違法捜査  埼玉

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高知白バイ冤罪事件 岩上安身氏取材

2016-01-29 13:04:38 | 日記








高知白バイ冤罪事件 岩上安身氏取材


交通事故の捜査で、警察官の思い込みによって事実を歪められた事はたくさんある。

この違法性ある捜査の動機は、警察組織防衛のため。

その他にも、地元の大きな運送会社、地場の有力企業、行政職の幹部職員あたりの警察の身内が絡んだ事故は捜査を歪めている。

https://www.youtube.com/watch?v=YbtPxCC0JHM





2015/02/26 事故当事者不在で行われた実況見分、現場にいなかった警察官の証言に裏付けられた事故――高知白バイ・スクールバス事故の当事者が冤罪を訴え~第68回 日本の司法を正す会


※3月5日テキストを追加しました!

 2006年3月3日、高知県の仁淀中学の卒業遠足で、生徒と教員計25名を乗せたスクールバスに白バイが衝突し、白バイを運転していた巡査長が死亡した。この事故で、バス運転手・片岡晴彦氏は、業務上過失致死容疑で逮捕・起訴された。

 このバスに乗り合わせていた生徒・教員や、バスのすぐ後ろの車に乗車していた中学の校長らは、「バスは動いていない」と証言している。しかし、地裁や上級審でも、死亡隊員の仲間による「バスは動いていた」という証言が認められ、有罪が確定、片岡氏は服役した。



 2月26日(木)に行なわれた「第68回日本の司法を正す会」は、再審請求中である片岡氏を招き、この高知白バイ・スクールバス事故を取り上げた。


記事目次
◾事故後に駆けつけて目撃証言した白バイ
◾証拠の車体を撤去された後、車から降りることも許されなかった現場検証
◾一度も目を合わせない裁判官
◾冤罪が多い交通事故
◾子どもたちの証言


•ゲスト 片岡晴彦氏(元スクールバス運転手)/インタビュー及び進行 青木理氏(ジャーナリスト)
◦日時 2015年2月26日(木) 13:00~
◦場所 村上正邦事務所(東京都千代田区)


事故後に駆けつけて目撃証言した白バイ


 レストラン駐車場から右折しようとしていた片岡氏は、バスは運転席が高いため、見通しは良く、右方向を確認した時には白バイの影はなく、中央分離帯付近で左方向を確認している時、もの凄い衝撃があったという。

 
まず、乗員の安全を確認し、衝撃時に生じた警報を止めて、エンジン、メインスイッチを切って降車した。救急車の手配をしている最中、後に目撃証言をした同僚の白バイ隊員が通りすぎて交差点を超えた所で停まってこちらを振り返り、事故現場にやってきたと、片岡氏は事故当時の状況を説明した。片岡氏は、証言をした白バイ隊員を偽証で告訴しているが、こちらは棄却されている。

証拠の車体を撤去された後、車から降りることも許されなかった現場検証

 
この事故の2週間前、警察庁は、白バイやパトカー、機動隊などの事故が多いため、追跡・追尾訓練をするよう通知を出してたと片岡氏は言う。また、片岡氏は認識していなかったものの、事故現場付近が訓練でよく使われていたという地元の声もある。

 
しかし、公道での訓練であるため、警察は認めるわけにはいかないという事情もあり、事実は明らかになっていない。これが原因となって、通常、土佐署の管轄での交通事故であるにも関わらず、高知県警の本部長が自ら指揮をとり、県警交通部長が現場指揮をとったと片岡氏は推察する。

 
事故当時、現場には警官50人程と白バイ20台が来て騒然としていたという。片岡氏は、土佐署の警官から現行犯逮捕され、現場での実況見分にも立ち会えなかった。その際、校長も証人として警察署に連れて行かれており、現場には関係者がいない状態で警察が全て実況見分を行なった。


 1時間後に現場に戻った時には、バスも白バイも撤去されている状態で現場検証が行なわれ、パトカーから降りることも許されず、パトカー内から警官に言われたとおりの車停車位置を指で示すことになり、それが実地検証の写真として使われているという。



 片岡氏は、「捜査規範に則っていない捜査が現実に起こっている」と語る。片岡氏側は、走行実験による検証も行なっている。事故現場では、現場検証時に前輪部分にハの字のブレーキ痕がついていた。しかし、実験では何度やっても後輪部分にブレーキ痕はつくものの、前輪にはつかなかったという。

 
片岡氏の言い分通り、バスが動いていなかったのだとすれば、そもそもブレーキ痕自体つかないが、仮にバスが動いていたとしても、前輪にブレーキ痕がつくことはないことが実験を通して判明した。ついていたブレーキ痕が後輪部分であれば、辻褄が合うが、実際についていたのは前輪部分だったことから、片岡氏はこのブレーキ痕がねつ造だと断言した。


一度も目を合わせない裁判官

 
裁判官に関しても疑惑がある。最高裁の判事に出世したいという表れか、裁判官は終始、上ばかりに視線をやり、地裁の公判での裁判官は、7回の公判のうち、一度も片岡氏の目を見ることはなかった。片岡氏によると、事件を担当した裁判官2名は、後に栄転しているという。

 
片岡氏は、「起訴した以上は99%有罪という今の司法は腐っている」と訴える。布川事件で冤罪となった桜井昌司氏からは、メールで『どっかには良い裁判官はいる。その裁判官に会うまではがんばろう』と片岡氏に伝えたという。

 
片岡氏はその一言で、即時抗告審を立ち上げた。片岡氏の印象では、まともな裁判官は1割もいないが、裁判員制度よりも陪審員制度で、市民が真っ白な気持ちで判断してくれる制度を作る必要性を訴えた。
(IWJ・松井信篤)



http://iwj.co.jp/wj/open/archives/235771

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