
レコードはずいぶん前に手に入れていたのだがあまり聴きこんではいなかった。取り扱いやすいCDで聴いてみる。
1. Singing In The Streets
2. My Old Pals
3. So Long
4. Highway Song
5. Nothing Was Exchanged
6. Slow Dancing
7. Let Me Go
8. So Easy To Begin
9. Help To Guide Me
10. Mattress On The Roof
11. Anywhere But Jimmie's
1曲目、軽快な「Singing In The Streets」はジャック・テンプチンの作品、力が入りすぎているボーカルに少し肩がこる。続く、「My Old Pals」、「So Long」はリチャード・ステコルの作品、癒しのメロディと明るい曲調はいいね。「Highway Song」は再びジャック・テンプチンの作品、力強いボーカルにテンプチンの人柄に好感を持たないでもない。「Nothing Was Exchanged」はジュールズ・シアーの作品、ポップな曲調はシアーの特徴なんだね。「Slow Dancing」は聴かせるテンプチンの作品。
B面スタートからの2曲「Let Me Go」、「So Easy To Begin」はジュールズ・シアーの作品で俺のお気に入りの流れです。エネルギーを身体に満たしてくれる肯定的な歌。「Help To Guide Me」 はリチャード・ステコルのやっぱり明るい曲。「 Mattress On The Roof」は変な曲だがテンプチンの歌声は強引に聴かせるね。再びステルコルの曲で「Anywhere But Jimmie's」、ファンキーな幕引き、大団円ですね。
ジャック・テンプチン、ジュールス・シアー、リチャード・ステコル、グレッグ・リーズ、ビル・ボディン、フランク・コティノーラの6人組バンド「ファンキー・キングス」は76年に唯一、このアルバムを残して解散している。イーグルスのブレイクの後のこのサウンドは時代に後れたのかもしれないが楽曲は素晴らしいよ。個人的にはテンプチンのボーカルに関心は薄いけどね。
3人の優れたソングライターがチームとして一緒にやっていくのは大変だろうな。テンプチンはすでに「Peaceful Easy Feeling」、「Already Gone」をイーグルスに提供していてソングライターとして注目されていたから、バンドへの期待も大きかっただろうな。ジュールス・シアーは後にソングライターとしての名声を得るがこの当時はまだ無名の状態。シアーにとってはテンプチンやステコルとの出会いが大きな刺激になっているね。
(さだ)
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ダグラス
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