理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

マスコミで報道されないような
情報と日記です(^▽^)/
世界と日本の危機を伝える・・

江夏正敏の「闘魂一喝!」【かんたん解説】天安門事件にいたる中国共産党とその後。」

2019年06月04日 23時02分08秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

天安門事件30年 報道一切なく規制に躍起の中国政府(19/06/04)


━━━━━━━━━━━━━━
幸福実現党  
江夏正敏の闘魂メルマガ vol.138
2019年6月4日発行
━━━━━━━━━━━━━━    
江夏正敏 幸福実現党
政務調査会長のオフィシャルブログ
http://enatsu-masatoshi.com/
※このメルマガは購読申込をされた方、江夏正敏とご縁のあった方にお送りしております。
メルマガが不要な方は最下部のURLをクリックして解除して下さい。
━━━━━━━━━━━━━━
1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「【かんたん解説】天安門事件にいたる中国共産党とその後。」
━━━━━━━━━━━━━━
本日は、1989年6月4日に中国でおきた天安門事件から30周年となる日です。
私は当時、大学生でした。研究室には中国から留学していた女性おり、母国の動向を心配されていたのを覚えています。
今回のメルマガは、天安門事件にいたる戦後の中国の歩みと、天安門事件をきっかけに起きた中国の対日政策の変化を簡単に見てみます。
そこから令和の時代に入った日本の取るべき外交戦略はいかなるものかを考えていきたいと思います。

●中華人民共和国の樹立と、毛沢東の失政。
第二次世界大戦後の1949年に、毛沢東は中華人民共和国を樹立し、「先軍政治」として軍事優先の政治を行いました。
一方で、経済政策としての「大躍進政策」は失敗し、数千万人の餓死者が出たとされています。
この失敗を受けて、毛沢東は国家主席を劉少奇に譲り、実権は劉少奇-トウ小平ラインに移りました。

●トウ小平の活躍と、毛沢東の神格化。
トウ小平たちの政策によって、国民の飢餓状態が改善されていきました。
その一方で、毛沢東の威信は、徐々に落ちていったかに見えました。
ところが、同時期に林彪らによって「毛沢東語録」が出版され、毛沢東の神格化が進んでいたのです。

●文化大革命の混乱。
復権の機会をうかがっていた毛沢東は紅衛兵と呼ばれた学生運動を扇動して、トウ小平などの政敵を追い込み、失脚させました。これが「文化大革命」です。
このとき、大量の殺戮が数千万単位で行われたとされています。
この文化大革命は毛沢東の死とともに、十年ほどで収束します。

●トウ小平の復活―改革開放。
その後、再びトウ小平が実権を握り、政治体制は共産党一党独裁のまま、経済において改革開放路線を取りました。
胡耀邦や趙紫陽などを重用して、改革開放路線を推し進めて行きました。
この時、彼らの要請を受けて、日本企業が中国に工場をつくったり、中国企業を指導したりしていたのです。

●天安門事件勃発。
経済の改革開放路線もあって、政治においても民主化への期待が高まっていました。
その中で、1989年、胡耀邦の死をきっかけに民主化を求める天安門事件が勃発します。
しかし、トウ小平は、経済においては改革開放を進めましたが、胡耀邦や趙紫陽とは違い、政治体制における民主化については拒否しました。
トウ小平を含む長老グループは、天安門事件において戒厳令をだして、戦車等を出動させ、民主化運動をしている人たちを戦車で轢いたり、銃撃したりして、次々と殺していったのです。

●情報統制を行う中国当局。
その詳細について、中国当局の情報統制が厳しく、国内はもとより、海外メディアも自由に報道できませんでした。
そして、今でも中国当局による情報統制によって、天安門事件なるものはなかったと言わんばかりの状況です。
ですから、天安門事件の際の、死者が何名いたかもわからないのです。

●追い込まれる中国共産党、そして反日教育へ。
この天安門事件は欧米の激しい非難を浴びました。また、中国国内でも同胞を人民解放軍が殺戮することに反感を買いました。
共産党支配に危機を感じた中国政府は窮地に追い込まれたのですが、その非難や不満の矛先をかわすために始めたのが、反日政策であり、反日教育だったのです。
この方針を決定したのが江沢民の時代です。1994年に「愛国主義教育実施綱要」を発表しました。
これにより幼稚園から大学まで、全教育課程で徹底した反日教育が始まり、「日本の軍国主義による犠牲者3500万人」「南京大虐殺30万人」という虚構が刷り込まれていったのです。
小中学校では、毎学期に数回は抗日を題材にした映画上映会も開かれるようになり、全国に約350カ所ある抗日記念館などを見学することも定められました。

●社会主義、共産主義の幻想。
このように、中国の戦後史を見れば、共産党支配による混乱で、中国人民が苦しみました。
トウ小平は、経済の改革開放路線は進めましたが、天安門事件にみられるように民主化は否定しました。ここが現代中国のねじれの原因かと思います。
天安門事件があった1989年前後は、ソ連をはじめ、東側諸国が崩壊した時期です。本来ならば、社会主義、共産主義が間違った考え方であることが自明となるはずでした。
しかし、その後の中国の経済的発展が、社会主義、共産主義に存在意義があるような誤解を与えてしまいました。
左翼思想に傾倒していた人たちは、社会主義、共産主義に幻想を抱いたままなのです。
その土壌があるので、ピケティのような左翼思想がゾンビのようによみがえってしまうのです。

●共産党一党独裁に終止符を。
中国の共産党一党独裁の弊害は、チベット、ウイグル地域にとどまらず、香港、台湾に及んでいます。
そして、中国人民に対しても、監視社会という自由のない息苦しい体制がのしかかっています。
このような中国の影響が東アジア、そして世界へと向かわないようにしなければなりません。
日本はアメリカと連携しつつ、中国が民主化され、自由が尊ばれるように尽力しなければなりません。
共産党一党独裁に終止符を打つことが、世界の平和と繁栄につながります。
━━━━━━━━━━━━━━
2、編集後記
━━━━━━━━━━━━━━
夏の陣に向けて、忙しい日々となっています。
希望に満ちた未来となるように頑張りたいと思います。
暑い日が続いていますが、皆様も体に気を付けて下さい。
━━━━━━━━━━━━━━
◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール 
1967年10月20日生まれ。
福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。
広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。
幸福実現党幹事長・総務会長を経て、現在、政務調査会長。
http://enatsu-masatoshi.com/profile
━━━━━━━━━━━━━━
◇本メルマガは自由に転送、転載いただいて結構です。
 転送・転載の際は引用元の表示をお願い致します。
◇本メールアドレスは送信専用です。
──────────────
◆ 発行元 ◆
江夏正敏(幸福実現党・政務調査会長)
◇オフィシャルブログ http://enatsu-masatoshi.com/
◇公式Facebook https://www.facebook.com/Enatsu.Masatoshi.HR
◇登録(購読無料)はこちらから https://m.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=enatsu


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。