空白の夏休み

児童養護施設さんあいでは、一時保護所「オリーブ」を併設しています。「オリーブ」は県内の児童相談所を通して様々な事情で急遽保護が必要となった子どもたちに生活の場を提供しています。オリーブの子どもたちは受けた傷、親しくしていた人や地域からの突然の別れ、明日への不安などで悲しみ、恐れ、不安を抱えながら生活しています。

また一時保護中は、短期的な保護を想定しており様々な学区から来ているという事情から、園内の学習支援はあるものの地元の学校には通っていません。ですので子どもたちにとっては学期もなければ夏休みもないということになります。そんな子どもたちのために、楽しい夏の思い出になるよう沢遊びを企画しました。猛暑の中ですので子どもたちは涼しい川遊びを満喫しました。少しでも彼らの空白の夏休みを埋められる楽しい体験をして欲しいのです。

さんあいから車で30分程度のところに沢あそびに絶好のスポットがあります。子どもたちには自然の中で癒される時だったと思います。

 

沢遊びから戻ったら、園のグランドでBBQをしました。

 

BBQのシメは定番の焼きマシュマロです。平和で楽しく、そして美味しい記憶が子どもたちに留まってほしいと切に祈ります。