さんあいの職員は、子どもたちをやってほしい行動に導くために肯定的な言葉がけに努めている。例えば、「もうテレビを観るのを止めてお風呂に入りなさい。」というい言葉がけの代わりに、「あと5分でお風呂に入ったら、明日のおやつはアイスクリームだよ。」というような子どもの肯定的な注目を引き出す言葉に替えるのだ。最初から明日のおやつがアイスクリームであれば、利用したい手はない。発達に障害を抱えている子は、特に否定的な言葉に敏感に反応し、落ち込んだり、キレたりしてしまう。
しかし、この肯定的な言葉を常に意識し、発するようになるには、忍耐と普段の訓練が必要だ。子どもの反抗的な言葉に、「そう来るか、そんな考えがあったか!」と受け流したり、「今日は疲れた。」のため息交じりの1人ごとを、「今日は、沢山仕事が出来た。」と言い替えて、自分自身に肯定的な言葉の投げかけをする。つまりすべての事を肯定的に見るように発想の転換をするのだ。
そう考えてみると、毎日の課題や困難も軽くなって行く。聖書にも、神様は、耐えられないような困難をあたえることはしない、困難と共に脱出の道も備えてくれると書かれている。だからそれを信じて子どもたちと肯定的に前向きに歩んで行きたいものだ。
タイの子どもたち
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