今注目されているピアニスト反田恭平さん。
情熱大陸で見たモスクワ音楽院で学ぶ様子がとても興味深ったです。先生の言葉ひとつで音楽の流れが劇的に変わっていき、またそれをすぐに再現できる実力は見てて面白かった。
優秀な指導者と直ぐに応えられる生徒。
この構図、過去にも何度か目にしたな~
『スーパーピアノレッスン』(2005年から2006年にかけてNHK教育テレビジョンが放送した音楽番組のシリーズ)で講師のミシェル・ダンベルトの指示に素早く応える生徒。
Youtubeにあった映像を見たら、先生若い!超ダンディー(死語か!?) 「ここは火傷しそうに、゛あちっ、あちっ゛って」とタッチしてすぐ離す鍵盤の捉え方を実演。音が全然違う。もっと肩を使うようにと立ち上がって指導。
そういえば中村紘子さんも公開レッスンで同じようなことを熱血指導してました。クレーンゲームでキャラメル(ナゼかキャラメル)をとるみたいに鍵盤をギュっとつかむと音が際立って俄然イキイキ。
別の生徒さんはラフマニノフを腕だけで弾いてて平坦な音が並んでるだけ。生徒の後方から見ていた中村先生、たまらず飛んできて、「あなたの背中見てるとずっとおんなじ。そうじゃなくてね」、と実演。
辻井伸行さんがヴァン・クライヴァーン国際ピアノコンクールのファイナル直前に、恩師である横山幸雄先生が1泊3日の強行ツアーでテキサスに赴いて辻井さんに一日レッスンを行なったというエピソードをドキュメンタリーで見た時も、先生の意図を瞬時に理解して表現できる素晴らしい才能に感銘を受けました。教えれば教えるほど吸収してどんどん良くなる生徒。こりゃー先生も何とか時間つくって駆けつけちゃうよね。
話がだいぶ逸れましたが、反田恭平さんのラフマニノフ。
情熱大陸の前フリあってからの、題名のない音楽会での演奏。指揮はバッティストーニ。
題名のない音楽会は演奏者の解説がメモ的にちょいちょい入るので、聞き所がわかる所が気に入っている。
『ここの甘いメロディーは過去の恋愛を思い出しているように弾きなさいと先生から言われている』
『ここは霧のなかで雪が舞っているイメージ』
『ここは左手が細かく動きソワソワしているような表現』
『ここはオーケストラの架け橋となるように弾いています』
『ここはこの後やってくる恐怖の前触れ』
『ここは警鐘をならしているような危機感を感じます』
『ここがクライマックス。がむしゃらに疾走します』
『僕はここで女性の涙を思い浮かべます』
解説メモ見てるだけでこの曲の多彩さもわかって楽しめる。
反田さんはピアノの道に進むのに結構苦労しているみたいで、奨学金をもらってロシアに留学し、最高得点で首席入学。(すごい)
奨学金の給付が終わり学校をやめ、ヨーロッパを拠点に学びながら演奏活動を続けるそうです。
イタリア トリノでのラフマニノフ録音演奏の様子も興味深かった。会場で用意されていた真新しいピアノは「まだピアノが寝てる」らしく、気に入ったピアノは癖が強く弾きこなせる人がおらずに長く放置されていた1970年代のスタインウェイ。響き過ぎない少しこもった音が気に入り舞台のピアノを入れ換え。たしかに音がまろやか。
ピアノは持ち歩けないからピアニストは大変。いろんなピアノを試す楽しみもあるだろうけど演奏会となれば
ピアノとの相性で弾き方も工夫しなきゃいけないし。
と思ったらかの有名なホロビッツは気に入ったピアノを自宅から会場から運ばせていたらしい。
反田さん、3日連続リサイタルはそのピアノを使用したんですね。(情熱大陸で紹介されていました) うわーすごーい。
というのも、その後放送された題名のない音楽会でその1912年製スタインウェイがスタジオに用意されており、ゲストのピアニスト仲道郁代さんが「薄くて浅くて軽くて羽根がひゅって当たるとペロッて音が出ちゃう」と興奮していたピアノ。
選ばれた人なんだねーとぐぐってみたらば、
『この気難しいピアノを楽器販売タカギクラヴィア社が購入し、位負けしない猛者を物色、反田恭平が選ばれた』
反田恭平NAVERまとめ
あ、リサイタルだけの貸し出しじゃないんだ。
世界中に余多いるピアニストのなかから選ばれたってすごい。
「NAVERまとめ」には、モスクワ音楽院 教授 ミハイル・セルゲーヴィチ・ヴォスクレセンスキー(情熱大陸で指導してた81才の先生)のコメントもあり。
eプラスインタビュー記事
には、「いいピアノがあるけど」と誘われて行ったらホロビッツのピアノだったとか。バイオリンならそういうのあるけどピアノもあるんですね。
ピアノの特性と相性もあるからじっくりと取り組んでいけるといいですね。
まだまだ成長過程にあるだろうから頑張ってほしいです。
ちなみにいつも汗だくの反田さんですが、手が汗ばむとピアノは弾きにくくないのかな?
情熱大陸で見たモスクワ音楽院で学ぶ様子がとても興味深ったです。先生の言葉ひとつで音楽の流れが劇的に変わっていき、またそれをすぐに再現できる実力は見てて面白かった。
優秀な指導者と直ぐに応えられる生徒。
この構図、過去にも何度か目にしたな~
『スーパーピアノレッスン』(2005年から2006年にかけてNHK教育テレビジョンが放送した音楽番組のシリーズ)で講師のミシェル・ダンベルトの指示に素早く応える生徒。
Youtubeにあった映像を見たら、先生若い!超ダンディー(死語か!?) 「ここは火傷しそうに、゛あちっ、あちっ゛って」とタッチしてすぐ離す鍵盤の捉え方を実演。音が全然違う。もっと肩を使うようにと立ち上がって指導。
そういえば中村紘子さんも公開レッスンで同じようなことを熱血指導してました。クレーンゲームでキャラメル(ナゼかキャラメル)をとるみたいに鍵盤をギュっとつかむと音が際立って俄然イキイキ。
別の生徒さんはラフマニノフを腕だけで弾いてて平坦な音が並んでるだけ。生徒の後方から見ていた中村先生、たまらず飛んできて、「あなたの背中見てるとずっとおんなじ。そうじゃなくてね」、と実演。
辻井伸行さんがヴァン・クライヴァーン国際ピアノコンクールのファイナル直前に、恩師である横山幸雄先生が1泊3日の強行ツアーでテキサスに赴いて辻井さんに一日レッスンを行なったというエピソードをドキュメンタリーで見た時も、先生の意図を瞬時に理解して表現できる素晴らしい才能に感銘を受けました。教えれば教えるほど吸収してどんどん良くなる生徒。こりゃー先生も何とか時間つくって駆けつけちゃうよね。
話がだいぶ逸れましたが、反田恭平さんのラフマニノフ。
情熱大陸の前フリあってからの、題名のない音楽会での演奏。指揮はバッティストーニ。
題名のない音楽会は演奏者の解説がメモ的にちょいちょい入るので、聞き所がわかる所が気に入っている。
『ここの甘いメロディーは過去の恋愛を思い出しているように弾きなさいと先生から言われている』
『ここは霧のなかで雪が舞っているイメージ』
『ここは左手が細かく動きソワソワしているような表現』
『ここはオーケストラの架け橋となるように弾いています』
『ここはこの後やってくる恐怖の前触れ』
『ここは警鐘をならしているような危機感を感じます』
『ここがクライマックス。がむしゃらに疾走します』
『僕はここで女性の涙を思い浮かべます』
解説メモ見てるだけでこの曲の多彩さもわかって楽しめる。
反田さんはピアノの道に進むのに結構苦労しているみたいで、奨学金をもらってロシアに留学し、最高得点で首席入学。(すごい)
奨学金の給付が終わり学校をやめ、ヨーロッパを拠点に学びながら演奏活動を続けるそうです。
イタリア トリノでのラフマニノフ録音演奏の様子も興味深かった。会場で用意されていた真新しいピアノは「まだピアノが寝てる」らしく、気に入ったピアノは癖が強く弾きこなせる人がおらずに長く放置されていた1970年代のスタインウェイ。響き過ぎない少しこもった音が気に入り舞台のピアノを入れ換え。たしかに音がまろやか。
ピアノは持ち歩けないからピアニストは大変。いろんなピアノを試す楽しみもあるだろうけど演奏会となれば
ピアノとの相性で弾き方も工夫しなきゃいけないし。
と思ったらかの有名なホロビッツは気に入ったピアノを自宅から会場から運ばせていたらしい。
反田さん、3日連続リサイタルはそのピアノを使用したんですね。(情熱大陸で紹介されていました) うわーすごーい。
というのも、その後放送された題名のない音楽会でその1912年製スタインウェイがスタジオに用意されており、ゲストのピアニスト仲道郁代さんが「薄くて浅くて軽くて羽根がひゅって当たるとペロッて音が出ちゃう」と興奮していたピアノ。
選ばれた人なんだねーとぐぐってみたらば、
『この気難しいピアノを楽器販売タカギクラヴィア社が購入し、位負けしない猛者を物色、反田恭平が選ばれた』
反田恭平NAVERまとめ
あ、リサイタルだけの貸し出しじゃないんだ。
世界中に余多いるピアニストのなかから選ばれたってすごい。
「NAVERまとめ」には、モスクワ音楽院 教授 ミハイル・セルゲーヴィチ・ヴォスクレセンスキー(情熱大陸で指導してた81才の先生)のコメントもあり。
eプラスインタビュー記事
には、「いいピアノがあるけど」と誘われて行ったらホロビッツのピアノだったとか。バイオリンならそういうのあるけどピアノもあるんですね。
ピアノの特性と相性もあるからじっくりと取り組んでいけるといいですね。
まだまだ成長過程にあるだろうから頑張ってほしいです。
ちなみにいつも汗だくの反田さんですが、手が汗ばむとピアノは弾きにくくないのかな?