下記の記事はLIMOからの借用(コピー)です
今や子どもも1人1台スマホを持っている時代。メッセージをやり取りしたり、ゲーム対決をしたりと、子どもの世界でもスマホがコミュニケーションの最重要ツールになっている…といっても過言ではありません。
そして子どものスマホ普及に比例して、急増しているのがトラブル。特に、スマホでの「ゲーム課金」に関するトラブルが後を絶ちません。今回は、子どものゲーム課金に関するトラブル事例について、体験談を交えながら解説していきます。
覚えのない高額請求! その原因は…
中学1年生の男の子の母親、A子さんは、ある日、クレジットカードの引き落とし請求額を見てびっくり! 公共料金とスマホの通信料の支払いにしか利用していないはずなのに、なんと請求書に記されていた数字は25万円。
理由は、A子さんの息子のスマホ課金。A子さんの息子がスマホのゲームに、20万円を超える額を課金していたことが判明したのです。
すぐにA子さんは息子に問いただし、これだけの金額を稼ぐことがどれだけ大変か諭したところ、最初はふくれっ面だった息子も、次第に反省の色を見せ、最後には「ごめんなさい」と号泣。
罰として、A子さんは息子のスマホを取り上げ、代わりにスマートフォンタイプのキッズ携帯を持たせることにしたそう。「恥ずかしいよ」と息子は不満タラタラでしたが、A子さんは、最低1年間はそれで過ごすことにさせるそうです。
しかし、なぜA子さんの息子は、親のクレジットカードを使用することができたのでしょうか? 答えは「友達の入れ知恵」。
A子さんの息子いわく、友達とLINEでゲームについて話している時に、相手が「課金の仕方を教えてあげる」と、クレジットカードで課金する方法を教えてくれた、とのこと。
A子さんのクレジットカードが財布の中に入っているのを知っていた息子、A子さんの目を盗んでクレジットカードの番号をメモし、ゲームの課金に使ったのだそうです。
急増しているゲームの課金トラブル
独立行政法人国民生活センターによると、昨年4月から12月までの期間に同センターと全国の消費生活センターによせられたオンラインゲームに関する相談件数は、4544件(昨年同期に比べて約25%増)。その事例を見てみると…
* 新型コロナで休校中に、祖父母に面倒を見てもらっていた小学生が、祖母のスマホを使用して、オンラインゲームで高額課金
* 幼稚園児が、親のタブレット端末を利用して、オンラインゲームで課金
* 中学生が、親が以前使用していたスマホをWi-Fiにつないで、オンラインゲームに約10万円課金
…など、子どものゲーム課金に関する相談が多いようです。
子どものオンラインゲームのトラブルに関しては、国民生活センターがたびたび注意喚起を行っていますが、トラブルはいっこうに減る気配をみせません。
国民生活センターでは、今年2月9日のメールマガジンでも、子どものオンラインゲーム高額課金の事例を紹介し、保護者に、「クレジットカードの管理を適切に行うこと」「子どもが使用する端末は、ペアレンタルコントロールを利用するなどして、購入・支払い制限をかけること」と、改めて広報しました。
取り消し可能な場合もあるが…
ところで、その後A子さんはどうなったのでしょうか…? 実は、民法では、未成年者が親権者など法定代理人の承諾を得ずに行った契約は、原則として取り消し可能。A子さんが消費者センターに相談したところ、請求は無事取り消しになった、ということです。
しかし、ゲームの課金は「未成年者が行った」という証明が非常に難しいうえに、遊んだ後なので、必ず取り消しや返金に応じてもらえる、というわけではありません。A子さんは、非常にラッキーなケースだった…というわけですね。
子どもがオンラインゲームで高額課金しないためには、子どもと「課金のルール」について、しっかり話し合っておくことが大切です。それと同時に、大人が、ゲームの課金や決済の仕組みをしっかり理解する、クレジットカードやキャリア決済の管理を厳重にするなど、自衛策をとっておく必要があるでしょう。
まとめ
SNSなどでも、「子どものゲーム課金トラブル」に関する投稿は後を絶ちません。中には、100万円単位の請求が来た…という投稿も!
しかし、これを他人事だと思っていてはいけません。子どもにスマホを持たせる以上、いつ我が家に同じようなトラブルが起こるとも限らない、というわけです。いざ請求が来て大慌て…ということにならないように気をつけましょう。
今や子どもも1人1台スマホを持っている時代。メッセージをやり取りしたり、ゲーム対決をしたりと、子どもの世界でもスマホがコミュニケーションの最重要ツールになっている…といっても過言ではありません。
そして子どものスマホ普及に比例して、急増しているのがトラブル。特に、スマホでの「ゲーム課金」に関するトラブルが後を絶ちません。今回は、子どものゲーム課金に関するトラブル事例について、体験談を交えながら解説していきます。
覚えのない高額請求! その原因は…
中学1年生の男の子の母親、A子さんは、ある日、クレジットカードの引き落とし請求額を見てびっくり! 公共料金とスマホの通信料の支払いにしか利用していないはずなのに、なんと請求書に記されていた数字は25万円。
理由は、A子さんの息子のスマホ課金。A子さんの息子がスマホのゲームに、20万円を超える額を課金していたことが判明したのです。
すぐにA子さんは息子に問いただし、これだけの金額を稼ぐことがどれだけ大変か諭したところ、最初はふくれっ面だった息子も、次第に反省の色を見せ、最後には「ごめんなさい」と号泣。
罰として、A子さんは息子のスマホを取り上げ、代わりにスマートフォンタイプのキッズ携帯を持たせることにしたそう。「恥ずかしいよ」と息子は不満タラタラでしたが、A子さんは、最低1年間はそれで過ごすことにさせるそうです。
しかし、なぜA子さんの息子は、親のクレジットカードを使用することができたのでしょうか? 答えは「友達の入れ知恵」。
A子さんの息子いわく、友達とLINEでゲームについて話している時に、相手が「課金の仕方を教えてあげる」と、クレジットカードで課金する方法を教えてくれた、とのこと。
A子さんのクレジットカードが財布の中に入っているのを知っていた息子、A子さんの目を盗んでクレジットカードの番号をメモし、ゲームの課金に使ったのだそうです。
急増しているゲームの課金トラブル
独立行政法人国民生活センターによると、昨年4月から12月までの期間に同センターと全国の消費生活センターによせられたオンラインゲームに関する相談件数は、4544件(昨年同期に比べて約25%増)。その事例を見てみると…
* 新型コロナで休校中に、祖父母に面倒を見てもらっていた小学生が、祖母のスマホを使用して、オンラインゲームで高額課金
* 幼稚園児が、親のタブレット端末を利用して、オンラインゲームで課金
* 中学生が、親が以前使用していたスマホをWi-Fiにつないで、オンラインゲームに約10万円課金
…など、子どものゲーム課金に関する相談が多いようです。
子どものオンラインゲームのトラブルに関しては、国民生活センターがたびたび注意喚起を行っていますが、トラブルはいっこうに減る気配をみせません。
国民生活センターでは、今年2月9日のメールマガジンでも、子どものオンラインゲーム高額課金の事例を紹介し、保護者に、「クレジットカードの管理を適切に行うこと」「子どもが使用する端末は、ペアレンタルコントロールを利用するなどして、購入・支払い制限をかけること」と、改めて広報しました。
取り消し可能な場合もあるが…
ところで、その後A子さんはどうなったのでしょうか…? 実は、民法では、未成年者が親権者など法定代理人の承諾を得ずに行った契約は、原則として取り消し可能。A子さんが消費者センターに相談したところ、請求は無事取り消しになった、ということです。
しかし、ゲームの課金は「未成年者が行った」という証明が非常に難しいうえに、遊んだ後なので、必ず取り消しや返金に応じてもらえる、というわけではありません。A子さんは、非常にラッキーなケースだった…というわけですね。
子どもがオンラインゲームで高額課金しないためには、子どもと「課金のルール」について、しっかり話し合っておくことが大切です。それと同時に、大人が、ゲームの課金や決済の仕組みをしっかり理解する、クレジットカードやキャリア決済の管理を厳重にするなど、自衛策をとっておく必要があるでしょう。
まとめ
SNSなどでも、「子どものゲーム課金トラブル」に関する投稿は後を絶ちません。中には、100万円単位の請求が来た…という投稿も!
しかし、これを他人事だと思っていてはいけません。子どもにスマホを持たせる以上、いつ我が家に同じようなトラブルが起こるとも限らない、というわけです。いざ請求が来て大慌て…ということにならないように気をつけましょう。
追記:
親のカードでオンラインゲームに高額課金!
事例
小学生の息子が、家族共用のタブレット端末で、オンラインゲームの有料アイテムを数日間のうちに次々に購入し、総額150万円以上も課金していた。タブレット端末には、父親のクレジットカード情報が登録されたままになっており、子どもが使う際も、利用できるようになっていた。
(当事者:小学生 男児)
ひとことアドバイス
* 親が知らない間に子どもが無断でオンラインゲームに課金してしまったという相談が多く寄せられています。
* スマートフォンやタブレット端末などにクレジットカード情報を登録したままにしておくと、子どもが端末使用時に自由に課金できてしまいます。保護者は、カード情報を削除しておくなど、クレジットカードの管理を適切に行いましょう。
* クレジットカードの利用ごとにメール等で通知されるよう設定し、日ごろから状況を確認しましょう。
* 子どもが使う端末ではペアレンタルコントロール等を利用し、購入・支払いなどの制限をかけることも有効です。
* 困ったときは、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
本情報は、都道府県等の消費者行政担当部署等からの情報をもとに編集・発行しています。
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