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部局長会議の設置/定期開催(中期計画その2)

2005-04-18 20:05:28 | Weblog
次の年度計画は

○「部局長会議」を設置し、定期的に開催する。

となっています。

これは、

?業務運営の改善及び効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
1運営体制の改善に関する目標を達成するための措置
(運営組織の効果的・機動的な運営に関する具体的方策)

のために行われるものです。

では「効果的、機動的運営」とはなんでしょうか。

文科省には、国立大学時代は教授会評議会で余計な議論が行われ、効果的、機動的運営ができなかったという認識があるようです。
また学内でも、議論ばかりに時間を浪費し、大学の意思決定に時間がかかるとの認識があったのでしょう。
したがって、「短時間で意思決定ができるシステム」を構築するというのが「効果的、機能的運営」のための方策と解釈できます。

では、「部局長会議」によってそれが可能になるのでしょうか?

学内規則によると、部局長会議は「学長の諮問機関」とされています。
すなわち、学長のアイデアを補完したり、学長にアイデアを提案する機関と位置づけられているようです。学長ブレーンです。
各学部の代表者である学部長が構成員である「部局長会議」であれば従来の「教授会/評議会」方式の意思決定よりも学内の納得を得たうえで迅速な意思決定ができると判断されたのでしょう。

ところが、実体はどうかというと、議題は教育研究評議会とほとんど同じ、迅速な意思決定など皆無に等しい。
それどころか、どこでなにがいつきまっているのか全く不明瞭であると発言する学部長もいるようです。

部局長会議が機能して「効果的、機動的意思決定ができた」ということを報告することはウソをつかないかぎり困難でしょう
このままでは、どう考えても文科省法人評価委員会が良い評価を下すことがないのは確実です。
もう16年度は終了しました、17年度以降「部局長会議」をどうにか活性化して評価に耐えうるようにしないと、未来はありません。