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【雑念】暗闇でラックリ【妄言】

わたしがblogをとおして追求するのはたんなる日記や批評よりも、もっとアレな男のロマンである

本当のドリーム・マッチ

2004-11-19 23:38:26 | コラムという名のアレ
おすすめの漫画はなんですか?

世間ではそろそろ大晦日の格闘技戦のニュースが出回るようになりました。K-1の誇るマケボ…いや曙はホイス・グレーシーと総合ルールで、対するPRIDEは夏に不完全燃焼で終わったヒョードルvsノゲイラが目玉となるでしょう。K-1はともかく(笑)、PRIDEの方にはかなり注目しています。

とは言え私はプロレスファンです。
プロレスファンが考える黄金カードといえば正にコレ!ということで、真っ先に読んで欲しいのがこの「グラップラー刃牙・外伝」です。グラップラー刃牙は深夜帯ながらアニメ化もされた人気作ですが、その本編中に登場する「マウント・斗羽」と「アントニオ・猪狩」が対決するというのがこの外伝のストーリーです。

…カンのいい方はもうおわかりですね。そう、現実世界では決着の付かなかった「ジャイアント馬場vsアントニオ猪木」のドリームマッチが繰り広げられるのです。それだけでもプロレスヲタクには鼻血モノなのですが、内容がこれまた凄い。一部のセリフを抜粋しますと…

「ヴァーリトゥードルールなら死んでも食らいたくないシロモノだが、プロレスの場合はそうもいくまい」
「秒殺なんてことが許される、格闘技でもやっていたほうが良かったかもな」
「プロレスラーは技を逃げちゃいけない!相手の技は全て受けきるッ!」

どれもこれもシビれるのですが、中でも一番深いのが「骨を断たせて肉を斬る!それがプロレスだ」という箇所であります。フツーは「肉を斬らせて骨を断つ」なワケで、こりゃ誤植か?と思ったのですが、同じ作者が出版した別の本で「プロレスの場合、あきらかに技をかけている方がかけられている方よりダメージを負っていることもある。だから骨を断たせて肉を斬っているんだよ!」と書かれているのを読んで大変納得しました。

確かに現実でもムーンサルト・プレスを得意とする武藤敬司や小橋建太の膝がガタガタだったり、エルボーを打ち続けた三沢が肘から水を抜いている等、魅せるために自分を破壊していることはままあります。逆に考えれば、そうまでして観客を魅了するのが一流レスラーなのでしょう(本当は寂しいことですがね)。

ここ数年、プロレスの仕掛けが世の中に曝露されて「所詮はプロレス」と思っている方も多いでしょう。が、せめてマンガの中くらい色眼鏡を外して見てください。
そしてマンガに感動できたなら、出来れば大会場で生プロレスを見て欲しいなと思います。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
漫画喫茶 (taka_yu_2004)
2004-11-20 02:48:44
いつも楽しくラックリ見ています、taka_yu_2004と申します 昨日、gooのID登録時のチェックボックスの罠により名前が勝手に付けられました(2004って何かのキャンペーンみたいだよ、おい)  さて、プロレスですね プロレスはショー的な部分も全て受け入れて楽しむのがいいですね なるほどレスラーは自分の体を犠牲に技をかけてるですか! では越中はどうなってしまったのでしょう・・まあ、いいか s_baba氏、今回はつまり、どんな強い奴が戦っていても刃牙の父さん来れば秒殺じゃない、ということを言いたいのですね あれは人間ですか?
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毎度どーも (s_baba)
2004-11-20 23:25:45
コメントありがとうございます。

見てくれる方がいるから頑張る!というのはプロレスと同じですね。

まず、越中選手ですが現在フリーとして主に「プロレスリング・ノア(三沢の団体)」や「ゼロワン(橋本真也の団体)」にて試合をしております。得意のヒップアタックは健在で、あれだけでお客さんを沸かすことの出来る貴重なレスラーだと思います。オフィシャルWEBもあるのでどうぞ。http://www.samurai-soul.com/

で、バキのオヤジ勇次郎ですが、正直強くなり過ぎ…。

「グラップラー刃牙」では主人公が父を越えるという明確なテーマがあったのですが、続編の「バキ」ではオヤジの存在が大きすぎてストーリーがグダグダになっている気がします。

まぁその前に死刑囚が弱すぎたというのも有るのですがねぇ。
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