男も女も相手の気持ちがわからないと嘆く。いずれも相手が自分と同じものだと考えているところからくる誤解である。歌ではないけれど男と女の間には、深くて暗い谷間が横たわっているようだ。とはいえそうした関係のなかでお互いわかり合う努力が必要なのだろう。
そのためにはコミュニケーションが必要だ。特に夫婦の間では。コミュニケーションならしていますよ、というのがおおかたの答えだろうが、それはシンのコミュニケーションではない。シンのコミュニケーションというのはお互いの気持ちを伝え合うことを言う。特に、夜の生活ではそれが必要だ。わたしたち日本人はこの時のコミュニケーション力が欠けている。
女性にとっては「自分が話をすること」「コミュニケーションの場にいること」自体が喜びになる。したがって、コミュニケーションの目的が明確でないことが多く、ただ話を共有するためだけにコミュニケーションをとるのが女性の特徴と言える。
コミュニケーションにおいて女性が重視しているのは、人と共にかかわるという実感である。女性にとっては「思いを共有すること」が目的であるのだ。この点、男性が「何かを得ること」を目的としてコミュニケーションするのとは対照的なのである。
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