株価
日経平均株価が15500円を越えました。これまでの足取りを見るとまだまだ予断は許さないと思いますが安い時と比べると倍近くまで上昇してきました。よくぞここまで回復した。つい2年ほど前、世間の空気もデフレ続きで企業は元気なく。サラリーマンは給与が上がらず。そして就職難。とどめは大津波。原発事故。元気なのは公務員ぐらい。あのころの閉塞感からはかなり開放されてきたように思います。もっと遡って20年ほど前。株価は3万を越えもうすぐ4万に手が届くところまできていました。そう。いわゆるバブル期です。私の周囲でもにわか成金がたくさんいました。土地買って車買って・・・晩生な性格で時流に上手く乗り切れず随分歯がゆい思いもしました。そしてそうこうしてる内にバブルははじけスッカラカンになった人。借財だけが残り今でも『行方不明』の人も知ってます。乗り切れなかった分落ちる悲惨さも味わわなかったけどどこかふがいなさを感じていたことも事実です。でも今になってようやく「あれはアレでよかった」と思います。それが私の『器』というものでしょう。さて株価、2万ぐらいまでいくかな?いやあまり欲はかかない方がいい(笑)。
「あさがおにつるべ取られてもらい水」『トンボとり今日はどこまでいったやら』加賀の千代女の句です。彼女は25歳で夫に先立たれ子供とも死別したそうです。絶望的な状況でなをその感性に惹かれます。今日は久しぶりに「うな重」買って来て食べました。これぐらいが私の贅沢の限界。性格というものは変わらないものです。