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星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

洞爺湖便り(5) パークゴルフ

2014年09月18日 20時05分57秒 | Weblog
洞爺湖周辺の市町村にはゴルフ場は無くてもパークゴルフ場は必ず一つや二つはあるようです。北海道十勝地方で1983年に始まったスポーツで、特に北海道全域にまたがってコースが多数あるのは理解できますが、道外では千葉県にコースが多いと初めて知りました。

洞爺湖暮らしも一週間もすると、観光客用に用意されたスポットはほぼ全てカバー済みで、行くべき所は行き尽くしたという感じです。二週目の洞爺湖生活は、「見る」ことから一歩踏み出して、ここに居るからこそ出来る新しいことにチャレンジして「やってみる」を中心に据えることにしました。

先ず最初にやってみたのがパークゴルフです。

洞爺湖町に隣接する壮瞥町。ここは横綱北の湖の出身地で、郷土が誇る名横綱を顕彰する大層立派な「北の湖記念館」があって、その脇に展開する「壮瞥町パークゴルフ場」が今日のコースです。

 


ゴルフの受付、用具の貸し出し等全ての業務を北の湖記念館の事務員が担当しています。ゴルフ場なら事務員が受付カウンター(兼)プロショップ(兼)キャディーマスターの仕事をするようなものです。町営パークゴルフ場ならではのアイデアとこの事務員の仕事っぷりを意気に感じてのコース選定では決してなく、これまた、コースの脇に併設されている、町営温泉「ゆーあいの家」の源泉掛け流しの看板に負けたのです。入浴券付きで道具レンタル代込み込みで600円はタダみたいなものですね。

900メートルでパー66の公認コースでのスコアが68、つまり2オーバーです。夢に見続けたエイジシュート達成です!しかも、ゆうあいコース2番ホール35メートルのパー3ホールではホールインワンのおまけつきです。ああ、ゴルフのカップもこれくらい大きければ言うことないんだけどなあ!!




洞爺湖便り(4)ジオパーク

2014年09月16日 20時06分11秒 | Weblog
最近でも20年~30年に一度噴火している有珠山。災害をもたらす反面、温泉、景観等大地の恵みを洞爺湖周辺にもたらしてもいます。自然と周辺の人間の共存の歴史を学び、「生きている地球と生命との繋がりを学ぶ場所」と定義した有珠山ジオパークが大変充実していて、洞爺湖観光の目玉的存在となっています。特に、災害の遺構を巡るフットパスの充実は目を見張るものがあります。全部を踏破することは難しいかも知れませんが、少しでも多くのフットパスにチャレンジてみたいと思っています。



取り敢えず手軽なフットパスからスタートと、遊覧船で中ノ島に渡り、簡単な森林浴遊歩道に行って来ました。
短い距離とはいえ、かなりの上り坂もあり顎を出しながら、マイナスイオン浴びながらの一時間足らずの散策で、エゾシカに巡り会えたのはラッキーでした。そういえば、先日はドライブ中にキタキツネにも遭遇しましたよ。熊はまだですが。

  

では、この続きはいずれまた。

洞爺湖便り(3)洞爺湖応援団

2014年09月15日 15時10分00秒 | Weblog
オリエンテーションで分かったこと。
その第一は洞爺湖町は人口9,600人弱の小さな町でスーパー、コンビニはあっても大型店舗は15キロ離れた伊達市まで行かないと皆無であること。洞爺湖をとりまく有珠山、昭和新山等の観光資源、隣の壮瞥町までを含めた周辺の温泉を売りにした観光が主要産業で、あとは農業、酪農業がそれなりに営まれているが基本的には過疎化の傾向にあること。だからこそ、他地区からの転入移住を促進するための体験宿泊施設まで用意して努力しているとのこと。この話を聞いてちょっとひるんだ私を励ますように、役場の担当のTさんは「この移住体験施設を利用した方での移住実績はゼロです」と言ってくれました。Tさんの心中を察すると複雑な気持ちになった小心者の私です。

よ~し、それならこれをご縁に洞爺湖町を微力ながら応援しよう。ふるさと納税もするぞ。これから二週間の生活では徹底的に洞爺湖町のイベントに参加して、食材は地元生産品しか買わないぞと心に誓い、さっそく道の駅巡り開始です。

こちらの気持ちに応えるかのように、背中を押してくれるかのように、秋のグルメフェアなるイベントがスタートしてチラシを片手に買い歩き、食べ歩きスタートです。

ホタテ稚貝の旨味がぎっしり詰まったホタテ汁付き洞爺湖赤牛の「ステーキ丼」をブランチに食して、景品のジャガイモをもらい、デザートのソフトクリームが定価の100円引き。これじゃ道の駅も赤字じゃない?

 

腹ごなしの散歩、ウオーキングにはうってつけの遊歩道が湖畔に沿って大変良く整備されています。
アップダウンの少ない「水辺の森の小径」一周4キロ程度の初心者コースをサクッと歩いて調子を整える。
こんなパターンの生活が続きそうです。いずれもっとアップダウンのあるフットパスのいくつかに挑戦したいと思っています。

 

ま、やること食べること沢山ありそうだから、無理せずにぼちぼち行きましょうかね。


洞爺湖便り(2)オリエンテーション

2014年09月14日 23時09分03秒 | Weblog
出発を前にして天気予報は北海道石狩地方の集中豪雨を伝え、飛行機が飛ぶのかと不安になってネットで調べても運航状況に異常なし、現地に電話したら「隣町は集中豪雨らしいが当地は一滴も雨が降っていない」との回答。
狐につままれたような気持ちですが、とにかく成田空港まで行くだけ行ってみて、そこで最終判断するつもりで出発です。

   

運航が不安定とあまり評判の宜しくないLCCの中では、今日搭乗予定のJ社は就航率98%と評判上々。流石のJ社でも今日の荒天では運航すまいとの予想に反して全くのノープロブレム。札幌悪天候のために出発時間が30分ほど遅れただけで通常運航です。あの天気予報はナンだったんだ?洞爺湖町に着いてから集中豪雨に見舞われて避難命令なんか受けたら、現地の皆さんに迷惑かけるだけじゃなくて、周囲から「とんでもないアホ」呼ばわりされるのが目に見えてるなぁ・・・・・。ちょっとばかり気の重いままのテイクオフでした。

新千歳空港から洞爺に向かう途中で通過する白老や苫小牧は、ニュースによれば記録的集中豪雨に見舞われたはずですが、高速道を走る限り全くそんな気配は見られず、なんの異常もなく定刻に洞爺湖町役場に到着し、淡々粛々と役場で体験宿泊施設の賃貸借契約締結です。

これから二週間お世話になる家まで町役場の担当の方に案内してもらいながら、ゴミの出し方、生活必需品の買える店、イチオシのグルメ情報なんぞもしっかりと仕入れていよいよ洞爺湖町生活のスタートです。

近代的な姿に立て替えて間もなく平成18年に廃校になってしまった、洞爺村立香川小学校(現香川コミュニティセンター)の校庭の端に立つ、元教員宿舎が我が家です。近所には人家が全くないうら寂しい場所ですが、家の裏からは蝦夷富士(羊蹄山)の全貌が一望できる、素晴らしいロケーションです。

  

到着2日目の午前中は、生活に必要な洞爺湖畔のメインスポットを半日かけてオリエンテーションとして連れて廻ってくださり、これから二週間の生活に何の不安も無くなり、期待が膨らむばかりです。

銭湯代わりにこれから毎日お世話になるであろう町営の温泉施設「いこいの家」へのご挨拶を済ませてから、経済的にまだゆとりのあるうちにと、お薦めの回転しない寿司屋で豪華な夕食で洞爺湖生活をスタートさせたのでした。

   

洞爺湖便り (1) 「ちょっと暮らし」お試しステイ

2014年08月03日 13時52分55秒 | Weblog
       

その昔高校時代の修学旅行で訪れ、サラリーマン時代に何度かゴルフでお邪魔した他はこれまで北海道とは縁遠かったわれわれですが、このたび縁あって洞爺湖町で二週間生活できる機会に恵まれました。

夏の北海道でのロングステイを体験したかったのですが、ここ10年ほどは夏季のケロウナ往復が続いたため実現できませんでした。いろいろ事情あってケロウナ行きを見合わせた今年の夏こそチャンスです。飛行機まで使ってせっかく遠くに出かけて二泊か三泊で帰ってしまうのではあまりにもったいない。短くとも一週間、できれば2~3週間は滞在して、単なる物見遊山に終わらない「行き先での生活を体験できる旅行」が私の理想です。普通の観光旅行ではないため、「上げ膳据え膳」ではなく、「自炊・掃除・洗濯付き」が基本であるためカミさんは顔をしかめますが。

気力・体力・資力的にカナダ往復が難しくなる時期が早晩訪れることは必至です。日本の酷暑・猛暑を遠ざけて逃げ出し、カナダの乾燥した夏にスポイルされ続けた身には、特に日本の夏に弱いカミさんには「カナダのあとは北海道」とかなんとか言って、またお付き合い願い、単身赴任はなんとか回避できることになりました。

「北海道でのロングステイ」を謳い文句にするホテル・旅館・ペンションも数多くありますが、そのほとんどが一週間で数万円。「安く長期に」を目論む私にはいずれも高嶺の花。ベッドと小さな椅子だけが備わった小さな部屋で一週間も寝起きすることを想像しただけでもウンザリで、こちらから願い下げです。いや、負け惜しみではなくて。「いかに安く長く滞在できるか」のスタンスにブレはありません!

生活体験型旅行のためには、ベッドだけではなくて、我が家同様にゆっくりくつろげるリビングがあり、ゴロリとできるスペースが無くてはなりません。「一ヶ月単位で借りられる家賃5万円前後の物件」を探す中で巡りあったのが「洞爺湖町ちょっと暮らしお試しハウス」。こちらの希望に120%合致した理想的な施設です。「これだっ」とひらめきました。

長期ステイではあっても「移住」ではないので、バカ正直な私としてはやや気後れしつつ申し込んだら「OKですよ」との回答でした。さすがに8月のピーク期間は予約で満杯でしたが一部のキャンセルも出たとかで9月中旬の二週間の予約ができました。首都圏での残暑が厳しいことを期待しながら(?)いろいろと準備するのがまた楽しい。

  

あんなこともしたいし、こんなものも食べてみたい・・・・・ロングステイならではの楽しみの数々を思い描いてワクワクしています。(写真は洞爺湖町からお借りしました。)

洞爺湖町の他にも北海道内の各自治体が、移住を視野に入れた「ちょっと暮らし」体験のための施設を各地で提供しているようです。このスキームを利用しての北海道各地でのロングステイが「カナダの次」として浮上してきました。

まだまだ寝込んでる暇はありません!!

アメリカどさ回り便り(7)親子4人のチームプレー

2014年06月17日 16時08分58秒 | Weblog
有り難いことに婿さんのT也君は子煩悩で、共働きで子供を育てる娘のベストパートナー。

朝八時に娘が出勤した後、勤務時間の一部を「在宅勤務」に切り替えて昼過ぎまで家にいてくれて、K亮に昼ご飯んを食べさせて昼寝に寝つかせた後オフィスに出勤するという「難度C」クラスの技で対応しくれたので、ジジババの守備範囲は「K亮が昼寝から目覚めてから母親が帰宅するまで」の2~3時間に狭まりました。

昼寝から目覚めた時に両親不在で不安になり泣きわめいた時の切り札は「DVD」。日頃テレビを観せないで育てられているK亮にはパソコン画面を通して見るDVDや、You Tube経由で見聞きする日本の「お歌」の「あやし効果」に絶大なものがあるのです。

パソコンでDVDやらYou Tubeを操るテクを身につけていないバーバに対して、ジージの存在価値が一気に高まる瞬間です。両親がいる時には「ジージの所においで!」と言ってもそっぽを向くK亮ですが、両親不在時にDVDが見られるなら「ジージの膝にでも乗ってやるか」とばかりにジージとのスキンシップが始まります。

   

こんな「難度C」のシフト勤務とDVD作戦を続けること3日ほどでK亮の元気も戻り、痛かった口の中も快癒したとみえて、冷たいもの固い物でも以前と同じように食べられるようになりました。やれやれですね。



なんてったってこの家の中心人物たるK亮が元気か、そうでないかで、大人四人の調子が上がったり下がったり乱高下するんです。親子4人のチームプレーで快復したこと、よ~く覚えておけよ、K亮!

アメリカどさ回り便り(6)ジジババの自由時間

2014年06月16日 14時10分41秒 | Weblog
2歳の誕生日をすぎた孫のK亮は、体育系というより文理系タイプの子供のような気がする。

炎天下で走ったり転んだりして遊ぶより、親にお話を聞かせてもらったり、本を読んでもらうことの方を喜び、黙々とブロックパズルを解く時の目が輝いているような感じがする。母親に似ず雪のように白い肌であるのも、この印象を裏書きしているのだが。

日本人としてのアイデンティティーを自覚させたいと願う両親の期待を背景に自宅で使う言葉はもっぱら日本語。フィリピン系アメリカ人の営むデイケアで過ごす数時間は当然英語。現場を目撃していないので英語の理解度は不明ながら、日本語に関する限り、こちらの言っていることの70パーセントくらいは理解している感じがする。K亮の頭の中で二つの言語がどのように行き来しているのだろうか。大変興味深いが誰にも分からない。

男児二歳にしてバイリンガルの環境に放り出されて悪戦苦闘(かどうかは本人以外知る術も無いが)していることを不憫に思うのはジジ・ババのひが目なのだろう。本人としてはどんな気持ちでこの日常に向かっているんだろうと気にかかる。言語習得に問題のある児童をアシストすることを職業とする母親の知識・経験が、K亮の言語習得にも役立っているのが間違いなかろうことは、ジジババの一つの安心材料とはなり得る。

そんなK亮がある晩38度の熱を出し、翌朝の医者の見立てで「手足口病」と診断されてから4日連続で38~9度を行ったり来たり。発熱前に比べるとうんと元気が失せたようで何とも気がかりであるが、熱冷ましを飲ませて時間の経過に委ねるしかないとの見立てだそうな。大丈夫かいな?「おくちいたい~」と泣きわめくのを傍で見ていることしか出来ない歯がゆさがつらいところです。

  

この病気が全服するまでは当然のことながらデイケアには連れて行けず、自宅で休養させるしかないとのこと。ってことは、ジジババ二人の自由時間だと思っていた10時から4時頃までが自由時間でなくなるのみならず、二人だけで病身のK亮の面倒見るのか?そんなこと出来るわけないじゃん!

「無責任こそジジババの特権」と心得てK亮をうんと甘やかしてスポイルして帰ろうとの企みは、想定外の事態に直面して見直しの必要に迫られています。



アメリカどさ回り便り(5)見納めナマ・ジータ

2014年06月15日 20時54分06秒 | Weblog
せっかく手に入れたチケットでもあり、父の日でもあり、イチロー先発出場でもあり、なんといっても今シーズンで球界を去るジータ(Derek Jeter)をナマで見るのはこれが最後でもあるので、チケットを売ることを止めて、球場に向かいました。

アメリカのプロ野球観戦の面白さは、試合の内容もさることながら、緑の芝に映える色とりどりの観客席が醸し出す華やいだ空気と試合開始までのワクワクした雰囲気、試合中に発せられる応援の割れんばかりの歓声を楽しむことが出来ることです。私が日本のプロ野球を敬遠するようになったのには、観客みんなが唱和する球団お仕着せの応援歌やら、鳴り物ががちゃがちゃ鳴り渡るワンパターンの応援風景も一役買っています。「一億総ナントカ」に通ずる、自主性のなさが目に余る気がしてなりません。観客が工夫を凝らしたプラカードその他の応援グッズをかざしたり、今日初めて会った隣のサポーターが旧知の仲であるかのような親しみやすさでワイワイガヤガヤと一緒になって応援するなど、お仕着せでないMLB風「手作り応援」の方が好ましいと思っています。

アメリカのプロ野球が好きというより、アメリカプロ野球界で活躍する日本人プレイヤーの活躍ぶりを観るのが好きというのが正直なところですがね。

その意味では、今日はマー君の成績に一喜一憂する必要は無く気楽な試合です。イチローの活躍振りが観られて、ジーターの花道を飾るような場面を目撃できれば満足なのです。

 

5日前にシアトルで岩隈と投げ合って勝利したヤンキース投手・ヌノが1回、2回に連続で3ランホーマーを浴びて序盤に6失点とゲームが作れず、そのまま大味な試合で終始しましたが、イチローの2安打と守備の美技、満塁で打席に入ったジーターの犠飛でイチローが生還する等、お目当ての役者がそれなりの活躍をしてくれたので、それなりに楽しい一日で、心地よく穏やかな「父の日」でした。

 

アメリカどさ回り便り(4)チケット売ります・買います

2014年06月15日 08時51分01秒 | Weblog
人気ゲームのチケットを、ゲーム当日に球場周辺でプレミアム付けて売り歩く「ダフ屋(Scalper)」はこちらでも見受けられます。今回のフライングの後始末、窮余の策として15日に球場に赴き球場入口前で「え~、いい席ありますよ~」「お安くしときますよう~」とやるのも憚られる気の弱い私のために、巧く出来たシステムが見つかりました。

個人が手持ちのチケットを売ったり買ったりする仕掛けで、メンバー登録しさえすればだれでも売買に参加できるのです。チケットの売買に特化したネットオークションのようなものです。

売りたいチケットの詳細(日付、球場のセクション、列、座席ナンバー)に希望価格を明示して売りに出します。売買のスピードアップのために、チケットの受け渡しはネット経由でバーコードからチケットをダウンロードする方法が推奨されていますが、時間的に余裕ある場合は入金を確認してから手渡しまたは郵送で買い手に送る方法もあるようです。

売り手・買い手の直接交渉は無く、中間に介在する業者を経由して商談し、成約の暁にはこの業者が買い手から集金し、売り手に払い込むことで金銭リスクの回避を図っています。この業者は売買双方から一定の手数料(売却希望価格90ドルのチケットの場合、売り手・買い手とも12ドル程度)を受け取る仕掛けです。ネットオークションと同じ形態ですね。

早速会員登録を済ませて、プレミアムを上乗せすることもせず、購入価格据え置きという極めて良心的な値段で売りに出しました。ネットオークション好きな私ですが、今回初めて売り手デビューする新しい世界もちょっと刺激的で、ワクワクします。思うように買い手が出てこない時には、相場をチェックして売値を見直すのも早売りのコツだなんてアドバイスまでしてくれる、なかなか親切な業者です。でも、こちとら強気で、「値下げするくらいなら売らない!」と強気の姿勢で臨むことにしています。

ダル君が登板すると思われる、16日(月)の試合のチケットは、ヤンキース戦ほどの人気がないため当日でも買えそうなので、事前購入はしないことにしました。経験からすぐに学ぶ、思慮深く学習能力の高い自分に感心しています。

アメリカどさ回り便り(3)カンサスは雨だった

2014年06月14日 18時35分56秒 | Weblog
15日に一緒にマー君観戦を予定している友人からメールが届きました。

「まだチケット買っていないと思うけど、もうちょっと様子見た方がいいみたいよ。カンサス・ロイヤルズとの試合が雨で中止になり、先発ローテーションに狂いがでるかもよ」 げ、げ、げ~っ!もう買っちゃたよ~!

実は、この友人、長い滞米生活での仕事の一つが水泳を中心に各種スポーツの日本メディアへのレポーター業務で、業界の裏も表も熟知した豪の者です。その人から「この広いアメリカじゃ何が起こってもおかしくない。なかなか予定を立てにくいのが常識。雨天で試合が流れりゃ先発ローテーションなんて一発で変わるんだから、チケットもギリギリまで買うのを待った方がいいよ」と警告はされていたのです。

そうなんです。チケットを買いに走った日には、もともとは他の予定があったので、2日後に買いに行く予定とこの友人には話してあったのです。それが、その予定が流れたこともあり、「善は急げ」とばかり一日早く買いに走ったものなのです。セッカチでオッチョコチョイの私は、この手の「早とちり」の癖があり、熟慮・熟考が不得手なのです。良くいえば「足腰軽く、抜群のフットワーク」、言い換えれば「考え無しのオッチョコチョイ」。実例は・・・知る人ぞ知る、枚挙にいとまがありません。カミさんが「またあ~!?」と傍であきれています。

カンサス上空を覆ったのと同じ真っ黒い雲が私の頭の上に覆いかかってるのに、なぜか頭の中は真っ白です。さあ、どうする?!
乱にいて治を忘れず、ここは冷静沈着に対処せよと自分に言い聞かせます。命まで獲られる訳じゃ無し。

先ず事実の確認です。Kansas City Royalsとの6月9日の試合が雨天で流れ、8月に再試合の日程まで組まれていることがネット経由で判明しました。この試合に先発予定であったピッチャーがシアトルでの初戦にスライド登板すると発表されています。夢の「岩隈・田中直接対決」は幻と消え去りました。ヤンキース監督がひょっとして日本人ファンへのサービスとして粋な計らいをしてくれるかなと、淡くはかない期待をした私が甘かった。そりゃそうでしょう。日本人対決なんて大騒ぎするのは日本人ファンだけであり、日本のマスコミだけであり、MLBの監督としてはこの感傷的なファンへのサービスを仕事としている訳じゃないんだから。

余談ながら、初戦でヤンキース・ヌノを相手に好投した岩隈は味方打線の援護が得られないまま惜敗し、マー君は第2戦に登板して完投勝利、早くも10勝目でアメリカンリーグ最多勝利タイに躍り出ました。直接対決であったら、どちらにも勝たせたいという、日本人ファンの優しくも苦しい心の葛藤を見抜いた上でのジラルディ監督の配慮であったのかも知れません。これで中4日の先発ローテーションでは15日の先発は完全に無くなりました。ベイエリアでマー君登板を熱望する日本人ファンへの特別サービスとして、中3日での起用でもしてくれりゃ一気にジラルディ監督ファンになるんだけどな。ま、無理だな。

マー君登板なしでも90ドル払って観る価値あるのか? 人気ゲームなので転売は不可能でもなさそうだし・・・。
16日(月)のテキサス・レンジャーズとの試合ではダル君が先発見込みとの話もあり、これにも関心あるし・・・。

さ~て、どうするか? たかが野球、されど野球。

暇だヒマだと思っていたフリーモント生活も、結構やること一杯あって(自分で作ってる感もありますが)退屈しません。