RPGツクールユーザーの方に朗報かもしれません。
ついにLinuxでRPGツクール2000 / 2003を動かすことに成功しました!
試した環境は以下のとおりです。
OS : Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawn (VMWare Server 1.0.3の仮想環境上にて)
使用アプリ:Wine 0.9.36
RPGツクール2000
RPGツクール2003
DirectX8.1(RPGツクール2003インストールCDに含まれる)
VMWare ServerやUbuntuをPCにインストールする方法は省きますので
別途詳しいサイトで調べてください。
なお、VMWareという仮想環境で今回は試しましたが、実機でやっても
ほぼ同じ結果が期待できると思われます。
ここではUbuntu上でWineというアプリケーションをインストールするところから
説明いたします。
■wineの導入方法
1、メニューの「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」をクリックし、
コンソールを起動する。
2、コンソール上に以下の文をそれぞれ貼り付け、実行する。
sudo wget http://wine.budgetdedicated.com/apt/sources.list.d/feisty.list -O /etc/apt/sources.list.d/winehq.list
wget -q http://wine.budgetdedicated.com/apt/387EE263.gpg -O- | sudo apt-key add -
3、メニューの「システム」→「システム管理」→「synaptic パッケージマネージャ」の順にクリックし、
synapticパッケージマネージャを起動する。
4、メニューバーの「再読み込み」をクリックし、アプリケーションの情報を更新する。
5、検索で「wine」と入力し、検索する。
6、wineがヒットしたらwineの行で右クリックして「インストール指定」を選ぶ。
→途中、依存関係でほかのアプリケーションも~云々と出てきたらOKをしておきます。
7、メニューバーの「適用」をクリックし、wineとその他をインストールする。
→synapticの出番はここで終了です。
8、メニューの「アプリケーション」のどこかにwine設定ツールらしきメニューが
追加されていたらそれをクリックする。
→追加されていないようであれば、コンソール上で「winecfg」と入力し、Enterを押す。
9、このタブの表示にし、リストボックスから選べるDLLの名前を片っ端から
「追加」する。
→この作業のやり方がわからない場合はとりあえず飛ばしてもよいと思います。
10、wine設定ツールを閉じる。
ここまでがwineのインストール~設定の手順です。
よくわからない方は他にwineの導入手順を詳しく載せているサイトがあると思いますので
そちらを参考にしてみてください。
■RPGツクールのインストール
1、RPGツクール2000 / 2003のインストールCDを入れ、自動的にファイル・ブラウザが起動したら
CDの中のファイルの「MENU.EXE」を右クリックし、「wineで開く」をクリックする。
→もしない場合は、「別のアプリで開く」をクリックし、出てきたウィンドウ下の「コマンドをカスタマイズする」をクリックし、
入力ボックスに「wine」と入力し、OKボタンを押す。
2、wineの設定が問題なく済んでいれば、ツクールユーザーの方にはおなじみのこのメニューが
起動する。
3、まずは「DirectX セットアップ」をクリックする。
4、「windows98/Me/2000/XP」の方をクリックし、表示されるウィザードに
したがってDirectXのインストールを進めていきます。
→RPGツクール2000の場合は「windows 98/Me」をクリック
→もしフォントが化けまくっている場合は、以下を試してから再度DirectXの
インストールを進めてください。
○synapticパッケージマネージャで「ipafont」と「ipamonafont」を検索してインストールする
→日本語フォント関連はとりあえず入れておく
○[Linux]SCIM+Anthyにてwineの日本語入力を可能にする(ccsakuの日記) に書いてある方法でレジストリを編集する。
→レジストリエディタ起動はコンソール上で「regedit」と入力してEnterを押す。
ちなみにwineを使用した場合のwindowsアプリケーションのレジストリは
「user.reg」という単なるテキストベースのファイルになっています。
ですので間違った編集をしてもwineの設定が壊れるだけでLinuxのシステム自体には何の影響も与えないのでご心配なく…。
5、DirectXをインストールし終わったら「RPGツクール2000セットアップ」「RPGツクール2003セットアップ」を
クリックしてRPGツクールのインストールをする。
6、ファイルブラウザ、もしくはコンソールから以下のようにフォルダを移動する。
○コンソール:cd ~/.wine/drive_c/Program Files/[RPGツクールのインストールフォルダ] を入力してEnter
○ファイルブラウザ:ファイルブラウザのメニュー「表示」から「隠しファイルを表示する」にチェックを入れ、
「.wine」→「drive_c」→「Program Files」→「RPGツクールのインストールフォルダ」とたどって開いていく。
→ホームディレクトリ直下の「c」→「Program Files」というフォルダ構成になっている場合もある。
7、移動した先のフォルダから「RPG2003.exe」や「RPG2000.exe」をwineで開く。
→するとおなじみのこの画面が起動します。
ちゃんとイベント編集やテストプレイもできます。
※注意点
デジファミのサイトからランタイムパッケージだけDLしてきてインストールしても
うまくいかないようです。
DirectXを入れてもだめでした。どうやらRPGツクール本体も入れる必要あり。
■自分の作品で試してみた
拙作Saint and Darkを起動して遊んでみました。
スクリーンショット1
このスクリーンショット2(上記だとLinux上とわからないので…)
スクリーンショット3
スクリーンショット4(自作システムも問題なく動いてます)
ツクール作品の強みは開発ツールと実行ファイルが共通したものが提供されているため、
ひとつ動作確認が取れれば他のほとんどのRPGツクール作品の動く可能性が
非常に高いという点でしょう。
まだサンプル作品何点かと拙作しか動作確認してませんが、
ベクターで公開されているような他の方のツクール作品でも正常な動作確認を
期待できます。
ただプレイする上で重大な問題が1つ。
MIDIがまったく再生されないのです。
waveは正常に再生されます。MIDIはRPGツクールの編集画面でもまったく
再生されません。
作品の雰囲気が台無し…
これはwineの設定なのか、Linuxのサウンドデバイスの設定の問題なのか、未解決です。
この点について解決できたらまた設定方法を公開しようかと思います。
ついにLinuxでRPGツクール2000 / 2003を動かすことに成功しました!
試した環境は以下のとおりです。
OS : Ubuntu Linux 7.04 Feisty Fawn (VMWare Server 1.0.3の仮想環境上にて)
使用アプリ:Wine 0.9.36
RPGツクール2000
RPGツクール2003
DirectX8.1(RPGツクール2003インストールCDに含まれる)
VMWare ServerやUbuntuをPCにインストールする方法は省きますので
別途詳しいサイトで調べてください。
なお、VMWareという仮想環境で今回は試しましたが、実機でやっても
ほぼ同じ結果が期待できると思われます。
ここではUbuntu上でWineというアプリケーションをインストールするところから
説明いたします。
■wineの導入方法
1、メニューの「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」をクリックし、
コンソールを起動する。
2、コンソール上に以下の文をそれぞれ貼り付け、実行する。
sudo wget http://wine.budgetdedicated.com/apt/sources.list.d/feisty.list -O /etc/apt/sources.list.d/winehq.list
wget -q http://wine.budgetdedicated.com/apt/387EE263.gpg -O- | sudo apt-key add -
3、メニューの「システム」→「システム管理」→「synaptic パッケージマネージャ」の順にクリックし、
synapticパッケージマネージャを起動する。
4、メニューバーの「再読み込み」をクリックし、アプリケーションの情報を更新する。
5、検索で「wine」と入力し、検索する。
6、wineがヒットしたらwineの行で右クリックして「インストール指定」を選ぶ。
→途中、依存関係でほかのアプリケーションも~云々と出てきたらOKをしておきます。
7、メニューバーの「適用」をクリックし、wineとその他をインストールする。
→synapticの出番はここで終了です。
8、メニューの「アプリケーション」のどこかにwine設定ツールらしきメニューが
追加されていたらそれをクリックする。
→追加されていないようであれば、コンソール上で「winecfg」と入力し、Enterを押す。
9、このタブの表示にし、リストボックスから選べるDLLの名前を片っ端から
「追加」する。
→この作業のやり方がわからない場合はとりあえず飛ばしてもよいと思います。
10、wine設定ツールを閉じる。
ここまでがwineのインストール~設定の手順です。
よくわからない方は他にwineの導入手順を詳しく載せているサイトがあると思いますので
そちらを参考にしてみてください。
■RPGツクールのインストール
1、RPGツクール2000 / 2003のインストールCDを入れ、自動的にファイル・ブラウザが起動したら
CDの中のファイルの「MENU.EXE」を右クリックし、「wineで開く」をクリックする。
→もしない場合は、「別のアプリで開く」をクリックし、出てきたウィンドウ下の「コマンドをカスタマイズする」をクリックし、
入力ボックスに「wine」と入力し、OKボタンを押す。
2、wineの設定が問題なく済んでいれば、ツクールユーザーの方にはおなじみのこのメニューが
起動する。
3、まずは「DirectX セットアップ」をクリックする。
4、「windows98/Me/2000/XP」の方をクリックし、表示されるウィザードに
したがってDirectXのインストールを進めていきます。
→RPGツクール2000の場合は「windows 98/Me」をクリック
→もしフォントが化けまくっている場合は、以下を試してから再度DirectXの
インストールを進めてください。
○synapticパッケージマネージャで「ipafont」と「ipamonafont」を検索してインストールする
→日本語フォント関連はとりあえず入れておく
○[Linux]SCIM+Anthyにてwineの日本語入力を可能にする(ccsakuの日記) に書いてある方法でレジストリを編集する。
→レジストリエディタ起動はコンソール上で「regedit」と入力してEnterを押す。
ちなみにwineを使用した場合のwindowsアプリケーションのレジストリは
「user.reg」という単なるテキストベースのファイルになっています。
ですので間違った編集をしてもwineの設定が壊れるだけでLinuxのシステム自体には何の影響も与えないのでご心配なく…。
5、DirectXをインストールし終わったら「RPGツクール2000セットアップ」「RPGツクール2003セットアップ」を
クリックしてRPGツクールのインストールをする。
6、ファイルブラウザ、もしくはコンソールから以下のようにフォルダを移動する。
○コンソール:cd ~/.wine/drive_c/Program Files/[RPGツクールのインストールフォルダ] を入力してEnter
○ファイルブラウザ:ファイルブラウザのメニュー「表示」から「隠しファイルを表示する」にチェックを入れ、
「.wine」→「drive_c」→「Program Files」→「RPGツクールのインストールフォルダ」とたどって開いていく。
→ホームディレクトリ直下の「c」→「Program Files」というフォルダ構成になっている場合もある。
7、移動した先のフォルダから「RPG2003.exe」や「RPG2000.exe」をwineで開く。
→するとおなじみのこの画面が起動します。
ちゃんとイベント編集やテストプレイもできます。

※注意点
デジファミのサイトからランタイムパッケージだけDLしてきてインストールしても
うまくいかないようです。
DirectXを入れてもだめでした。どうやらRPGツクール本体も入れる必要あり。
■自分の作品で試してみた
拙作Saint and Darkを起動して遊んでみました。
スクリーンショット1
このスクリーンショット2(上記だとLinux上とわからないので…)
スクリーンショット3
スクリーンショット4(自作システムも問題なく動いてます)
ツクール作品の強みは開発ツールと実行ファイルが共通したものが提供されているため、
ひとつ動作確認が取れれば他のほとんどのRPGツクール作品の動く可能性が
非常に高いという点でしょう。
まだサンプル作品何点かと拙作しか動作確認してませんが、
ベクターで公開されているような他の方のツクール作品でも正常な動作確認を
期待できます。
ただプレイする上で重大な問題が1つ。
MIDIがまったく再生されないのです。
waveは正常に再生されます。MIDIはRPGツクールの編集画面でもまったく
再生されません。
作品の雰囲気が台無し…

これはwineの設定なのか、Linuxのサウンドデバイスの設定の問題なのか、未解決です。
この点について解決できたらまた設定方法を公開しようかと思います。
MIDI関係ですが、windowsには標準でソフトMIDI音源(MSGSという奴)が入っているので何をしなくてもMIDIが鳴るんですが、
確かwineにもubuntuにもソフトMIDI音源は標準では入ってなかったと思います。
Linux上でMIDIが鳴るようにすれば、wineではサウンド設定をいじるだけで鳴るようになるはずです。
私はtimidityというフリーのソフトMIDI音源を使ってます。結構設定が必要だったと思うのでよく調べてから入れることをお勧めします。
http://d.hatena.ne.jp/kakurasan/20070615/p1
(ググってください)
普通にインストールして、ツクールXPを
動作させることができますよ。
ただ、RTPは、1.03 をインストールしますが、
文字が表示されないので、iniファイルで、
RGSS102J.dllを指定しました。
また、BGMはダメでした。
アクティベーションのことを考えると、
無謀かも。。。
ダウンロードしたゲームを遊ぶには、いいかもしれませんが、
凝ったscriptを書かれていると、重くて、
イライラです。。。。
その後、拡張子を mid に変更する。
ツクールXPの独自MIDI音源を誤認識させるということです。
これで、LINUXでツクールXPをwindowsの雰囲気そのままで遊べます。
ここにはwine上で動作するWindowsアプリケーションの、MIDIを再生する方法について書かれています。ただし、ここに書かれている内容は無保証で、間違った内容や勘違い等が含まれている可能性が十分にありえます。
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Timidityを使う方法 †
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はじめに †
Wine実行時にmidiを再生するにはALSAとTimidity++が必要です (ただしmidiがオンボードでサポートされている場合はtimidityは必要ないと思われる)。
ALSAとTimidity++が連携をとることでMIDIが再生されます。
ゲーム実行中、効果音は鳴るがBGMが再生されない場合などに有効でしょう。
なおALSA側はLinux標準のサウンドドライバなので特に設定は入りません。
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Timidity++のインストール †
大抵のディストロでは標準レポジトリに含まれているので
sudo aptitude install timidity freepats
のようにしてください。 midi再生には音源(音のファイル)が必要です。前述のfreepatsがそれなのですが、音源が足りない場合、変に聞こえることがあります。その場合はTiMidity だだだだ!にあるでかでか zip fileや、定番の音源セット(guspat-20000706-required.tar.gz/guspat-20000706-optional.tar.gz/eawplus-12.1.tar.gz/88pros.zip)、FluidR3などを入れるといいでしょう。
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Timidity++とALSAの連携 †
$ timidity -iA -B2,8 -Os -q0/0 -k0
をwineコマンド実行前に実行します。これで、MIDIが再生できるでしょう。
↑
判明している問題点 †
midi部分が切れ切れに再生される。
↑
wingrooveを使う方法 †