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ブラジル大統領選-3

2006-10-24 07:56:27 | ブラジル・ブラジルサッカー
ここにきてようやく、現職ルーラ大統領のオーラが!?
しかし最後までわからないよね、、さてどうなることやら。

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【BRASIL NEWS】ニッケイ新聞メルマガ版 223号 2006/10/21より転載

■「大統領選支持率調査」ルーラ大統領が大差独走=20ポイント差に拡大=ア候補、
浮動票吸収に失敗=公社民営化批判で仇討ち      2006年10月19日(木)

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】大統領選の決選投票を一週間後に控え
ダッタフォーリャ社は十七日、ルーラ大統領がアウキミン候補に一二ポイントから
二〇ポイントへ差を広げ独走と発表した。発表によれば、ルーラ候補がさらに四ポ
イントを加え、有効票の六〇%を押さえた。アウキミン候補は四ポイント下げ、四
〇%に留まった。決選を目前にルーラ候補は一二ポイントも一次選に上乗せしてい
るのに、アウキミン候補は一次選の得票数を下回る予想となった。ルーラ政権の評
価は、良いと最良を合わせ四九%から五一%へ上伸した。
 ルーラ大統領の支持率が、終盤で上昇した。所得や性別、年齢、学歴など全項目
で、大統領は優勢である。特に全有権者の四四%を占める南東部で、アウキミン候
補が伸び悩む中、ルーラ候補は地歩を固めた。これは一次選でエレーナ上議やブア
ルケ上議に入った票が、ルーラ候補へ移ったと見られる。
 調査は全国三四八都市で、七一三三人に質問をした。アウキミン候補の決選持ち
込みではヴェドイン調書が特効薬になったが、決選でハプニングがなければルーラ
再選の可能性が高くなったといえそうだ。
 アマゾナス州マナウス市に遊説したルーラ大統領は十七日、パウリスタ大通りし
か頭にない人間にブラジルの政治を理解できないと批判した。ブラジルを理解する
には、ストローではなく心であるという。
 「アマゾナス州は、世界中の多種民族と先住民抹殺から逃れた少数のインジオが
住むと、南部や南東部の人間は思っている」と、大統領は述べた。北部と東北部は
南部と南東部とは別の国と思われたが、一つのブラジルに統一したのはクビチェッ
ク元大統領だという。
 聖市には一握りのエリートがいて、ブラジルの北部や東北部は眼中にないと大統
領は語った。エリートは額に汗をかかないで甘い汁を吸い、東北部の出身者を蔑視
する。北部と東北部が見直されるため、東北部出身の大統領を選出する必要がある
と訴えた。
 カルドーゾ前大統領が、ペトロブラスの大型化と資本調達で民営化に反対しない
と記者団に述べたことが、不用意発言としてPSDB(民主社会党)内でひんしゅ
くをかった。柔軟性を持たせたと前大統領は弁解したが、アウキミン候補が民営化
否定を叫ぶ中、誤解を生み与党陣営に逆用されたのは確かだ。
 与党は、アウキミン陣営の努力を「あがき」と評した。アウキミン候補はだれも
予想をしなかった決選投票を実現したことで、成せば成ると訴えた。PT(労働者
党)政権は貧乏人の味方ではなく、銀行家の味方だと叫んだ。貧乏人の味方は、グ
グー(TV低俗番組の司会者)であるとジョークをとばした。
 PTによる公社民営化の批判作戦は、成功したらしい。アウキミン候補は、浮動
票の取り込みに失敗したようだ。アウキミン発言には、民衆の疑心暗鬼を払拭する
殺し文句がない。アウキミン候補の選挙参謀も万策尽きた様子。テメルPMDB(民
主運動党)党首が「調査結果にこだわるな」とハッパをかけるが、気合が入らない
ようだ。


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