ROUTE846 - Color of Life

バレエ,ヴァイオリン,…好き過ぎて忙しい色んなこと

楽器が開放されてるって?

2018-06-20 00:11:36 | ヴァイオリン
レッスンでは最近、開放弦8回を各弦、音階を1音ずつから2音スラー、3音スラー、4音、6音、8音、とやってから曲を通しで弾くという流れだったけど、この前は開放弦のあとにすぐ曲を通すことになった。

開放弦のところから先生が「いいね」を繰り返していて、曲を通したら「音程とか改善するところはあるけど音がいいから聴ける」と。え、ほんと?

「楽器が開放されてるみたい。」(なにかした?と不思議そう。)

いやー、ここ数週間は仕事が忙しくて身体コリまくりだったし練習は全くできてないに等しい。その上、左手親指が腱鞘炎ぽくなってしまって、むしろ左手をあまり使わないようにしてたので、なにか時別なことって…はて?

唯一練習できたレッスン当日朝に、弾きやすい指の方向とか音が乗る弓の角度とか確認したくらいで。

あとは身体全体を使って運弓とか。個人的にはお腹を縦に伸ばすとつながりやすい。バレエの応用だけど。

腱鞘炎ぽいのは瓶の蓋を開けるときにちょっとひねってしまい、特定の動きをするとなんか気になるという状態。

ひねる動作に支障がでるとすごい不便です。瓶はもとより蛇口をひねる、タオルをしぼる、本のページをめくるのもピリッと違和感だったので右手でカバーして左手を休ませてました。

ふと、以前足首を痛めたときに助けになったファイテンのサポーターを思い出し、手首用がないかな~とお店に見に行ったところ、気軽に貼れるテープを勧められました。なんか効いてます。

スポーツする人には有名ですが、チタンが入ったものでただの磁気とは違ってパフォーマンスが向上するんです。

一般に知られているところでは、羽生結弦選手が首に付けているチョーカータイプのもの。

足首に使ったサポーターはいくつか種類があって薄ーいサポーターなのにぐらぐらの足首が何の違和感もなくバレエのルルベ(つま先立ち)やジャンプをしても安定するという、魔法のような代物で随分助かりました。

で、左手にお勧めされたテープを貼った翌日のレッスンで痛みがなく、まぁまだ無理は禁物ですが、練習もそこそこな割には良かったんじゃない?くらいに思った演奏で先生に誉められてビックリ。

テープの存在にはすぐ気づかれ、なんだか先生も興味津々。そりゃーパフォーマンスが上がると聞けば試してみたくなりますよね~

それで音程を確かめる和音をちょっと弾いただけでも音がいいねと言われ、すっごい嬉しかったです。

自宅では弱音器をつけてるので、レッスンとレッスン後の練習くらいでしか実際の響きを体感できておらず、それこそ楽器を開放させてあげられていない。

弱音器をつけていても前より響くのを感じてはいるけど「*側鳴り」かもしれないのでね~。(*楽器に近いところでだけ、つまり耳元で鳴っているように聞こえて実はホールでは響いてない状態)

発表会で後日もらうDVDと当日の音の印象が全然違うのはきっとそういうことだと思う。

音質については第三者に言われて初めて信用していいと思ってたので、お世辞は言わない先生の言葉だけに嬉しさ倍増~。

次の発表会でそれが実感できるといいな。

レッスンでは「もっと音楽的で素敵に聴こえる弾き方」をいくつか教えてもらいました。先生が弾くと、ホント素敵!

16分音符が続くところは音符どおり同じ幅で弓を刻むとつまらない演奏。(!そりゃ自分だ)

拍感をだすための1拍目〉3拍目〉2拍目〉4拍目の基本のほかに、フレーズごとの一番高い音と低い音にもう少し弓を使うこと。(密度の濃い音を出すこと!)

符点がつくほど長さを出さない微妙なアンバランスさと、弓を使う音は自然とクレシェンドする分、ニュアンスが生まれるらしい。

あと音形が上昇するところはクレシェンドにするのが自然、ということで、今ちょっとこの取り組みにハマってる。

ただ正確に刻むより音にも弓にも流れがあって、弾いてて気持ちがいい。まるで大きな波をなぞる一筆書きみたい。サーフィンで波を乗りこなしているようなイメージ?

この練習、かなり楽しいです。

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