
3月15日、紅梅とともに咲き始めた乙女椿、
紅梅が散って、桜が咲いて、そして桜が散ってもまだ咲き続けている。
毎年、可憐な美しさを眺めてきたが、描くのははじめて。
見れば見るほど、自然の造形の巧みさに魅了されます。
この椿、散って落ちるまで、めしべもおしべも見えません。蝶も来ません。
それが花の名の由来とか。
根元近くから伸びている若木は、実生なのか根から出たものか。
筆の及ばないところは、フォトアルバム「うちの庭4月中旬」で。

例年より早く開花、狂おしいほどに満開を誇っていた今年の桜、いま花吹雪。
俊基卿東下り冒頭の一節、「落花の雪に踏み迷う」さながら。
うちの庭の常連さん、今春も季節を忘れず、勢揃いです。
サルトリイバラ(山帰来)が可愛い緑の花を着けています。
ルリタテハさん、赤ちゃんのゆりかごありますよ、見つけてくださいね。
*アルバムは画面上部のタイトル「清明の頃」に。桜以外は写真です。