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沖縄三線宮里道場☆

美ら島沖縄大使(沖縄県観光大使)ハイサイ!ウチナータイム!編集長
「書いて、話して、歌って」沖縄の魅力を発信してます😊

宮里少年物語☆66

2009年09月11日 00時31分07秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.66 】

今日は宮里少年と「冷やし中華」のお話です。

そもそも沖縄には、ラーメン屋さんがあまりありません。

同じく日本蕎麦のお店も少ないです。

やっぱり沖縄ソバがダントツ人気です。

宮里少年が知っていたラーメン屋さんは、
高校生の頃まで一軒だけでした。

場所は国際通りのブンリンドウの裏にあります。

店名は、残念。忘れてしまいました。

宮里少年は、ここで初めて「冷やし中華」を食べました。

冷たい麺といえば、そうめんしか知らない宮里少年です。

カルチャーショックを受けました。

中華麺にちょっと甘酸っぱいタレが、夏場でも食欲をそそります。

錦糸卵にキュウリやトマトの彩りも、とてもキュートです。

冷やし中華が大好きになった宮里少年は、
夏がくるたびに、かならず食べるようになりました。

冷たい麺をすすりながら、宮里少年は夏を感じるのでした。


写真はご近所のラーメン屋の冷やし中華。
やっぱり美味しいです。


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【沖縄三線宮里道場/三線教室】
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宮里少年物語☆65

2009年09月10日 00時11分51秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.65 】

今日は、宮里少年と夜釣りのお話です。

ある晩、宮里少年は父親と夜釣りに出かけました。

場所は那覇港です。

狙いはワタリガニでした。

堤防に陣取り、釣り糸を垂らします。

釣り糸の先には冷凍のオキアミを入れたカゴがあり、
揺らすとオキアミが海中に散らばってカニや魚を呼び寄せます。

このオキアミだけでも美味しそうだなぁと、
宮里少年は思いながら見ています。

カゴの先にはさらに網が仕掛けてあり、
ワタリガニはこの網にハサミが絡まり釣り上げられてしまうわけです。

ワタリガニは食べるところは少ないですが、
ダシがよくでるので汁物にするととても美味しいカニです。

気合いが入ります。

空は星がまたたき、海はまるで墨のようです。

宮里少年はちょっぴり緊張していたように思います。

夜、父親と男同士の釣りでしたから。

何を話したのかいまでは覚えていませんが、
那覇港の堤防でふたり並んで釣り糸を垂れていた光景はいまでも思い出すのでした。


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【沖縄三線宮里道場/三線教室】
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宮里少年物語☆64

2009年09月09日 10時39分05秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.64 】

今日は、宮里少年と釣りのお話です。

海に囲まれた沖縄県。
釣りのスポットはたくさんあります。

祖父も父も釣りが好きだったので、
たまに宮里少年も釣りに連れて行ってもらいました。

堤防に座って釣り糸を垂らしていると、
なかなか釣れないのでいろんなことを考えます。

もう餌がないんじゃないかなぁ、とか

魚は針が痛いだろうなぁ、とか。

いやもしかしたら何も考えてなかったかもしれません。

ただトゥルバッテただけかもしれません。

海の水は透明で、青い魚が餌をつっついているのが見えます。

ウキはそのたびにピクピクします。

なかなか引くまではいきません。

そのうち波に揺られるウキを見すぎて、酔ってしまう宮里少年なのでした。


※トゥルバル ぼーっとする


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宮里少年物語☆63

2009年09月08日 10時01分19秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.63 】

今日は肉の日ということで、宮里少年とステーキハウスのお話です。

沖縄はむかしアメリカだったことがあるので、
アメリカ風な食文化が残っています。

食堂のランチもスープがついていたりして、とてもハイカラです。

ある日小学生の宮里少年は、家族でステーキハウスに行きました。

めったに行けませんから、宮里少年もお気に入りの服なんか着てウキウキです。

沖縄のステーキハウスは、お肉を焼いてくれるスタッフのアクションがとても派手なので
焼きあがる時間も楽しめます。

塩や胡椒はもちろん、ナイフも放りあげられてクルクルまわってます。

口をポカンとあけて見上げていると、
肉はジューと焼き上がり良いにおいがしてきました。

使い慣れないナイフとフォークを駆使して、
宮里少年は美味しいステーキを食べたのでした。

しかし、だんだん皿の上の肉がなくなっていくのが、
ちょっぴりさびしいなぁとも思う宮里少年なのでした。


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宮里少年物語☆62

2009年09月07日 00時46分54秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.62 】

小学生の宮里少年たちが学校の休み時間に遊んだのは、「輪ゴムバトル」です。

名前はいま考えました。

自分たちで考案した遊びなので、名前はなかったのです。

必要なのは、輪ゴムと机だけ。ふたりで対戦します。

ルールはいたって簡単です。

机の脇に対面するように陣取り、先攻後攻を決めます。

手のひらの上にのせた輪ゴムを交互に飛ばし、
重なったら相手の輪ゴムをとることができます。

では、飛ばし方です。

写真のように輪ゴムを手のひらに乗せ、勢いをつけ手を机のふちに当てます。

するとポーンと輪ゴムが飛んでいきます。

色のきれいな輪ゴムに人気がありました。

この遊びが流行っていたときには、
男子の手首にはいっぱい輪ゴムがまきつけてあったのでした。




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宮里少年物語☆61

2009年09月06日 00時13分22秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.61 】

今日は那覇の宮里少年と、流行った遊びについてです。

小学校で流行った遊びといえば、まずビー玉を思い出します。

これは全国の小学生がやっていたようですね。

次に思い出すのはスーパーカー消しゴムです。

ノック式のボールペンで、スーパーカー消しゴムを走らせます。(滑らせる)

よく滑るように、タイヤにロウを塗ったりして工夫しました。

あとは六角形の鉛筆を転がして、野球ゲームもやりました。

六つの面に、ヒットやアウト、ホームランなどと書かれています。

これがけっこうおもしろくて、
休み時間中鉛筆野球ゲームばっかりやっていたときもあります。

自分たちで考えたゲームもありました。
その遊びには輪ゴムを使います

遊び方は明日に。


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宮里少年物語☆60

2009年09月05日 07時53分42秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.60 】

今日も那覇の宮里少年と恩師のお話です。

宮里少年は芸術の選択授業で、美術を選びました。

もともと絵は大好きだったので迷いませんでした。

担当の山田先生は定年間近だったように思います。

白髪の寡黙なナイスミドルです。

芸術家だからか、生徒に対し考えを押しつけたり干渉したりしませんでした。

山田先生のいつもいる美術室は、中庭に面した1階でした。

窓をあけると涼しい教室です。

アクリル絵の具で宮里少年は、美術室の風景を描きました。

扉の向こうにまた扉があり、その奥の部屋は日があたっている。そんな絵です。

山田先生がその絵をほめてくれました。

評価も10段階の10をくれました。

わかってるなぁ~とつぶやく、生意気な宮里少年なのでした。


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宮里少年物語☆59

2009年09月04日 11時27分03秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.59 】

今日は那覇の宮里少年とパラパラ漫画のお話です。

小学生の宮里少年、わりとマジメな方でしたが
授業中ちょおおおとだけ退屈なときがありました。

そんなときみなさんは何をしてましたか。

教科書の写真に落書きをしていたのでしょか。

宮里少年は教科書のハシに、パラパラ漫画を描いていました。

描きがいがあるのは、分厚い国語や社会の教科書です。

描いていくうちにだんだんとストーリーができてきたりして、
友達に見せては喜んでいました。

宮里少年が気にいっていた作品は、
走ってきた救急車が通行人をはねてしまい、
その救急車が通行人を病院に搬送するというシュールなものでした。

思春期の少年というのは、ちょっと怖いですねぇ。


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宮里少年物語☆58

2009年09月03日 12時18分50秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.58 】

今日も、那覇の宮里少年と恩師のお話です。

どうして安谷屋のおばさんは、ペリーのおばさんと呼ばれていたのか?

実は山下町はアメリカ占領下の時代ペリー区と地名をかえられ、
その地域一帯をペリーと呼んでいたのでした。

ペリーは、あの黒船のペリー提督の名前が由来です。

しかしさらに調べると、ペリー提督が上陸したのは山下町ではないのです。

なんと山下町の地名が、大日本帝国陸軍の山下大将を連想させる
というのが改名の理由だったようです。

住んでいる街にも知らないことがたくさんあるんだなぁ、と思った宮里少年なのでした。

その後お世話になった新城先生は、
現在沖縄の高校生たちが使っている、
沖縄の歴史教科書副読本を執筆出版されるのでした。


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宮里少年物語☆57

2009年09月02日 01時05分15秒 | 宮里少年物語☆
【 宮里少年物語☆ no.57 】

今日も那覇の宮里少年と恩師のお話です。

4人の仲間が調べに行ったのは、小禄、山下町あたりです。

わかりやすくいうと、奥武山公園のある地域です。

奥武山公園の近くに、宮里少年のおばさんが商店をやっていました。

遊びに行くと、お店のお菓子やジュースをくれるので
とても大好きなおばさんなのでした。

宮里少年のお母さんはこのおばさんを、
「ペリーのおばさんだよ」といつも言っていました。

おばさんの名前は安谷屋です。

外国人には見えません。

何でなんだろう?

と思っていた宮里少年の謎が、この調査で氷解するのでした。


つづく

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