古民家を眺めていたとき「昔の家は「すが漏り」がひどかったんだよな~」という会話を聞きました。私は「すが漏り」を知らず、それ何だ?と思いましたが、冬に生じる雨漏りのことだそうです。そのしくみは、
・屋根に雪が積もる。
・室内の熱が屋根に伝わり雪が融ける。
・融けた水が軒に流れ降りる。
・軒には室内の熱が伝わらないので、降りてきた水は軒の上で氷る。
・軒の氷に堰き止められて屋根に水が溜まる。
・溜まった水が、柾葺(まさぶき~板葺き)の屋根板の隙間を通り抜けて室内に落ちる
ということのようです。「すが」は東北の言葉で氷を指すとのこと。

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