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眞子さまの結婚問題、天皇陛下のお言葉でレベルが一段上へ? 秋篠宮家には円満であってほしい

2021-03-25 11:00:00 | 日記

下記の記事はAERAdotからの借用(コピー)です


国民の関心事である眞子さまの結婚問題。天皇陛下は、お誕生日の際に行われた会見で、記者からの質問に答えるかたちでこの問題に初めて言及された。陛下が内親王の結婚について、決まっていない段階で発言されるのは異例のことだという。今回の陛下のお言葉にはどのような意味があるのか。「女性自身」の記者で、皇室ジャーナリストの近重幸哉さんに聞いた。

*  *  *
「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」

 秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんの結婚について、陛下はこのように述べられた。2月23日の天皇誕生日に際し、2月19日に赤坂御所で開かれた記者会見でのことだ。眞子さまの結婚につい尋ねた質問への回答だった。

 質問は事前に陛下に伝えられていたが、記者らは当日、さらに「多くの人が納得し喜んでくれる状況に何が必要か」と関連質問を重ねた。それに対して陛下は以下のように返された。

「この件に関しましては、先ほど申し上げたこと以上のことは、今はお答えは差し控えさせていただきたいと思います」

 これらの陛下のお言葉に国民も注目。国民の間には「踏み込んだ内容ではない」というものや「眞子さまが発表したお気持ちと今回の天皇陛下のお言葉には大きな開きがある」といったものまで、さまざまな解釈があるが、これまでの経緯を踏まえると、今回のお言葉にはどのような意味があると受け止めるのが妥当なのだろうか。

 皇室取材歴30年の近重さんは、まず、今回陛下がお言葉で触れたこと自体が前例のないことだと指摘する。

「眞子さまと小室さんはご婚約内定の会見は開きましたが、それでだけは結婚が決まったといえる段階ではありません。また眞子さまは皇族とはいえ、これは秋篠宮家のご家族のことなのです。つまりまだ確定していない他家の結婚について、天皇陛下がお言葉で触れるというのは異例のことなのです。本来ならば、結婚が決まった段階で、“末永い幸せを願っております”といった内容となるのが天皇陛下のお言葉であるはずです」

 眞子さまに対する国民の心配の声が大きくなっている現状を受け、言いづらいことではあるが、陛下は敢えておっしゃったということのようだ。

 近重さんは、陛下がお言葉に込めれられた思いを次のように読み解いた。

「国民から祝福されるかたちで眞子さまには結婚してほしい、そして秋篠宮家にも円満であってほしいという気持ちがおありなのでしょう」

 陛下のお言葉は、秋篠宮さまの昨年と一昨年の誕生日の際のご発言を踏まえたものでもある。秋篠宮さまは、眞子さまと小室さんの結婚については「多くの人が納得し喜んでくれる状況」が必要だと述べられた。裏を返せば、眞子さまの結婚について現状では国民の支持を得られているとはいいがたいということ。昨年11月のお誕生日の会見では次のように述べられた。

「長女の結婚について反対する人もいますし、賛成する人もいますし、全く関心の無い人もいるでしょう。どれをもって多くというふうに客観的に言うことができるかというとなかなかそれは難しいわけですけれども、あくまで私の主観になりますけれども、感じとしては決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています」

 もちろん、眞子さまの結婚について国民の間にも賛成、反対、両方の声がある。若い世代や皇室に興味のない人たちの中には「お2人の自由意思で結婚して幸せになればいい」という意見もあるだろう。ただ、世間の反応を見る限り厳しい意見が目立つのも事実。特に、もともと皇室に関心がある国民の多くは不信感を抱いている様子だ。そうした人たちは、お相手である小室圭さんが結婚に向けて誠実な対応をしてきたという印象は持てておらず、さらにはコロナ禍にあって「眞子さまには私たちの苦しさを理解していただけないようだ」と残念な気持ちを抱いている人も少なくない。

 このような状況の、皇室にとっての意味を近重さんは解説する。

「皇室に興味がある人たちから内親王の結婚を反対されるのは、皇室としても看過できない事態なのです。国民からの支持があり、敬愛を受けてこその皇室ですから。たとえば、批判や反対の声が、一般の人々へ調査した結果のおよそ半数であっても、それは大変なことです。本来、皇室の慶事は8、9割の人が賛成というのが自然なのです」

 そうした状況下、秋篠宮さまは昨年11月、「結婚は認める」としつつも、「結婚と婚約は違います」と述べられている。これについては少し説明が必要だろう。近重さんは言う。

「秋篠宮殿下の『結婚は認める』という部分だけが世間でクローズアップされてしまった感じがありますが、ご発言の全体を理解すればもっと深い意味がわかると思います」

 憲法24条では、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」と定められている。簡単に言うと、二人の合意さえあればいつでも籍を入れるという形の結婚はできるということ。一方、女性皇族が結婚する場合、一般の結納にあたる「納采の儀」を経て、「告期の儀」、「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」、「朝見の儀」などの一連の儀式を順番どおりに行った後に、結婚式、披露宴を催し皇室を離脱するという流れになる。

「秋篠宮殿下のお気持ちは、父親としては2人の気持ちを尊重したいということ。そして憲法で定められた結婚は認めるということです。しかし、秋篠宮殿下が宮家として婚約をお認めにならない限り、納采の儀をはじめその後に続く一連の儀式は行えません。つまり、皇室としての結婚は、今のままでは難しいということなのです」

 今回、陛下は「ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったとおり……」とご発言。秋篠宮さまと同じ思いがあるとおっしゃったともいえるのだ。

「今回の陛下のお言葉については、上皇陛下と美智子さまにもお伝えしていると思います。上皇陛下が裁可されたのだから、反対されるのは難しいという意見もありましたが、小室さんの母親の金銭問題、小室さんのアメリカ留学などは裁可の後のことなのです。一連の儀式が延期となって以降、3年間に及ぶ国民の不信感を考えれば、上皇陛下も美智子さまも心配されているはずです」

 近重さんによると、御代が平成から令和に変わったことも大きいという。

「天皇陛下はご自身の御代に、国民の信頼を損なうような結婚は天皇としては望んでおられないと思います。今回、陛下が言及されたということは、皇室が一つになってのお言葉だということも意味します。これまでは、眞子さまにはご両親との関係で考える問題だったかもしれませんが、天皇陛下のお言葉があった以上、これまでのようにそのまま放っておくことはできません」

つまり、これまでとはこのご結婚問題のレベルが一段上がったということ。言葉の重みを考えて、眞子さまと小室さんは国民の理解と祝福を得ることが必要になったということだ。

「そして、天皇陛下に言及された以上、秋篠宮殿下も娘の眞子さまと対話をしなければならないということです。これまでのように結婚問題については長女と口を利かないという状況ではなく、秋篠宮ご夫妻も眞子さまとしっかりと話をされ、眞子さまも秋篠宮さまと向き合われて、今、国民が不安に感じている問題をクリアしなければならなくなったのです」

 自分の気持ちや都合を相手に押し付けるのではなく、歩み寄って問題の解決をはかってほしい、相手の理解を得るために尽くしてほしいということだろう。それは天皇陛下が大事にされている姿勢のようだ。

「新型コロナウイルスに関するご発言で、天皇陛下は、『心を一つにして』という言葉を使われました。これはかつて、東日本大震災の追悼式典で上皇陛下が使われた言葉でもあります。国民に『心を一つにして』と求めるのならば、皇室もそうでなければならないという思いがあるはずです。ご家族単位でも同様に思われているのではないでしょうか。眞子さまの結婚について国民の理解と納得を得られるように、秋篠宮家も心を一つにしてほしいとお考えだと思います」

 短いながらも、深い意味が込められている天皇陛下のお言葉。国民も眞子さまと心を一つにできる日が来ることを切に願っている。

(まとめ/AERAdot.編集部 鎌田倫子)



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