ROUTE846 - Color of Life

バレエ,ヴァイオリン,…好き過ぎて忙しい色んなこと

音色をつくる

2016-12-11 21:44:24 | ヴァイオリン
先生のスパルタ指導により、「音色が良くなければビブラート即刻中止令」 は効果的なようです。

音色ありき! を一番に意識すると背中で支えられているので、無意識に使っていた二の腕の小さな力を無駄に使わなくて済む。

力が抜けると力が入っていたことに気づくという…。

習い始めの頃は何であんなにガチガチに力入っていたんだろう。その時はそうしないと弾けなかったんだよね。肩壊れちゃうよ、ってくらい力みまくってました。だって演奏姿勢が人間構造上不自然で仕方なかったから。今は随分楽に弾いていると思う。

この前力が入ってるつもりもないところを先生に指摘されて思わず 「え、まだ力入ってます?」 と言ってしまった。今取り組んでいるビブラート対策で「まだまだだな」と実感しきり。

前回の発表会は音が立て込んでる黒い楽譜系だったから、背中の意識が抜けないよう楽譜の余白に 「背中」 と書いてたくらい。つまり途中で意識が抜けるからなんだけど。

ビブラートに取り組ませてもらってようやく、ヴァイオリン最大の魅力である音色にテコ入れできるといったところ。前に注意を受けたことが今身に染みてます。えぇもう、ことごとく。先生のご指摘いちいち有り難いです。

レッスンでは年内日課にすべき課題を多々頂戴しました。丁寧にやると取り組みがいのある内容です。

先週の基礎に加え、スラーがついても音の頭に強めにビブラートを入れて、入れ続ける練習。

音の切り替わりとスラーの中で音が変わると弱くなってしまう人が多いそうなので、その練習。これ、どこかに力みがあったら音にすぐ現れるので、最初の音色ありきのボウイングがとても大事だとよくわかる。先生の言うことに間違いはないです。

8分音符4連スラーでクレシェンドしながらビブラート(音形上昇)、デクレシェンドしながらビブラート(音形下降)、とその逆。
4の指(小指)で最大にするのはまだまだです。音量がクレシェンドになってない。

これを全部の弦で。
やりがいある~

楽譜が読めるか読めないか

2016-12-07 20:31:11 | ヴァイオリン
楽譜は読めるに越したことない。読めないとどうやって弾くのかと不思議に思ってました。ヴァイオリンなんてどこがドかソかなんて書いてないし。

発表会でご一緒する方でもドレミだとわからない人がいました。A線の3ポジ2の指、とか覚えるそうで、そっちのほうが大変そうじゃないかな?

ドレミで覚えないということは、耳と指が鍛えられるのかしらん。今どこにいるかわかんなくなったら崩壊しそう。

あ、でも考えようによっては必ず正しい弦、正しいポジションか頭に入ってるから間違いようがないのか?丸暗記が得意でないと落ちまくりそうだなぁ。

サラサーテ最新号で「楽譜の読み方・考え方」という特集があって、幼少期に耳から入る教授法であるスズキメソードで学んだヴァイオリン奏者3人の記事がありました。

それぞれ他にピアノを習ったり楽典を勉強したりして読めるようになったけど、今でも譜読みは苦手だそう。

楽しく音楽に親しむにはよいけれど(実際音感はよくなるらしいし)、本人が音楽の道を目指そうと思うなら、楽譜への苦手意識は早いとこ取り除いておきたいよね。

幼少のころの習い事は侮れません~。

自分はヤマ●のオルガン教室に半ば強制的に行かされ、そのまま有無を言わさずピアノを習わさせられたので、リズムとか音階とかそういうもんだと自然に覚えた感じですが、もし大人になってからやろうとすると、三拍子や符点やスラーやアウフタクトなんて、カウントとるだけでは理解できないかも。

日本人が三拍子のワルツのテンポが苦手だと言われるのは、割りきれないからだろうか?

楽譜は記号なのだから、そういう意味では理数系の人は得意なのかな?割り切れないのが気持ち悪い…って悶えそう。

とりあえずピアノを習わせてくれた親には感謝です。

ビブラートの最大と最少

2016-12-06 13:54:59 | ヴァイオリン
ビブラートはすべてのテクニックに通ずると言いながら、なかなか取り組みにGOサインを出してくれなかった先生。

ビブラートをするにはまだまだ未熟なんだと、先生がそういう方針なのだと
思ってたんですけどね。昨年先生主催のワークショップを受けてびっくりしたことには、ビブラートは日本だとフツウ3ポジ習う辺りから始めると言うので「はい?」でした。

3ポジ始めたのは確か4つ前の発表会じゃなかろうか?

ワークショップでのアンケートでよくあるお悩みに、「先生がビブラートを
教えてくれない」っていうのがあって、そりゃまさに自分じゃん!!
でもそんなこと書けませんでしたわ。(先生コワイ)

それで前回の発表会が終わって基礎を磨きたいことと、思いきってビブラートをやりたいと言ったら、急にビブラート習得に向けて全ての要素を総点検、総ダメだし。

左手をそれらしく出来たってダメで、まずは音色(右手)ありき。そのための運弓見直し。そのための背中の使い方、弓の持ち方の見直し。

音色にOKが出たら、ようやく左手の第一関節が使える用意ができる。(右が力んでると左もこわばるから)

第一関節の柔軟性なんて、日常生活でこれ以上必要性を感じることなかったもんな~。

良い音色で弦の震えを感じて微少の動きで揺らすビブラート…ってこれがムズい。指先でちっちゃく薬を塗るような…。こりゃこわばってたらできないね。

「次回運弓が悪かったら即ビブラート中止。また右手に戻るから」 先生なんだかスパルタに。

実際、一週中止させられ翌週へ持ち越し…(T_T)

あらためてその翌週。かけてるかかけてないか微妙なビブラートで曲を通したら、「自分でもわかった?じゃ次進むよ」 え、進んでくれるんですか?

次は最大と思うビブラートをかける。もちろんダメ出し。手首の動きが逆だってorz

手首を出すのではなく、手首をぱたぱた倒すような畳むような動き。手首からかけたければ肘から、肘からかけたければ肩から。最少でも肩(肩甲骨)から連動してる。手首のぱたぱたを親指を固定しても感覚をつかむ体操。

もう一度最大のビブラート。

ビブラートの終わり方が違うとのご指摘。先生の実演をガン見すると、手首から甲・指にかけて微妙な巻き込む動きをしている。ちょうど2,3,4と小指に向かって巻き込むときの肘から第一関節の動きと同じような。移弦しながら音が下降していくときと似てる。

ビブラートは全てのテクニックに通じると先生が言っていたのはこういうことらしい。

「それが最大?」と先生に煽られつつ(?)最大にチャレンジすること数回。だんだん力が抜けて楽になっていく。

次は、最大から最少、最少から最大をやるから、と珍しく予告される。これは自分なりにやってこいよ、ということかしら?言われればやりたくなって自主練しちゃうよね。

今の最少と最大をこれから磨いていって年内にベースを習得したら、年明けから発表会の曲に取り組み開始。ビブラートの次の段階は3年位かけて会得する、というのが先生の計画。はぁ、もう即同意です。

下手な癖がついたら直すのタイヘンだから計画通りに地道にやります。

ビブラート習得に向けて、基本的なダメだしはつづく…

(覚え書き)
・弓を持つ手…親指と相対する中指は第一関節(指先じゃない)。わかっているけどずれている。
・棒を指先で転がすのもそこを使うべし。
・薬指もっと深く毛箱まで。
・弓が寝て棒が擦れる音がするので中指薬指の第一関節を巻き込んで弓を立てる(左手のご注意とリンクしてる)

(3月の曲相談)
3月は発表会仲間で集まる会があって、今ビブラートの練習にしている曲でビブラートの出来を試すことに。短い曲だけどちょうどいいかも。さっさと終わらせて他の人の演奏を聴きたい。

バレエも先生次第

2016-12-02 18:58:00 | バレエ
あぁ、またお気に入りの先生を見つけてしまった。

嬉しいんだけど、行きたいクラスが増えるとスケジュールのやりくりが忙しいではないか。

バーレッスンから充実感半端ない。身体の使い方がわかるっていうか、整うっていうか。軸とのつながりが 「すごくわかる!」 いろんなことが腑に落ちる。

きっとほかの先生も同じことを言いたかったのかもしれないけど、わかるように導けるかは先生次第。もちろん受け取り手のアンテナもちゃんと敏感にしておかないと、ですが。

例えばパとパの間こそ大事なのは知ってるし次のパのプレパレーションに繋がっているのもわかってて、いろんな先生そう言います。でも曲がかかって動き出したら流れのなかで出来なかったりする。

例えばシャッセが入ると途端にリズムがガタガタになったり逆の脚で飛んでたり。

先生にしてみれば、さっき注意したのになぜ気を付けないのかと思うかもしれない。

シャッセなんてスキップができれば要領は同じはず。なのに急にテンポがつかめずぐずぐずになり、ちょちょって入る1~2歩の足がわからないか、または混乱に拍車をかけて棒立ちになる人もチラホラいたりして。

先生によっては、「1,2,3,シャーーッセ」と3拍子で追いかけるけど、わからないのは多分そこじゃない。

教えのうまい先生は流れのなかでの魅せかたや身体のどこを使っているかがわかりやすい。

ちょっと言ったアドバイスですごく納得したり。

例えば、パッセ(ルルべでもアテールでも)で下半身だけ頑張っても安定しない。上半身特に腕がアンディオールしてればちゃんと引き上がって全身がつながるので重心がぶれない。という言葉の通り意識すると、つくづく上半身と下半身は連動してると実感。

グイグイ高めてくれる感じに「次も絶対来よう!」と心に決め、なんなら代行レッスンはないか探してしまう。

たまに違う先生のレッスンに出てみると刺激的です。いつもと違うアンシェヌマンに頭フル回転だから余計に集中してるってのもあるけど。やっぱり人間慣れてくるとサボるのかしら…。

バレエのレッスンはいい脳トレにもなるしアンチエイジングになるから、運動したい人にはお勧め!なんですが、気軽に始めるには敷居が高いと思われがち。それでも以前に比べれば随分間口が広くなったもんです。

できればバレエの舞台を観て美しさと魅力を知っているほうがいいと思うけどね。

イメージが助けてくれることがたくさんあるから。これはもう絶対です!!