四季・山夢

四季折々の山歩きに夢を抱いています。

巻機山(まきはたやま)・・・高層湿原と花々の草原でした。

2009年07月25日 | 群馬・長野・山梨方面
【画像:非難小屋から見上げる巻機山山頂方面、左の上部が山頂です】
戻り梅雨でしたが新潟方面は曇りとのことで、仙ちゃんと2名で昨年8月末に風雨で撤退した、巻機山にリベンジすることとしました。
関越清水トンネルを抜けると青空も時折見えて天気は上々です、塩原石打ICで降りて清水のサクラ坂駐車場に駐車し出発です。
登山口から五合目までは雨の影響でぬかるみが多いうえ蒸し暑くて汗びっしょりです、五合目からは大源太山の鋭いピークが眺められしばし休憩し、風の音を聞きながら明るいブナの林を登ってゆき六合目から昨年撤退した七合目と向いました。
七合目からら見上げるコースは、笹の生い茂る山といった感じです。急登をジグザグに登り高度を上げてゆくと笹原も途切れて、強い風に吹かれて汗もひいてゆく感じで、南側に谷川方面の展望が広がりました。
八合目から階段を上り稜線に出ると笹の草原にニッコウキスゲが咲いていて、谷を挟んで緑の牧歌的な巻機山から牛ヶ岳へ続く稜線が印象的です。
九合目のニセ巻機山からは非難小屋への下りで、木道があり高層湿原の感じで、ニッコウキスゲやワタスゲ、リンドウが見ごろでした。小屋から再び階段を登り、小さな池を眺めながら登ると巻機山山頂に到着、山頂からは牛ヶ岳や割引岳へのコースが延びています、笹状の稜線を風に吹かれて牛ヶ岳方面へしばらく進み引き返して下山です。
非難小屋付近の沢でハクサンコザクラの小さな群生を眺め、沢の水を汲んで下山しました、巻機山のリベンジは天候に恵まれた山行が出来ました。




桜坂駐車場にて・・・今日は前回よりも車の台数が少なかった。




桜坂駐車場を出発・・・登山カード入れに計画書を入れました。




三合目付近にて・・・樹林帯でぬかるんでいますが額アジサイが咲いていました。




きれいに植林された?ブナ林にて・・・もうすぐ五合目に到着です。




五合目にて小休止・・・今日は景色がよく正面に鋭く尖った大源太山が望めます。




六合目展望台にて・・・樹林帯が切れて今日は巻機山方面がよく見えます。




ヌクビ沢を望む・・・まだ雪渓が残っています、上部のピークは地図で確かめたら割引岳でした。




七合目のガレ場に到着・・・ここから先は笹原が上部まで続いているようです。




黄色の細かい花が密集しているラン?の一種・・・ここから上部にはところどころ咲いていました。




ガレ場から笹原へ進む・・・もうすぐ前回天候不順で撤退した場所です。




笹原のピークを見上げる・・・ジグザグの急登が頂上まで続きます。




八合目付近にて・・・強い南風が汗を吹き飛ばしてくれ、谷川の山々が広がります。




稜線に上がる・・・谷を越えて気持ちのよい稜線が望め、登山客が歩いていました。




稜線からはニッコウキスゲの花が見ごろでした。




ニセ巻機山(九合目)に到着・・・ここから先が巻機山の百名山たる景色が始まります。




非難小屋へ下る・・・周りは高層湿原になっています。




非難小屋の風景・・・非難小屋は木造で新しくバイオトイレもついていました。




非難小屋から少し登った高層湿原・・・ほぼ山頂直下にある湿原です。





高層湿原の風景1・・・湿原とニッコウキスゲの咲く先には割引岳のピークが見えます。



高層湿原の風景2・・・この先のガレ場で昼食にしましたが、階段のすぐ上が山頂でした。




とても小さなリンドウの花・・・不思議なことに湿原の木道の脇に咲いていました。




巻機山(1,967M)山頂にて・・・山頂は地味な感じで、割引岳や牛ヶ岳より標高が低い感じです。




巻機山から牛ヶ岳方面に進みます、牧歌的な草原と高層湿原の稜線歩きです。




牛ヶ岳方面から巻機山へ戻る・・・とても南風が強く、草原が波のようにうねります。




山頂からの下山風景・・・非難小屋からニセ巻機山のルートと谷川岳方面の景色が広がります。




非難小屋から少し下った沢の水場付近のハクサンコザクラ・・・小さな雪渓跡に咲いていました。




非難小屋下の水場付近にて・・・雪渓の雪解け水の沢です、水を汲んで下山しました。




16時前に無事下山・・・登山口近くで雨が降ってきました、8時30分出発7時間30分の山行でした。


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