「いばらまんじゅう」なるものをスーパーで見つけた。
材料は粒餡、小麦粉、砂糖、もち粉、塩、とあった。
ボソッとしていてモチッとしている。素朴さが私好みだ♪
丸っこい形の葉っぱはサルトリイバラの葉。冬になると
オレンジ~赤色に色づくこれまた丸っこい実がとてもスキだけれど、
きれいに色づいた実を花屋さんじゃなく山で見つけるのは
結構まれだ(経験的に)。たぶん、トリに先を越されているのだと思う。
そういえば、串本の友人が、以前に柏餅の話題が出た時に
このおまんじゅう(お餅)の話をしていたのを思い出した。
彼女が子どもの頃は、山でサルトリイバラの葉っぱを取ってきては
お小遣いをもらっていたとかいなかったとか。和歌山~三重あたりは
このサルトリイバラでおまんじゅう(お餅)を包む風習があるんですね。
そうそう、鹿児島へ行った時もサルトリイバラの葉っぱで包んだ
お餅があったかと思う。けっこう色んな地域で使われているのかな、
サルトリイバラの愛らしい葉っぱ。
ちなみに、柏餅の材料はだんご粉だったと思う。つまり、うるち米の
米粉に餅米の米粉を加えたもの。このいばらまんじゅうは小麦粉が
主体だからそこがちょっと違う。
サルトリイバラの葉の香りは柏の葉っぱほど強くないように思う
のだけれど、今後もう少し研究(試食)を重ねてみたい。