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saecotta's blog

折々の感動、思いをスケッチと作文で

青い悪魔

2011年08月20日 01時20分51秒 | インポート

今年6本目のホテイアオイの花が咲きました。水面に凛と咲き清涼感を与えてくれる美しい花、でも朝咲いて夕方には萎んでしまいます。今日は描く機会に恵まれました。

ホテイアオイは葉の付け根あたりが丸くふくらんでいて、それが七福神の布袋さんのおなかに似ているところから和名はホテイアオイ、英名はウォーターヒヤシンス。

うすむらさき色の花の一弁はクジャクの羽根のような模様があって、その美しさから観賞用に栽培されていますが、繁殖力が強いため、池や湖などで水面を覆うほど増えて水路の妨げとなったり、在来の水草を排除したりするアレロバシーも有し、「青い悪魔」と呼ばれることも。

国際自然保護連合の「侵略的外来種ワースト100」にも選ばれているほどですが、日本では「特定外来生物」には指定されておらず、休耕水田を利用して栽培し、観光名所となっている所もあります。

花は1日で萎み翌朝は、花茎を「く」の字に曲げて、ちょうどハクチョウが水中の餌を食べているような姿で、花の部分を水中に沈めます。花は水中で種を蒔いているのだそうです。
弁護しますが、わが家のホテイアオイは青い悪魔ではなく炎天下に舞い降りた青い天使です。

人は限界を超えた災いを悪魔の仕業と名付けました。
放射能で汚染されれば、外来種も在来種も、野菜も肉もお米も、怖がられます。宮城県の野性イノシシからは暫定規制値の4倍超の放射性セシウムが検出され、野性鳥獣の肉を食用にしないようにと通知が出されました。調べればもっともっと出てくるでしょう。
野菜も稲藁も牛肉もイノシシも何も悪いことをしていないのにね。

放射能汚染の状況はこれからも続き、さらに広がる不安があるなか、8月17日北海道知事は泊原発再開を容認しました。(高橋はるみ知事は今年4月、脱原発の三候補を大差で破って当選)。

翌日の中日新聞は特報「ニュースの追跡」で1ページを使って、「泊原発再開は必然のながれ? 蜜月 北海道電力と知事」を特集、(選挙前に北海道道民に読んでいたら・・・)。

中日新聞は記事・論説・論客の寄稿に共感することが多く、全国の人に中日新聞を読んでほしいです。中日がんばれ!ドラゴンズもがんばれ!

菅首相は浜岡原発を期限付きながら停止したり、原発に依存しない社会を目指すと宣言。ひょっとしたら日本を脱原発の方向に導いた首相として後世に名を残せたかもしれなかったのに。外野はともかく身内もマスコミも「退陣、退陣」の大合唱はなぜでしょう?菅さん弱気にならないで!

私に出来ることは何かなぁ。ご批判待ってます。