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さるむんよへんの読書日記

さるむんよへんとは「人生は旅(삶은여행)」という意味です。

【報道特集】にうんざり

2025-03-23 13:13:56 | 日記

誹謗中傷の動画拡散に問題があることは明らか。それ自体に異論はない。

しかし、それをTBSはどの口が言っているのか?ってことである。

2024年「報道の自由度ランキング」は日本70位。日本のマスコミを信用している国民はいない。

自分のことは棚に上げて、動画作成に加担したアルバイトを説教するTBSの厚顔無恥さにイラッとするのである。

【2024年最新】報道の自由度ランキング 日本は70位に下落、ワースト3か国も総入れ替え | ELEMINIST(エレミニスト)

「見るに堪えなかった」亡くなった竹内元県議の妻が語った苦悩、誹謗中傷“選挙動画”の拡散を検証【報道特集】


韓国映画「暗殺」

2025-03-21 08:33:51 | 日記

韓国映画「暗殺」(2015年)を見直した。観客動員数1270万人を突破したとかで、当時、ソウルの劇場で見た記憶がある。

最後の場面、日帝が敗北して、金九ら韓国臨時政府の要人らが「집에가자家に帰ろう」と歓喜しているシーンを見て、観客は「胸がじいん」としたらしい(ハンギョレ韓洪九コラム)。

しかし「これは(日帝敗北)はわたし(金九)にとっては、嬉しいニュースというよりは、天が崩れるような感じのことだった。苦心さんたん、数年間の努力を費やして参戦の準備をしたのも、すべてむだになったのだ。(中略)それよりも心配だったのは、われわれがこの戦争でなんの役割も果たしていないために、将来の国際関係においての発言権が弱くなるだろうということだった」(『白凡逸志:金九自叙伝』)とあるように、金九は日帝敗北に歓喜したわけではなかった。

いくつもの賞を受賞したが、전지현 以外に見るものがない娯楽映画。

[寄稿] 映画『暗殺』が投じる質問 : 文化 : ハンギョレ新聞


学問について

2025-03-20 12:39:25 | 日記

NHKの番組で「出演者(哲学専攻らしい)が学問に挫折」したとのテロップがあったのだが、

個人的には意味がよくわからなかった。

勉強で、いくらやっても数学の問題が解けないとか(→理系・経済学系に向いていないだけなので、専攻を変更すればよい)、希望の大学に合格できなかったとか(学生定員の問題にすぎないので、浪人するか、他大学で勉強すればよいだけ)、あるいは人文学においても、自分が書こうと思っていた論文のテーマをほかのだれかに先を越されたとか(他人も同じことを考えていたのだから、自分の考えに普遍性があったと思えばよい、次のテーマに移ればよいだけ。みな同じような史料を見て、同じように研究動向を読んでいれば、当然、研究テーマが重なることはめずらしいことではない)、大学で職を得られないとか(いつマルクスが大学教授になったのか?)、それらは学問そのものに挫折したことにはならない。

理系なら大学の研究室から出て、実験機材から引き離されたら、研究を続けられないかもしれないが(しかし、それは研究であって、学問ではない)、文系なら、図書館で本が読めれば、それでよいこと。

人文学とは人生そのものであるので、自分が生きるのをやめない限り、自分の学問に挫折など存在しないと思うのだが。

 

 


「豆満江よ、さらば」

2025-03-17 09:04:36 | 日記

韓国映画「豆満江よ、さらば」(1962年)。北の映画は『私の故郷』にしろ、コンセプトがしっかりしていて、それなりに

考えさせられるが、南の映画はこの映画にしろ、最近の『鳳梧洞戦闘』にしろ、ドンパチやってるだけで、何も考えていないのではないだろうか、と思えてくる(苦笑)。北のようにイデオロギーを押し付けられるのも困ったものだが、南には内容の空疎な「民族主義」しかない結果ではないだろうか。

두만강아 잘 있거라(1962) / Farewell Duman River ( Dumangang-a Jal Itgeora )