人気のマンガですね

このブログを見てくれてる方々にもファンの方が、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?
私は、ちょっと変わった入り方だと思うのですが、最近、とても好きな作品です

話題の作品だと人から聞いていたので、なんとなく春から始まったアニメを録画していたのですが、全く観ていませんでした
正直、書店で本を見たときの印象で、全然、好きじゃないな・・・と判断してたし



不気味な絵に拒否反応もあった・・・
じゃあ、なんで見ることにしたかと言うと、7月11日の朝日新聞の作者のインタビュー記事を読んだから・・・
あ・・・作者に一目ぼれ・・・とかじゃないです。
あ・・・ごめんなさい

失礼しました

うん

今どきの若者って感じで、モテると思うよ

あぁー・・・書けば書くほど嘘臭いのでやめます
そのインタビュー記事で、諌山さん
「意思の通じ合えない人間の恐さを感じた」その恐怖感や不気味さが巨人に投影されてる・・・
って、応えてたんです。
これって、この10年間、私が、ずーっと感じてたことなんです。
今の会社に入社して、会社の人間に対して、ずーっと感じてること。
本当に、全く意思の疎通ができないんです・・・
そんな論理、理に適ってないし、社会常識や通念に反するって思って説明しても、全く理解されないの。
この会社内でしか通用しない変なルールがあって、それが全て。
このことに対して、正直、恐怖と不気味さ・・・
カルトか?って思いさえする。
でも、世の中は、多数決だから、私にとっては、会社の人間が巨人だけど、そっちから見れば、自分たちのルールから外れる私が巨人なんだよね・・・
この会社では、私が壁の中に入り込んだ巨人なの。
だから、その人たちに駆逐される。
作中でも、あったけど、集団心理っていうのか・・・
自分の理解の範疇を超えた主人公を、恐ろしい方法で排除しようとする人たちがいるでしょう。
私なら、どうして理解しようと努力しないんだろう?って思うけど、会社の人間を見てれば良くわかる。
理解する努力より、排除するほうが楽なんだよね?
そうして、自分たちのくだらない立場を守るほうが、大事って優先される。
この作品を見てると、妙に今いる自分の環境とダブってしまう。
私は、本当に恐いのは、壁の外の巨人より、壁の中の意思の疎通ができない人間だと思う。
巨人に対しては、伝わらなくて当たり前って、どこか諦められるけど、人間に対しては、恐怖と不気味さしか感じない。
まぁ・・・つまり、作者のインタビューに共感して見始めたわけですが・・・
この作品、すごく好きだな
すごく人間がリアルに描かれてると思う。
死んだ仲間に対してとか・・・逃げて来た人たちに対しての受け入れ側の感情とか、正直な人間の反応だなって思える。
あまり、いい気持ちじゃないんだけどね


見た後の感想としては、なんか嫌な気分になるの。
気持ち悪い。
モヤ・・・っとする。
私、夏目漱石の『夢十夜』って作品を読んだ後も同じ気持ちになるんです。
あぁ~・・・気持ち悪いなぁ~・・・って、でも、好き。
なんだろうね?こういう感情って?
自分の感受性なのに説明できない。
『この世界は、残酷だ』って作中で言うけど、それって、現実の世界にも言えることだよね。
弱肉強食が当たり前で、食物連鎖の底辺にいるものは、捕食されるしかない。
弱いものにも「生きてていいよ」って言えるのが、本来の社会のあり方だって思うけど・・・
現実は、強くならなければ生きることを許されない。
こんな世界は、残酷だよね・・・
特に共感するキャラクターとかは、いないのですが・・・
もともと、あんまり作品に入れ込むタイプじゃないので


でも、リヴァイ兵長は、一緒にいたら、すごく楽だろうなぁ~~~・・・って思った

むしろ、今、一番ああいう人と一緒にいたいかも・・・
原作、読んでないので、あんまりキャラわかりませんが、良くも悪くもフラットな人でしょ。
一緒にいたからと言って、全然、人間的なコミットメントは、深まらないと思うけど、すごく楽だろうなぁ~・・・って。
もちろん、私には、もっとグイグイくる人が必要だってこと理解してますけどね

たとえば、リアルにフラットな人と一緒にいたら、間違いなく仮面夫婦になる



そんな自信がある


いや、そんな自信いらないし

人として、ダメ
『進撃の巨人』ファンタジーなのに、私の現状と妙にリンクしてる、タイミングが良かったんだろうなぁ~・・・
今じゃなかったら、一生、出会わなかった作品かも。
まだ読んだことの無い人がいたら、おすすめします

色々、考えさせられと思うよ