会社解散についてあらかじめ文書を送ってました。あとはロケ先（お得意さん）のご都合を聞いて後任の業者を引き合わせて私の役目が終わる。そう踏んでお得意先を回るのですが行く先々で「オジンさんが辞めるのならウチも終わる。今から新しい業者さんが来るのは嫌。」そう言われました。まるでみんなで口裏合わせているのか？と思うほど。これは計算違いでした。言われるロケ先、機械を全部引き上げさせるとなると相当な台数。その一つ一つに私が立ち会わなければなりません。何日かかるか気が遠くなる。引越しにかける予定がずれ込みます。そして何より莫大な数量の商品が戻ってきます。普通に営業していて何台か引き上げがあってもその商品は他の機械に回せばすぐに消化できますが廃業すると宣言したわけですからもって行き場がない。始めるより終わるほうが難しい。結婚するより離婚のほうが数倍のエネルギーがいると言います。自分がまいた種といえばそれまで。これまでお世話になってきたのですからここはひとつ腹をくくります。それにしてもこの仕事。長くやってますと同業者の機械を引き継ぐこともありますが大抵はスムーズに移行してその後も何年もお付き合いしていただきます。現在やめるといわれるお得意さんの中にもそんなところは何軒もあります。それが私の時に限ってこんな風になるとは思いませんでした。特別サービスがいいとか他よりロケフイー（手数料）が多いわけでもありません。昨今ならウチは条件的にはむしろ悪いほうかもしれません。よっぽど信頼されていたのかな？そういえば本業が忙しくなってヘルパーお休みするといった時も数件の利用者さんから「事業所変わるのなら次の連絡先教えて」といわれました。親しみやすいタイプに見られているのかもしれません。実際はそうでもないと思うのですけど・・・
事業所の社長から電話。「オジンさん悪いけど天然水２ケース。届けてもらえんやろか？」「今、お近く走ってます。お話しておきたいことがありますのでちょっとお邪魔してもよろしいですか？」「何の話？」言ってるうちに到着。「実は自販機営業。撤退しようと思ってます。で、そのうち後継者つれてご挨拶にお伺いするつもりしてますが社長にはどこよりも先にお話しておこうと思いまして」「辞めてどうするの？ウチで正社員になってくれる？」「いえ、いずれ退院する母親の専属ヘルパーになろうかと思ってます。近かったら介護保険も社長の会社に全部丸投げして手伝ってもらえるんやけど」「今、介護度は？」「５です。年間にすると４００万ぐらいにはなります。」「どうにかしてウチから行けんやろか？」「交通費と時間で無理です」「ケアマネだけでも行かそか？」「みんないい人ばかりですからねぇ・・・でも地域性の高い仕事。それも無理だと思います。それで自販機ですがご都合のいい日に後任者ともどもご挨拶に伺いたいと思ってます。」「オジンさんが来ないのならウチも自販機終わる」「それはもったいないほどありがたいお言葉ですが・・・せっかくお客様もついて頂いてることですし・・・」「いや、他とは取引したくないわ」信頼が形になって表れたようで表面上はいい話に聞こえるかもしれませんが実際のところあまりありがたくはない。一般的に別の業者に引き継がせる時って機械の中の在庫品の数量をチエックしたらあとはお任せで済みます。でも取引が終わるとなると在庫品を全部引き出し、機会を業者に頼んで引き上げさせる。手間と費用がかかり、その上引き上げてきた商品も処分しないといけません。こんなところが何軒も出てきたら商売やめてもデッドストックの山が出来る。処分するとなると大変な手間と費用がかかります。かといって自分で消化できるような数量でもない。（糖尿病になります）なかなかスムーズには引退させてもらえません。
確か去年も同じようなことを書いた記憶があるのですが昨日は恒例の地域カーニバル。金曜土曜と2日続きの雨でしたので今年は中止になる。そう踏んで一応の準備はしてたのですが正直、疲れがたまってきているので、ゆっくり朝寝と洒落こんでいたのですがそれでも朝6時には目が覚めます。カーテンを開けると日が差してます。「昨日遅くまであれだけ降ってたのに・・・」中止の場合。実行委員会から電話が入ることになってますがそれもない。気乗りがしないままに現地につくともう前日から張り巡らされたテントの中で警察。消防。それとバザー。このあたりがスタンバイOK状態。慌ててPETボトルをトラックから下ろしかけると区役所の担当者が「お疲れ様です。下が多少ぬかるんでますから気を付けてください」30ケースほど下ろした頃には社協。ボランテイア。園芸、それから点字手話のブースも店開き。肝心の婦人会のメンバーは誰もまだ来ません。仕方がないのでダンボール開けて商品を詰めます。あらかた陳列出来た頃に3人。4人と集まって全員が揃った頃にはもう9時半の開場10分前。商品確認してもらって慌てて車を出しました。汗びっしょり。午後に様子を見に行って売れ行きの良さそうな商品を10ケースほど追加。「オジンさん。」背中をこづかれて振り返ると手話サークルの人。「今から民謡踊ります。」「へ～！ビデオ取りますわ」「いらん！やめといて。後々ずっとそれ見て笑われるのかなわん」（笑）。面白いと撮りに行ったのですがこれがみんな同じ柄の浴衣。（当たり前か？）保護色でもないのでしょうがさっぱりわかりません。やっと見つけたころにはもう終わってました。でもさすがにお上手。民謡といっても日本舞踊。手と足の動き。手話がうまい人は踊りもうまい。それにしても比較するわけでもないのですが総じてオッサンは下手。これも参加することに意義があるということか？
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大抵のところは今日から仕事だと思いますが余裕があるのかないのかまだお盆休みというところもあるようです。昨日一昨日とちょっと忙しく仕事したのもあって今日は中休み。オークションで買ったPCにデータを移し替えました。安いの買ったのでOSだけしか入ってません。セキュリテイーソフトを入れ使い古しのoffice（確か一枚のディスクで3台までは使えるはず）をインストール。これも一から買うとなると2～3万いいます。10年近く前のですが格別難しい作業をするわけでもないのでこれで十分。なにより使い慣れているのが一番。それもほとんどワードとエクセル。パワーポイントなんて使ったことありません。エクセルもその昔はロータスというソフトがあって（当時はPC買ったらついてました）それからの「移行組」です。プリンタのドライバー入れてあとは本来ならLANケーブルで移すのですが溜まったデータの整理を兼ねてハードデイスクで移しました。そうしてみると出てくるわ出てくるわ古いデータ。（前に買い換えたときに移したまま一度も開いてないのがどっさりありました。）その量たるや全データの半分近く。削除。もしくはDVDに保存。すっきりしました。心なしか前のPC。動きがよくなったように思います。これなら買い換えることなかったかも？
東京都議会が「清涼飲料自動販売機の消費電力抑制条例案」を提出するといいます。
先日の都知事選で圧倒的勝利の石原知事は消費電力抑制のために、パチンコと清涼飲料水の自販機をやり玉にあげたといいます。パチンコは分かるけど自販機に目が行くとは・・・
仕事にしているせいもあってそういう側面を考えなかった。いや考えようとしなかったけど確かに自販機。特に都市部はもう飽和状態といっていい。新規設置は殆ど無く、あるのは条件のいいロケ先の争奪。よく気をつけてみていると銘柄が代わった自販機があちらこちらに。そして「ウチが一番」とばかりに照明が昼夜を問わずこうこうと輝いています。海外旅行された方ならお気づきと思いますがこういう光景は日本だけ。パチンコもそう。文化の違いといえるかもしれません。それと自販機に限っていえば治安の良さ。以前自販機あらしが流行ったとき偶々捕まった犯人曰く「日本には金庫が道路にいっぱいある」東南アジアや欧米では考えられないといいます。そういえば大震災でも実際はどうか知りませんがおよそ略奪や商店荒らしなどは被災地でもあまり聞きません。（これから出てくるか？）パチンコ。これも日本ならではでしょう。諸外国にカジノがあってもおおむね夜。それもその人口はそんなに多いと思いません。真昼間からキラキラ輝く電飾。駐車場駐輪場はいっぱい。「一体この人達はどんな仕事してるのだろう？」と思うほどに盛況を極めてます。消費電力抑制という観点からみるとどちらも「百害あって一利なし。無くても生活できる」という風にみえるのかもしれません。でもパチンコはともかく自販機は裾野の広いマーケット。日本を代表する大手飲料メーカー。そこで働く社員。設置先。そしてオペレートする私達。どうする？ここはひとつみんなで職探ししますか？
（PS。個人的には町の景観を考えると自販機なんてないほうがいいと思うこともあります）