階段を使うことになります。

ホテルというよりはマンションみたいな感じ。部屋はとてもスタイリッシュなデザイナーズ・ル-ム 照明はすべて間接照明だし、インテリアの一つ一つがいちいちオシャレだし、部屋も広くて申し分ありません。

1階にあるラウンジもオシャレ~ PCも自由に使え、しかもWinじゃなくてMacってのが個人的には嬉しかったです。

温泉もあり、こっちもシャレてますね。女性用は鍵付きで、1人しか入れないのと窓がないのでちょっと窮屈かも。

徒歩で瀧の湯さんへ。フロアにはアロマオイルの香りが漂い、ゆっくらインの遥か上をいく高級感に圧倒されます。いつもリーズナブルな宿にしか泊ったことがない私はキョロキョロしっぱなしです(笑) 。

「伏見の湯」と「庄助檜風呂」。こ~んな広いのに貸切状態でした!
お風呂のへりにはお盆と塗り物の盃と酒器が置いてあり、え?まさか??と思って注いで飲んでみたら、まぎれもない日本酒でした!しかも美味しい さっすが“庄助の宿”! でも、飲みすぎて倒れないように1杯でやめておきました(笑) 。

庄助桶風呂。「朝寝朝酒朝湯が大好きでそれで身上つ~ぶした~♪」でおなじみ、小原庄助さんが実際に入っていたとされる浴槽を参考に作られた小さめの浴槽だそう。これはちょっと小さすぎた

露天風呂「瀧美の湯」はホテルの横に流れる伏見ヶ滝を眺めながら。夜はライトアップされて幻想的な雰囲気でした。
お風呂のの入口にはシャンプーバーがあって好きなシャンプーを選べたり、湯上り後は麦茶や生ビール、ところてんなど、高級旅館ならではの小粋なサービスがありました。

夕食はリオンドールという福島を中心に展開しているスーパーで買ったお惣菜をいただきました。珍しい鯉のうま煮は甘じょっぱく煮付けられて骨まで軟らかく、超~~美味 淡水魚独特の臭みは一切なく、本当に美味しかった!
でもね…「検査済」のシール、東京のスーパーのお惣菜で見ることはほとんどありません。ここは福島なんだなあと気づかされる瞬間でした。

翌朝は入れ替えになったお風呂に入浴。温泉の朝風呂といえば、島根で捻挫、山形で尻もち、新潟で太もものすり傷と過去に3度の怪我をしているのですっごく気をつけていたのですが、今回もやらかしました
露天風呂の段差に気をつけて気をつけて入ったのに、二段と思った石風呂がまさかの三段構造になっており、段を落ちかけて角っこに足の小指部分をひっかけ、結構パックリと…
血が出るとまずいので傷口を押さえながら足を上げて入るという(それでも入るか!)アクロバティックな状態で、あんまりリラックスできなかったです
でも、この東山温泉は戊辰戦争の時に土方歳三が刀傷を癒した温泉。刀傷に比べたら私の傷なんて浅い浅い!と言い聞かせていたら、意外にも流血せずに済みました。恐るべし東山温泉!
しかしそのあとホテルの部屋に戻った際にオシャレな畳ベッドの木枠の角にすねをガッツリぶつけてしまい、こちらのほうがかなり痛かったです

さて、気を取り直して朝食。瀧の湯さんのビュッフェは品数が多く、大人がほっとするようなメニューが多くてあれもこれも取ったらなんだか大変なことに!奥の白いものは大根おろしととろろ、納豆は地元・会津の元祖白糸本舗さんです。

卵焼きはノーマルなものと、ふきのとう入りの2種類。山菜の煮付け、浅漬けとピクルス、にしんの山椒漬けなどなど、どれも美味しい 何と言っても会津のこしひかりのうまいこと!おかゆ、炊き込みごはん、お赤飯もありましたが、とても食べきれず断念…。

別腹でスペースを空けておいたのは、お餅が食べたかったから♪ オーダーすると係りの人がつきたてのお餅を手で丸め、好みのトッピングをかけてくれます。私はあんこをチョイス。会津塗りの器に盛り付けられた上品なこしあんのお餅がとっても美味しかったです。
整腸にヨーグルトもいただき、食べ過ぎ用の胃腸薬も忘れずに服用。

予定より早めにチェックアウトできそうだったので、本館の送迎車を予約したら、私1人でしたが快く送ってくださいました。
あとは東京に向かうだけ…と思ったら途中で車掌さんが倒れたため列車が運休するという未だかつてない事態に見舞われて焦りましたが、本数の多い路線だったので無事に東京にたどり着くことができました。
車窓から“桜の北上具合”が見えて、日本の春を感じた帰路でした。
 

震災の翌年の新米からわが家でお取り寄せし続けているのが「まんま屋」さんの会津産コシヒカリ。ウチにごはんを食べに来てくれた人はみんな一様に美味しい!と言ってくれます。他の産地のものも試してみたけれど、やはり会津産のコシヒカリが一番お気に入りです。1袋ごとに放射能測定検査をした基準値以下のものを出荷しています。

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